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乳腺線維腺腫瘤とは…原因、症状、検査、治療のご紹介

公開日: : 最終更新日:2016/02/16 女性に多い病気

乳房 触診若年の女性に最も多く発症する、良性の乳腺腫瘤のひとつです。
線維腺腫が乳がんへと発展することはありません。
乳房にある乳汁をつくる腺胞、小葉に結合組織が増殖し、しこりを作ります。
乳腺線維腺腫瘤には“管内型”と“管外型”の2種類があり、管内型は、乳腺の分泌腺が増殖するもので、管外型は、乳腺周囲の間質が増殖するものです。
最近では腫瘍ではなく、炎症に近い過形成と言われる疾患であるとされています。

原因

思春以降に発症することが多いため、エストロゲン(卵巣ホルモン)が原因と考えられています。
片側の乳房だけに発症することが多いのですが、両方の乳房に発症することもあります。
線維腺腫の発育には個人差があり、10代後半で自覚症状が現れることもあれば、40歳以降まで自覚症状が現れないこともあります。
乳腺線維腺腫は、思春期から次第に形成されていき、20歳前後で腫瘤がはっきりと触れてわかるようになることが多いです。

症状

しこりの大きさは様々で、小豆大の小さなものから、うずらの卵程の大きさほどのものがほとんどですが、まれに、鶏の卵ほどまで大きくなることもあり、ひとつだけではなく複数できることがあります。
しこりの大きさは球状のものが多く、しこりの縁にくびれのような切れ込みの入った分葉状のものもあり、周囲としこりの境目がはっきりと分かります。
また、しこりを触った感じは、乳がんに比べればやや軟らかくて、弾力性があり、触っても痛みはなく、乳腺の中でごろごろとしこりが動くのが特徴です。
しこりの大きさは、時間経過とともに多少は増大しますが、ほとんどの場合は急激に増大することはありません。

検査

ほとんどが医師による触診にて、乳腺線維腺腫瘤と診断がつきます。
乳房X線撮影(マンモグラフィー)や超音波検査、細胞診検査が行われます。
若い人は乳腺の密度が濃いので、乳腺X線撮影では診断しにくいので超音波検査の方が有効で診断がつきやすいとされています。
50歳以降は乳腺X線撮影での診断がつきやすく、石灰化像や腫瘤陰影という乳腺線維症の特徴的なものが発見できます。
これらの検査は乳がんではないかを確かめるために行われるものでもあります。

治療

年齢が25歳以下であったり、線維腺腫瘤が小さいものならば、経過観察のみで特に治療を必要としません。
良性の腫瘍と確認ができたら、年に1、2回くらい定期検査が必要になります。
腫瘍の発育が早く巨大線維腺腫と呼ばれるものの場合は切除の対象になりますが、頻度は高いものではありません。
しかし、25歳以上で発症した場合は乳がんの可能性も考えられるので摘出手術を受けるほうが賢明です。
切除は、局所麻酔をし、手術の跡が目立ちにくいように乳輪切開や乳房下切開などの方法が行われ、皮膚を数センチ切開し、腫瘍を摘出するだけなので外来で受ける事ができます。
また、手術によって乳房に変形が残ることもありません。

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