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Hib(ヒブ)ワクチンについて詳しく説明しています

公開日: : 最終更新日:2015/12/17 予防接種・ワクチン


Hib(ヒブ)ワクチンというのは、インフルエンザ菌b型に対するワクチンです。インフルエンザというと、日本の冬の風物詩ともいえる風邪の強化版を真っ先に連想すると思いますが、それはインフルエンザウイルスの感染による疾患であり、このインフルエンザ菌とは全く異なるものです。
このHibワクチンとは、どういったものなのでしょうか。

インフルエンザ菌ってどんなもの?

インフルエンザ菌というのは、19世紀のインフルエンザ大流行のときに発見され病原菌であると思われていた細菌です。そうした経緯からインフルエンザ菌と名付けられましたが、そのあとインフルエンザの病原体がインフルエンザウイルスであることが判明しており、名前だけが残ることになりました。
ウイルスは生物の体内で生物のように振る舞うタンパク質であり、生物ではありません。対して菌は細菌という生物です。ただの物質と生物ですから、名前は似ていても全く違う存在ということになります。

インフルエンザ菌は、乳幼児の鼻や喉から感染します。子どもが保育園などで集団生活をするとほぼ全てに感染する程度に、ありふれた菌で容易に感染します。

インフルエンザ菌の感染により引き起こされる症状としては、菌血症、髄膜炎、肺炎などがあります。
菌血症は、血液中に菌が入りこんだ状態をいいます。5歳未満の子どもの場合、500人に1人程度がかかるもので、これが髄膜炎や肺炎を引き起こします。初期には風邪と区別する方法はなく、どのような検査でも3割は見逃してしまいます。
菌血症が招く病気のひとつ、髄膜炎は、脳の髄膜に菌が感染するもので、発熱や嘔吐、頭痛、けいれんなどの症状を起こし、進行すると意識障害を起こすことになる、命に関わる重篤な病気です。患者の5%が死亡、25%に運動麻痺や難聴、てんかんといった重い後遺症が残ります。前段の菌血症が風邪と区別がつきにくいため、重症化するまで診断が難しいのが特徴です。

Hibワクチン接種のタイミング

インフルエンザ菌は乳幼児が集団生活をするようになると感染しやすくなりますので、接種するタイミングもそれに備えることになります。
新生児は母親からの移行抗体に守られているので、インフルエンザ菌には感染しにくいのですが、移行抗体が消失する3ヶ月ころ以降から注意が必要となります。また、2歳ごろから自然免疫が発達してくると、感染しても発症しなければ抗体ができるため感染しにくくなります。5歳をすぎると、感染例はほとんど見られなくなります。
こうしたことから、Hibワクチンの接種は2ヶ月以降、5歳未満となります。
Hibワクチンは公費負担での接種ができますので、もよりの医療機関などに問い合わせてください。
また、Hibワクチンはほかのワクチンとの同時接種が認められていますので、四種混合ワクチンとの同時接種ができます。また、1歳を過ぎてからの接種であれば、おたふくかぜ、水痘、麻疹・風疹のワクチンなどとも一緒に接種ができます。
単独接種の場合はほかのワクチンと間隔をあけての接種となります。この場合も、実際に予防接種を受ける医療機関などと相談するようにしてください。

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