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カドミウム中毒の原因、症状、検査、診断、治療方法、予防方法を調べた

公開日: : 最終更新日:2015/03/11 中毒症 , , , , , , ,

カドミウム中毒の原因
カドミウム中毒(かどみうむちゅうどく)とは、鉛や亜鉛といった金属の純度を高いものを抽出する過程で生み出されるカドミウムにより引き起こされる中毒症のことをいいます。
カドミウムはさまざまなものに利用されていますが、それが原因となって鉱山や廃棄物により水や農産物が汚染されてしまい、環境汚染の一因となっています。
前に述べたようにカドミウムは人に中毒症を起こしますが、短期的に少量だけ体内に取り込まれた程度では発症しません。
長期的に多量に摂ってしまうことによって、カドミウム中毒が引き起こされてしまうのです。
なお、富山県の神通川流域で昔、イタイイタイ病が起こったことは有名な話ですが、これはカドミウムを長期間に渡り摂取していたことがおもな原因であるといわれています。

カドミウム中毒の原因

カドミウム中毒が引き起こされてしまうのは、カドミウムを過度に摂ってしまうことが要因となります。
また、長期間に渡り摂ることによっても、中毒症が起こってしまいます。
一般の人が摂取してしまう危険性としては、鉱山などの場所から流れてくる排水を挙げることができます。
前述したように、過去にはカドミウム中毒が公害として発生し、問題になったことがありました。
カドミウムを多量に摂取することにより中毒症が起こる流れですが、体のなかでカドミウムとメタロチオネインが融合し、腎臓で溜め込まれてしまいます。
そうして腎臓に存在する細胞に異常が起こり、腎機能を阻害するようになってしまうというわけです。

カドミウム中毒の症状

カドミウム中毒と一口にいっても、急性のものと慢性のものがあります。
急性のカドミウム中毒が起こった場合には、お腹が痛くなる、お腹を下す、吐き気をもよおしたり胃の内容物を吐いてしまうといった症状が引き起こされますが、改善は早いことが多いのが特徴です。
一方、カドミウム中毒が慢性化すると、腎機能に異常が起こります。
その結果、腎臓の細胞が障害されてしまい、たんぱく尿、アミノ酸尿、糖尿といった症状が引き起こされてしまいます。
さらには骨のなかにあるカルシウムが消失してしまうため、骨軟化症(こつなんかしょう)の症状を招いてしまう原因にもなり、歩行障害といった問題が発生するケースもあるのです。
なお、骨のカルシウムが消失してしまうことにより、背中、腰、股関節、足などの痛みが引き起こされてしまいます。

カドミウム中毒の検査・診断

この中毒症を引き起こしているかどうかを調べるためには、尿検査がおこなわれることになります。
健康な状態であれば腎臓の近位尿細管において再吸収されるβ2‐ミクログロブリンが、カドミウム中毒の患者の場合はみとめられるのが特徴です。
また、140~260マイクロメートルの量を連日摂取し、トータルの量が2,000mg以上摂っていた場合には、尿中低分子蛋白が多くなっていることがわかります。

カドミウム中毒の治療方法

仮にカドミウム中毒を引き起こしてしまった場合、口から摂取して急性のカドミウム中毒の場合には、胃の洗浄がおこなわれるほか、キレート薬を使用して治すことになります。
また、慢性のカドミウム中毒に対してですが、キレート薬をつかった治療を選択するのは不可能であり、カドミウムを含有している水や食品を摂らないといった対処方法を選択するのが最初です。

カドミウム中毒の予防方法

カドミウム中毒を未然に防ぐためには、タバコを吸わないことが大切です。
というのも、非喫煙者より喫煙者のほうが体内で溜め込まれるカドミウムの量が多くなりやすく、中毒症を引き起こしやすいからです。
また、カドミウム中毒の予防方法としては、カドミウムを含有している水や食品などを摂らないことがきわめて重要です。
水や食品内に含まれるカドミウム量は法律により規格基準が設けられていますので、このルールを守っている水や食品なのかどうか確かめた上で摂取しなくてはいけません。

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