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サプリメントの正しい摂り方

公開日: : 健康食品・サプリ


現代人にとってサプリメントは、栄養補助や健康維持のために欠かす事の出来ないものになっています。
ですが、知識不足などによる誤った使用も多く有るようです。
サプリメントは、食品の扱いになる為、個人が自由に購入することが出来る反面、その効果や使用方法について、正確に情報が供給されているとは言いがたい状況です。
サプリメントの効果や効能については、薬事法によって具体的に表示することは禁止されていますが、何らかの効果効能が期待できるのも確かだと思います。 ただし、手軽で便利なサプリメントも使い方次第では、毒になる事もあります。
ぜひ、正しい知識をもって安心して有効利用して頂ければ幸いです。

天然と合成の違い

一口にサプリメントといっても、その種類は様々。
さらに、同じ栄養素を補給するためのサプリメントの中でも、『天然』のものと『合成』のものが存在しています。
では、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか?まず、『天然』のサプリメントですが、こちらは野菜や魚などの食品を、そのまま濃縮加工したものとなります。
つまり、その名の通り天然の素材から作られていますので、食事をとるのと近い状態で栄養素を摂取出来ますし、何より私たち人間の身体になじみやすいということが大きなメリットといえるでしょう。
さらに、天然の素材から作られているということは、単一の栄養素だけではありませんので、様々な相乗効果も期待することができます。
ただ、難点としては、どうしても高額になってしまいますし、ものによっては味のクセが強いという場合もありますから好みが分かれる可能性も考えられます。
続いて、『合成』の方は、科学的な方法で作られているわけですが、それだけに不純物が含まれておらず、望む栄養素を高濃度で摂取しやすいということが大きなメリットです。
また、天然のものと比べるとはるかに安価なものが多いというのも合成サプリメントの特徴といえるでしょう。
ただし、ものによってはほとんど私たちの身体に作用しないようなものもありますし、安価だけに過剰摂取してしまいやすいという傾向がありますから、そこには注意が必要です。
こうして見てみると、一概にどちらのほうが優れているかを決めることはできませんが、効果の高さと続けやすさを考慮して選ぶようにするといいでしょう。

サプリメントの添加物の種類

サプリメントも食品の一種ですから、品質を維持するために何らかの添加物が使われているものです。
その添加物は、もちろん安全性が確認された上で使われているのですが、組み合わせや摂取する量によっては有害になるというケースもあるので、どんな成分が添加物として含まれているのかを知ることは大切といえるでしょう。
元々が、健康になることを目的として摂取するサプリメントなのですから、そのために健康を害したのでは意味がありません。
それに、できれば添加物を摂取しないで済めば、その方が身体にいいことは確かです。
とはいえ、実際にサプリメントを作ろうと思ったら添加物なしにすることは不可能なようです。
サプリメントといえば、錠剤型(タブレット)のものが多いですが、その形を維持するために使われるのが、「乳糖」や「還元麦芽糖」、「結晶セルロース」などの添加物です。
他に、増量剤として「麦芽糖」や「ソルビトール、「デキストリン」、「澱粉」なども用いられています。
また、カプセル型のサプリメントもよく見かけますが、ハードカプセルの材料として、「ゼラチン」や「グリセリン」、「プルラン」、「HPMC」などの添加物が使われます。
ソフトタイプのカプセルの場合も、同じく「ゼラチン」や「グリセリン」が用いられているようです。
他にも「乳化剤」や「増量剤」などはよく用いられているのですが、これら全てが化学合成されたものばかりというわけではなく、食品由来の添加物もありますから、できるなら自然に近いものを摂取したいところですね。

食品添加物の安全性と必要性

サプリメントにかぎらず、現在の私たちが日常的に口にする食品には何らかの添加物が使用されています。
「食品添加物は身体に悪い」というのが一般的な意見だと思いますが、ではなぜわざわざそのようなものが食品に含まれているのでしょうか?結論から言うと、食品添加物は必要だから使われているというのが正解のようです。
もちろん、食品添加物を摂り過ぎてしまうと身体に害を及ぼす可能性が考えられるのですが、だからといって添加物を一切含まないような食品では、食中毒を起こす確率が格段に高くなってしまうのです。
一口に食品添加物といっても、その種類は様々ですが、代表的なものとして「防腐剤」が挙げられます。
もし、防腐剤の使われていない食品が市場に出回ったらどうなるのかということは、容易に想像できるでしょう。
となると、食品添加物を使うからこそ食品の安全性が確保できるということになりますし、そうであるなら十分に必要性もあるということになります。
防腐剤の他に、食品を美味しく見せるための「色素」も食品添加物の一つですが、これも適度に使うことで食品市場が活性化することにつながりますから、経済効果という点から見ても必要性はあると言えそうです。
ただし、いずれにしても「適度」に使われているということが重要なところで、度を越してしまうと安全性の面からも、また倫理的な面からも問題があることは間違いがありません。
ですが、実際のところ食品添加物の使用量については上限が定められていますので、通常は特に気にする必要はないと考えていいでしょう。

成分表を確認しよう

サプリメントを選ぶ時に、ぜひチェックしておきたいのが『成分表』です。
通常、サプリメントというものは、不足しがちな栄養素を補給するために購入するわけですが、実際にサプリメントを販売している薬局やお店に行くと、同じ種類のものでも様々な価格帯の商品があることに驚かされます。
例えば、「カルシウム」のサプリメントを選びたいとすると、同じ購入するなら、肝心のカルシウムの含有量が多いもののほうがいいですよね。
また、これは栄養素の種類にもよりますが、カルシウムの場合なら、単独で摂取するよりもビタミンDや乳酸菌などと一緒に摂取するほうが吸収しやすいと言われていますので、それらの成分が配合されているサプリメントの方が効果は高いと考えられます。
そのようなことも含めて、成分表の内容はしっかりと確認しておくことが大切です。
また、サプリメントも食品の一種である限りは、必ず何らかの添加物が使われています。
食品添加物自体は安全性の基準も設けられていますし必要性もあるものなのですが、サプリメントの種類によっては、本来摂取したいと思っている栄養素よりも食品添加物の量のほうが多いというケースもあるようです。
こうなると、栄養素を補給しているのか、食品添加物を補給しているのかわからなくなってしまいますね。
一概に価格だけで決められるわけではありませんが、あまりにも安価なものだと、摂取したい栄養素がごくわずかしか入っていないというものもありますから、購入する際には成分表をしっかりと確認しておきましょう。

予防医学とサプリメント

『予防医学』というのは、その名の通り、病気が発症してから治療を行うという「治療医学」に対して、病気にならないように予防するというものです。
そして、予防する対象の病気とは何かというと、主に「生活習慣病」と「心の病」ということができるでしょう。
実査に、この2つの病気が現代の日本でもっとも多いと言えますし、事前に予防するという心がけがあれば発症を防げる場合も多いものです。
そんなときに役立つのがサプリメントです。
生活習慣病の原因として「食生活の乱れ」が大きな位置を占めていることは、広く知られていると思います。
現代人の仕事事情などを考えるとやむを得ない面もありますが、脂っこいものや肉食が中心となり、どうしても栄養バランスが崩れてしまいがちですね。
すると、いわゆるメタボリック症候群などになり、「心疾患」や「脳血管疾患」、さらには「がん」などの発症にもつながりやすくなります。
そこで、手軽に摂取できるサプリメントで不足しがちな栄養素を補ってあげれば、無理なく栄養のバランスを取ることができますね。
また、栄養のバランスが崩れた食事を続けていると、身体だけでなく、精神的にも不安定になる傾向があります。
カルシウムが不足するとイライラしやすいというのはよく知られていることですが、栄養バランスが崩れると身体にも不調が出やすいですから、それが精神面に影響するのも当然といえるのかも知れません。
こうして見てみると、「生活習慣病」と「心の病」には栄養のバランスが大きく関係してきますので、予防医学を考える上でサプリメントの役割というのは、決して小さくはないのです。

サプリ同士の相性

食べ物に「食べ合わせ」というものがあるように、サプリメントにも相性があります。
望む効果を得ようと思うと、どうしても複数のサプリメントを摂取することが多くなると思いますが、組み合わせ方によってはお互いの効果を相殺してしまう場合もありますので、サプリ同士の相性には気をつけておきましょう。
一般的に相性がいいと言われているのが、「ビタミンD」と「カルシウム」です。
カルシウムは単独では吸収されにくいのですが、ビタミンDを一緒に摂ることでカルシウムの吸収を増進してくれます。
また、「マグネシウム」と「カルシウム」も相性がいいことで知られています。
この2つを同時に摂ると、互いに協力しあって筋肉や神経に良い影響を与えてくれるのです。
他に、「ビタミンC」と「ビタミンE」、それに「ベータカロチン」も一緒に摂ると、それぞれの抗酸化作用が増幅され、生活習慣病や老化の防止に効果的です。
逆に相性が悪いのが、「食物繊維」と「ミネラル」ですね。
食物繊維といえば、お通じを良くすることで知られていますが、要は排泄作用を増進するわけですね。
その上、食物繊維はミネラルを吸収しやすいという性質を持っていますから、この2つを一緒に摂取してしまうと、せっかくのミネラルが全部排出されてしまいやすくなります。
そうなると、ミネラルを摂る意味がなくなってしまいますから、この2つを飲みたい場合には時間帯をずらすなどの工夫をするほうがいいでしょう。

医薬品との相性

「サプリメントは栄養補助食品だから、医薬品との相性は考えなくても大丈夫」と思われがちですが、飲む薬の種類によっては効果を弱めてしまったり、逆に効きすぎてしまったりすることもありますので注意が必要です。
例えば、「血液凝固防止薬」を飲んでいる人が「ビタミンA」を併用すると、抗血液凝固作用が増進されるので、効き目が強くなりすぎるということになります。
同じく「血液凝固防止薬」は「ビタミンE」を大量摂取すると、出血傾向が強くなる可能性があるようです。
また、「パーキンソン病治療薬」に「ビタミンB6」を併用すると、薬の代謝を促進してしまうため効き目が弱くなることがわかっています。
他に、「利尿薬」と「ビタミンC」の併用は腎臓結石や尿路結石の原因になりやすく、「抗てんかん薬」と「葉酸」の併用は薬の効き目が弱くなるとされています。
さらに「骨粗しょう症治療薬」と「カルシウム」や「マグネシウム」の併用、「抗てんかん薬」や「強心薬」、「抗不整脈薬」、「免疫抑制剤」などの薬と「西洋オトギリソウ」の併用、「血液凝固防止薬」と「イチョウ葉エキス」や「クロレラ」、「青汁(ケール)」の併用、「強心薬」と「カンゾウ(甘草)」の併用は、それぞれ避けたほうがいいことがわかっています。
他にも気をつけたほうがいい組み合わせがあるでしょうから、医師から薬を処方された時には、普段飲んでいるサプリメントを併用しても問題ないかどうかを確認しておくといいでしょう。

ビタミン類

サプリメントにもいろいろな種類のものがありますが、中でも特に充実しているのが『ビタミン類』といえるでしょう。
一口にビタミンといっても、その中には「ビタミンA」、「ビタミンB群」、「ビタミンC」、「ビタミンD」、「ビタミンE」、「ビタミンK」など、大きく分けて6種類のものがあります。
それぞれの効果を簡単にご紹介しておきましょう。
「ビタミンA」は皮膚や粘膜を守る働きがあり、眼や肌の健康に効果があるとされています。
また、活性酸素を減らす働きもするため、がんの予防にもつながると言われています。
「ビタミンB群」は、「ビタミンB1」、「ビタミンB2」、「ビタミンB6」、「ビタミンB12」、「パントテン酸」、「葉酸」、「ナイアシン」、「ビオチン」などを総称したものです。
こちらは含まれている種類が多いので、その分効果も幅広くなりますが、疲労回復や脂肪の燃焼、老化防止、免疫力の強化、動脈硬化の改善などに効果があるとされています。
「ビタミンC」はサプリメントの中でも、もっともポピュラーなものですが、抗酸化作用や免疫力の向上、美容効果などが期待できます。
「ビタミンD」は、カルシウムの吸収を助ける働きをしますので、骨や歯を強くし、骨粗しょう症の予防にもつながります。
「ビタミンE」は、高い抗酸化作用を持っていて「若返りビタミン」とも呼ばれていますね。
最後の「ビタミンK」は、出血している時には血液を凝固させ、逆に出血していない時には血液をスムーズに流れさせるという、血液が固まることを調整する働きをしてくれます。
これにより、ケガをした時の出血を止めるだけではなく、血栓などで血液が固まることを防いでくれるのです。

ミネラル類

サプリメントの中で、ビタミンについで種類が多いのが『ミネラル』でしょう。
ミネラルは、私たち人間が生きていく上で欠かせない栄養素ですが、残念ながら体内で生成することはほとんどできません。
そこで、効率よく摂取できるようにサプリメントも豊富に登場しているのです。
ミネラルは7種類の「主要ミネラル」と、9種類の「微量ミネラル」というものがあり、これら16種類を総称して「必須ミネラル」と呼んでいます。
主要ミネラルの内訳は、「カルシウム」、「カリウム」、「ナトリウム」、「塩素」、「マグネシウム」、「硫黄」、「リン」となっていて、微量ミネラルの方は「鉄」、「銅」、「コバルト」、「セレン」、「亜鉛」、「マンガン」となっています。
特に代表的なものの効果をご紹介しておくと、「カルシウム」が骨や歯の健康に大きく関与していることは言うまでもないと思いますが、さらに神経を安定させる働きもするので、イライラの解消にも効果があります。
また「マグネシウム」にも骨や歯を丈夫にする働きがあり、「カルシウム」と「リン」を同時に摂取することで骨粗しょう症の予防や改善に効果が期待できます。
「鉄」が貧血に効果があることも、よく知られていますね。
鉄は赤血球の中にあるヘモグロビンの主成分となりますが、これを摂取することで血液が酸素を全身に送り届けやすくなりますので、美容効果も期待できます。
「亜鉛」も重要なミネラルで、皮膚や髪の健康を維持する働きや代謝を活発にする効果があり、それでいて不足しがちなものでもありますので、サプリメントでの摂取が効果的です。

アミノ酸類

『アミノ酸』といえば、私たち人間の身体を作っているタンパク質の構成要素として知られているものですね。
もしもアミノ酸がなくなってしまうと、私たちの身体は分解してバラバラになってしまうと言われています。
私たちに必要なアミノ酸は全部で20種類あり、そのうちの11種類は体内で合成することができるのですが、残りの9種類は食事などで補給しなくてはいけません。
合成できるものは「非必須アミノ酸」と呼ばれていて、合成できないものは「必須アミノ酸」と呼ばれています。
非必須アミノ酸には、「グリシン」、「セリン」、「グルタミン」、「グルタミン酸」、「プロリン」、「チロシン」、「システイン」、「アラニン」、「アスパラギン」、「アスパラギン酸」、「アルギニン」などがあり、必須アミノ酸には、「ロイシン」、「イソロイシン」、「バリン」、「メチオニン」、「スレオニン」、「トリプトファン」、「フェニルアラニン」、「リジン」、「ヒスチジン」などの種類があります。
非必須アミノ酸は体内で合成できますから、外部から補給する必要はないように思われるかもしれませんが、バランスよく摂取するためにはサプリメントを活用したほうが良いようです。
実際にアスリートやプロスポーツ選手は「グルタミン」や「アルギニン」などの非必須アミノ酸をサプリメントで摂取しているといいます。
スポーツ選手のように特定の目的がある場合はピンポイントで摂取してもいいのですが、健康管理のためであれば多くのアミノ酸がバランスよく配合されているサプリメントを選ぶほうが良いでしょう。

ハーブ類

『ハーブ(Herb)』というのは、ラテン語の「Herba(ヘルバ)」という言葉が元になっているもので、『草』を意味しています。
ですが、全ての『草』がハーブというわけではなく、その中でも、私たち人間にとって何らかの効果があるものを特にハーブと呼んでいるわけです。
効果の高いハーブは海外のものも多いため、日常的に摂取することは難しくなります。
そこで、サプリメントという形で摂取するという方法が注目されるわけですね。
ハーブ類のサプリメントの中でも、特に代表的なものとしては「ブルーベリー」や「イチョウ葉」、「エキナセア」、「セントジョーンズワート」、「ノコギリヤシ」、「にんじん」などが挙げられます。
ハーブ類は種類も多いのですが、海外では医薬品として用いられることも少なくありません。
また、日本でサプリメントというと、ビタミン類やミネラル類が一般的ですが、ヨーロッパではハーブ類のほうが主流となっているようです。
植物が元になっていますから、副作用が少ないというイメージが有るのですが、意外とハーブ類のサプリメントのほうが健康被害例は多いと言われています。
というのも、ハーブ類は種類も多いため、十分に研究されていないものもかなりあるのです。
それに、日本人にはなじみのない種類のものも多いですから、体質に合わない様なものもあるのかもしれませんね。
あまり軽率には判断せず、十分に下調べをした上で選んだほうが安心といえるでしょう。

食物繊維類

『食物繊維』といえば、便秘を改善するなど、腸内環境を整える働きがあり、さらには大腸がんの予防効果も期待できるなど、とても重要な栄養素といえるものです。
しかし、ひと昔前には身体に吸収されないことから、「単なる食べ物のカス」という風に考えられていたそうです。
ですが、その後の研究で食物繊維の働きがどんどん解明されていき、今では五大栄養素の「糖質」、「脂質」、「タンパク質」、「ビタミン」、「ミネラル」に次いで、『第六の栄養素』と呼ばれるようになっています。
ただ、現代人の食生活では、ついつい不足しがちなものですので、この食物繊維類を効果的に摂取するためにはサプリメントが便利です。
実際に、食物繊維類を含んでいるサプリメントは多いのですが、成分表に「食物繊維」と書かれていることは少ないため、一般的には見分けることが難しいものです。
そこで、成分表に書かれている食物繊維の種類をいくつかご紹介しておきましょう。
まず、水と一緒になるとゼリー状になる水溶性食物繊維には、植物由来の「ペクチン(りんごペクチン)」、「グルコマンナン(マンナン、こんにゃく粉末)」、「ガム質(グアガム、アラビアガム)」、「海藻多糖類(アルギン酸、フコイダン、ラミナリン、カラギーナン)」などがあり、動物由来のものとしては「コンドロイチン」があります。
次に、水に溶けない不溶性食物繊維には、植物由来の「セルロース」、「ヘミセルロース」、「リグニン」があり、動物由来のものとしては「キチン」、「キトサン」、「コラーゲン」などがあります。

抗酸化物質類

『抗酸化物質』といえば、老化の原因になると言われている「活性酸素」を除去する働きを持つことのことですね。
健康はもちろん、高い美容効果も期待できるため「アンチエイジング」のための物質として広く注目されています。
一口に抗酸化物質類といっても、その種類は「酵素」、「ビタミン」、「植物栄養素」という3種類に分けることができます。
順に見ていくと、「酵素」は私たちの身体の中でたんぱく質とミネラルから合成されるもので、その中でも抗酸化酵素と呼ばれているのが「SOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)」、「グルタチオンペルオキシターゼ(GSH-Px)」、「カタラーゼ」という3つです。
この3つの酵素が互いに関連し合うことで、活性酸素を取り除いていってくれるのです。
次に「ビタミン」ですが、「ビタミンA(βカロチン)」と「ビタミンC」、それに「ビタミンE」の3種類が抗酸化ビタミンと呼ばれています。
他に「ビタミンB2」も抗酸化物質を助ける補酵素として働きます。
これらのビタミン類は体内で作ることができないので、サプリメントで摂取することが望ましいといえるでしょう。
最後に「植物栄養素」ですが、代表的なものとして「カテキン」や「カロテノイド」、「アントシアニン」、「ケルセチン」、「イソフラボン」などがよく知られています。
それぞれを単独で摂取するよりも、これらの3種類をバランスよく摂取することで互いに協力し合いますから、より高い抗酸化作用が期待できるといえるでしょう。

医薬品・医薬部外品・食品の違い

『医薬品』と『医薬部外品』、それに『食品』の違いをご存知でしょうか?何となく雰囲気ではわかるかもしれませんが、ここで一度、これらの違いをハッキリとご紹介しておきましょう。
これらの違いは、「薬事法」で定義されています。
まず『医薬品』は、日本の医薬品の規格基準書である「日本薬局方」に収められていて、人や動物の病気を治療、または予防する目的で用いられるものとされています。
なお、ここには様々な医療器具や歯科材料のようなものは含まれません。
次の『医薬部外品』は、人体に対する作用が比較的穏やかなものを指し、吐き気などの不快感を止めるものや、体臭・口臭の防止、あせも・ただれの防止、育毛剤や除毛剤などを指しています。
最後の『食品』は、すべての飲食物を指し、なおかつ上記の医薬品や医薬部外品は含まないものとされています。
通常、『医薬品』、『医薬部外品』とくると、次は『健康食品』という言葉を思い浮かべますが、これは薬事法にも食品衛生法にも使われていない言葉です。
ですから、今のところ『健康食品』というのは正式名称ではなく、俗語のような扱いとされています。
ですが、健康食品であっても食品であることには違いがありませんので、広告宣伝上で何らかの治療効果や予防効果を謳うと、薬事法違反になってしまいます。
最近では『トクホ(特定保健用食品)』というものも増えてきていますが、これは消費者庁長官の許可を受けて、保健の効果(許可表示内容)を表示することのできる食品ということになります。

摂取のタイミング

サプリメントのパッケージを見ると、「一日○~○粒を目安に」という表示はありますが、どのタイミングで摂れば効果的なのかについては記載されていませんよね。
薬なら、食前・食間・食後などの指示があるのに、サプリメントは不親切だなと思っていたら、実はサプリメントは食品として扱われるため、摂取のタイミングを記載するのは薬事法で禁止されているそうです。
ですが、実際問題としては、摂取するタイミングによってサプリメントの吸収率や効果の表れ方に差が出ることもあると言いますから、ここでは一般に効果的と思われるサプリメントの摂取タイミングをご紹介しておきましょう。
基本的にサプリメントは、『食後』に摂るのが効果的とされています。
というのも、食後の方が胃や腸の中で食事と混ざり、サプリメントの栄養素を効率よく吸収することができるからです。
それにサプリメントの栄養成分は濃いものが多いので、空腹時に摂ると胃を荒らしてしまう可能性も考えられます。
また、1日の摂取量が多いものに関しては『数回に分割して摂る』ということも効果的です。
一度に大量のサプリメントが入ってくるとムダになる可能性がありますが、適量のものが数回にわたって入ってくると身体に吸収されやすくなるということですね。
それから、ごく基本的なことですが、必ず『水と一緒に飲む』ということも忘れないでください。
もしもサプリメントが食堂の途中で止まってしまうと、胃を荒らすなど他の病気を起こしてしまうこともあります。
そのようなことのないように、水でしっかりと今で流し込んであげましょう。

摂取の時間

サプリメントを摂取するタイミングは、概ね食後がいいと言われていますが、1日3回食事をとるとしたら、時間帯はどこがいいのでしょうか?
もちろん、これもサプリメントの種類によって変わってくるのですが、原則的には寝る前が良いと言われています。
というのも、眠っている時というのが、私たちの身体が修復されている状態なので、その時にサプリメントの栄養素がダイレクトに吸収されやすいとされているんです。
サプリメントの栄養素というのは、1~4時間ほどかけて、ゆっくりと体内に吸収されていきます。
ですから、基本的には眠る2~3時間前に摂取しておくといいでしょう。
そうなると、食後から間が空いてしまう人もいるかもしれませんが、必ずしも食後すぐである必要はありませんので、30分~1時間後くらいに摂取するといいでしょう。
ただし、食後に糖や脂肪の吸収を穏やかにするためのサプリメントは、食後すぐでないと効果が見込めませんし、満腹感を感じさせて食事量を減らすタイプのものであれば、逆に食前でないと効果はありません。
他に、運動する時のアミノ酸やビタミンBの補給は、運動の30~60分前が効果的ですから、サプリメントの種類によって摂取の時間というのは変わってくるものです。
ですから、概ねビタミン類やミネラル類など、健康のために摂取するサプリメントは眠る前に、それ以外のダイエットや運動効率を上げるものについては効果が見込めるタイミングを狙って摂取するようにしましょう。

過剰摂取

サプリメントは薬ではないため、過剰摂取の心配はないと思われがちなのですが、種類によっては問題が発生するケースがあります。
効果を急ぐあまり過剰摂取してしまって副作用が発生するということは少なくありませんので注意しておきましょう。
特に、過剰摂取で問題があるとされているのは、次の種類です。
まずは「ビタミンA」を過剰摂取すると、「めまい」や「激しい頭痛」、それに「吐き気」などが急に現れる場合があります。
ただし、これは動物性のビタミンAである「レチノール」の場合ですので、植物性のビタミンAである「βカロテン」はその限りではありません。
続いて「ビタミンB6」は、過剰摂取で「知覚障害」や「末梢神経の障害」、「腎臓結石」などが起こる可能性があります。
また、ビタミンB群の「ナイアシン」では「かゆみ」や「頭痛」、「下痢」、「吐き気」などが、同じくビタミンB群の「葉酸」では「じんましん」や「発熱」、「アレルギー症状」などが起こる場合があります。
他に「ビタミンE」では、まれに「消化不良」や「かゆみ」、「ほてり」、「むくみ」、「頭痛」、「発疹」などが起こることもあるようです。
最後に「ビタミンD」では、体内に蓄積されやすいという性質があるため、「腎臓障害」が起きて「尿毒症」を発症することもあるため十分な注意が必要です。
ただし、これらの副作用はあくまでも過剰摂取した場合に起こるものであり、適量を守っていれば特に心配はありません。
常に指定された量を守って摂取するようにしましょう。

副作用

「サプリメントは健康食品だから、医薬品のような副作用はない」とおもわれがちなのですが、実はサプリメントにも副作用というものが存在しています。
とはいえ、通常の摂取をしている限りにおいては、その可能性は低く、主に『過剰摂取』した場合や、『特定の医薬品と同時摂取』した場合に副作用が起きるようです。
『過剰摂取』に関しては、パッケージに記載されている適量を守ればいいだけなのですが、「早く効果を実感したい」などの理由で適量を守らない人は意外と多いですから十分に注意してください。
また、『特定の医薬品と同時摂取』ですが、これは次のような副作用を起こす可能性が確認されています。
ビタミンCと炭酸脱水酵素抑制剤の併用で『尿路結石』 が起こりやすく、ビタミンEと血栓防止薬や抗凝固剤などの併用で『出血傾向』が高まります。
ビタミンAと抗がん剤や、角化治療剤などを併用すると作用が似ているため『過剰症』を起こしやすく、葉酸と抗てんかん薬を併用すると『互いの作用を相殺』すると言われています。
他にも、ビタミンB6とパーキンソン治療薬のレボドパ、ビタミンDと強心剤、ビタミンKと抗凝固剤のワルファリン、カルシウムと骨粗鬆症治療薬、鉄分と甲状腺ホルモン剤や抗生物質、抗菌剤など、イチョウ葉エキスと抗凝固剤などの併用が副作用を起こしやすくなります。
概ね、互いの作用を過剰に高めてしまうか、逆に相殺してしまうというものですが、いずれにしても危険性はありますので、医薬品とサプリメントの飲み合わせには注意しましょう。

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