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LGG乳酸菌の効果・効能・特徴

公開日: : 最終更新日:2016/03/27 健康食品・サプリ, 乳酸菌, 乳酸菌の種類と効果


LGG乳酸菌は、主にアトピー性皮膚炎への効果で注目されている乳酸菌です。そのほか、アレルギー疾患やインフルエンザウイルスへの効果も報告されており、その能力について大きな期待が寄せられています。

LGG乳酸菌の発見と特色。

LGG乳酸菌は、1985年にアメリカのタフツ大学で、ゴルバッハ博士とゴルディン博士により、腸内からの分離に成功した乳酸菌です。正式名称を「ラクトバチルス・ラムノーサス・GG」といい、GGの部分は二人の博士の頭文字からとったものです。
1987年、フィンランドのバリオ社が商品化の独占ライセンスを獲得、3年後の1990年に商品化がはじまりました。バリオ社はフィンランドの乳業メーカーで、機能性食品の研究開発を進めています。バリオ社は多くの国の企業と商業権の契約を結んでいますが、契約できるのは1国につき1社だけであり、日本で権利を持っているのはタカナシ乳業だけです。
2001年、LGG乳酸菌に関する新たな発表がありました。イギリスの医学誌『ザ・ランセット』において、LGG乳酸菌がアトピー性皮膚炎の予防効果あるという研究結果が出されたのです。
アトピー性皮膚炎に悩む人が増えている昨今、この研究結果は大いに注目され、商品化の波が拡大することとなりました。

また、LGG乳酸菌の最大の特徴は、毛を持つことです。
乳酸菌は、通常は表面がなめらかなものですが、LGG乳酸菌にはPiliと呼ばれる線毛が生えています。この毛があることにより、腸の表面に定着する能力が、ほかの乳酸菌より高いことが、実験により明らかになっています。乳酸菌による整腸作用は、腸内に菌が多くとどまるほど効果が期待できるわけですから、この毛の効果は大きなアドバンテージとなります。

LGG乳酸菌の効果

LGG乳酸菌は、生きたまま摂取できる微生物、プロバイオティクスとして多様な効果が発見されています。

まず、ほかの乳酸菌と同様、整腸作用があります、腸内細菌には多様な菌が生息していますが、それぞれ腸に対する働きにより善玉菌と悪玉菌にわけられています。乳酸菌は善玉菌に分類される菌ですので、これが増えることで悪玉菌の増殖を抑制できます。
LGG乳酸菌は消化液に負けない耐酸性を持ち生きたまま腸に届きますので、食品で摂取することで善玉菌を増加させられます。善玉菌が優勢になれば、腸内環境が良くなりますので、代謝の活発化やお通じの改善など、健康増進に結びつき病気を予防できるわけです。これにより、下痢の予防効果についても良いということが報告されています。
さらにLGG乳酸菌が分泌するタンパク質が腸の炎症を抑え保護する働きがあることがわかっており、この効果が腸内環境の改善に貢献していることがわかっています。

また、LGG乳酸菌には、感染症の予防効果があるという研究結果が出ています。
動物実験によれば、インフルエンザウイルスの感染による症状を軽減させるだけでなく、ウイルスの数を減少させるほか、免疫力の増大効果があることも報告されています。

そして、アレルギー疾患に関する研究も進められており、妊婦にLGG乳酸菌を与えると、生まれてくる子どものアトピー性皮膚炎の発症率が減少した、という実験結果が出ています。
この実験は、アトピー性皮膚炎の子供本人ではなく、その母親に注目したのが特徴です。子どもは出産時に産道の中ではじめて外界に触れますが、このときに母親から感染症が伝染するケースが多いため、子どもの健康については母親の状態もまた重要なのではないか、と考えたのが、この実験の発想のもとです。
実験では、母親を2つのグループに分け、片方にLGG乳酸菌を摂取させたのち産後の子どものアトピー性皮膚炎の発症率を比較する方法をとりました。結果として、LGG乳酸菌を摂取したグループの母親から生まれた子どもは、アトピー性皮膚炎の発症率が半分に抑えられるという結果となりました。
そのうえ、母乳中の抗炎症性成分の含有率が上がることも明らかになっており、LGG乳酸菌を母親が摂取することにより、子どものアレルギー疾患の発症率が低下する理由の一つとなっています。
加えて、花粉症を改善する作用についても報告があり、LGG乳酸菌はこのようなアレルギー疾患に関する効果が、とくに注目を集めています。

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