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メネトリエ病(胃巨大皺壁症)の原因・症状・治療

公開日: : 最終更新日:2015/04/07 胃・食道の病気

メネトリエ病(胃巨大皺壁症)
メネトリエ病とは胃巨大皺襞(しゅうへき)や過形成性胃炎と称されることもあり、胃の巨大なしわやひだが形成される病気のことをいいます。
血中のたんぱく質、特にアルブミンが胃粘膜から漏出することから、低たんぱく血症を伴っているのが特徴です。
この病気が引き起こされやすい人は主に中高年ですが、子供が発症することもあります。

メネトリエ病(胃巨大皺壁症)の原因

明確な原因はいまのところわかっていません。
しかしながら、免疫反応の異常、サイトメガロウイルスやヘリコバクター・ピロリの感染が原因として考えられています。

メネトリエ病(胃巨大皺壁症)の症状

メネトリエ病の主な症状としては、吐き気や嘔吐、下痢、みぞおちのあたりの痛み、貧血、全身のむくみ、吐血、下血、食欲の低下、体重減少を挙げることができます。
また、必ずしも何かしらの症状があるとは限らず、これといった症状を自覚しないケースもあるといわれています。
そのほか、胃液中に含まれるたんぱく量や胃酸分泌量が多くなること、血液の血清たんぱく、血清鉄、赤血球の量、ヘモグロビンの量が少なくなるのもメネトリエ病の特徴といえるでしょう。

メネトリエ病(胃巨大皺壁症)の検査と診断

胃のX線検査や内視鏡検査を行うことにより、メネトリエ病か否かを診断することになります。
胃がんやリンパ腫を否定するため、生検による組織検査も行われます。
さらに、たんぱく質漏出を調べるために血液検査やたんぱく漏出検査をすることにもなるでしょう。

メネトリエ病(胃巨大皺壁症)の治療の方法

軽症の場合は経過観察のみとなりますが、そうでない場合には胃酸分泌抑制薬などを使用する薬物療法が行われます。
低たんぱく血症に対しては、高たんぱく食を摂るなど食事療法がメインになるでしょう。
この低たんぱく血症の漏出具合がひどい場合、前述した治療が効果を発揮しない場合には、胃の切除手術が検討されます。
そのほか、ピロリ菌やサイトメガロウイルスの感染の場合には、除菌治療などが行われることになります。

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