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逆流性食道炎の原因・症状・治療

公開日: : 最終更新日:2017/05/31 胃・食道の病気

逆流性食道炎

逆流性食道炎(胃食道逆流症)とは

胃食道逆流症(いしょくどうぎゃくりゅうしょう)とは、強酸性の胃液や胃で消化中の内容物が食道に上がってくることで炎症を引き起こし、食道粘膜がただれたり潰瘍ができたりする病気のことで、またの名を逆流性食道炎(ぎゃくりゅうせいしょくどうえん)といいます。

炎症によって粘膜がただれたり潰瘍ができたりすることにより、胸焼けや胸の痛みといった症状が出現します。
なお、胃液が逆流して胸焼けなどの症状は出現していても、粘膜のただれや潰瘍が生じていない病気は非びらん性胃食道逆流症といいます。

胃食道逆流症は、これまで日本人には起こりにくい病気でしたが、食生活の欧米化などによって胃食道逆流症を招いてしまう人が増加しています。
また、これまでは高齢者に起こりやすい病気とされていましたが、いまでは若い世代の患者数も多くなっている状況です。

胃食道逆流症(逆流性食道炎)の原因

この病気が起こるしくみ

食道は胃液に対して弱く、正常な体では胃液で食道が損傷しないように、逆流しないためにある筋肉が機能しています。
ある筋肉というのは下部食道括約筋といい、食道と胃の境にあります。

この部分は普段は閉じた状態になっていますが、下部食道括約筋は飲食物を飲み込むときには胃と食道の境が開いて胃へと送り込むようにし、あとのときは閉めて胃の内容物が上へとあがってこれないようにしてくれています。

しかし、後述する原因によってこの筋肉が正常に機能しなくなることにより、開いたままになって食道に胃酸が逆流してしまうのです。
また、食道のぜん動運動や唾液も胃食道逆流症と関係があります。

食道のぜん動運動によって胃のなかのものが食道へと上がってきても速やかに胃へと再び送り込まれますし、唾液を飲むことにより食道に逆流した胃液を薄めて流されます。
そしてこうした機能によって胃液や胃内容物によって食道がダメージを受けないようになっているのです。

食道のぜん動運動や唾液も、後述する原因によって機能が失われてしまい、胃食道逆流症を助長することになってしまいます。

そのほか、胃酸が過度に多くなることによって、胃液や胃のなかのものが食道へと上がり、長くとどまることによっても胃食道逆流症は起こります。
胃酸が過多に分泌される状態も、後述する原因によってなります。

年齢の高まり

ここからは下部食道括約筋、ぜん動運動、唾液に悪影響をおよぼし、胃食道逆流症の原因になり得る要素をあげていきますが、そのうちの一つに加齢があります。

歳を重ねていくことによって下部食道括約筋の機能が低下するだけでなく、食道のぜん動運動も悪くなり、唾液の分泌量も減ってしまいます。

これにより食道への逆流が起こりやすくなるだけでなく、逆流したものを胃へと戻すことも難しくなってしまいます。

脂質・タンパク質・食事量の摂り過ぎ

過度な脂質や食事量の摂り過ぎにより、何も食べていない状態で下部食道括約筋が弛緩し、食道へと胃液が上がっていってしまうことがあります。

脂質の多い食事では十二指腸でホルモンの一種であるコレシストキシンの作用により、また食事量が多過ぎることで胃が引き伸ばされて、下部食道括約筋が弛緩するといわれています。

また、脂質の多い食事は胃酸の増加を招くことによる胃液の逆流リスクも高めます。
タンパク質の多い食事は消化に多くの時間を費やすことになり、長時間にわたり胃にとどまるため、胃液が食道へと上がっていきやすくなってしまいます。

前傾姿勢

高齢になって腰が曲がっていたり、デスクワークで猫背になっていたりというように、前かがみの姿勢でいると腹部が圧迫されて、胃のなかの圧力が上昇してしまいます。
そしてその結果、胃液の逆流を招きやすくなってしまうのです。

腹部の締め付け

ベルトなどでお腹をきつく締め過ぎている状態では、胃を外から圧迫してしまうことになります。
そしてこの状態では胃液が食道へと上がってしまいやすくなる原因になります。

食道裂孔ヘルニア(しょくどうれっこうへるにあ)

年齢や腹圧の高まりなどによって、食道側へと胃がはみ出た状態を食道裂孔ヘルニアといいます。
食道と胃の境目のしまりが悪くなることにより、逆流を招きやすくなってしまいます。

肥満

欧米では肥満の人が食道裂孔ヘルニアを招きやすいことがわかっています。
また、太っていることによって腹圧が高まることも、逆流を招いてしまう原因になります。

喫煙・飲酒

タバコを吸ったりお酒を飲んだりすることも、胃食道逆流症の症状を招く原因として含まれます。
タバコやアルコールは、下部食道括約筋のしまりを緩くしてしまいます。
また、アルコールには胃酸の分泌を促進する作用があります。

ストレス

ストレスによって、胃酸への食道粘膜の感受性が上昇します。
これにより少量の胃酸が食道へ上がっただけでも食道の粘膜が過剰反応を起こし、胸焼けの症状が強く出てしまいます。

ヘリコバクター・ピロリの除菌治療

一般にピロリ菌と呼ばれているヘリコバクター・ピロリの除菌治療が終わったあとに、胃食道逆流症を起こすことがあります。

治療を受けた人の5~10%に引き起こされるという報告があるものの、一過性で症状が軽いことが多く、治療が必要になるレベルになることは滅多にありません。

ヘリコバクター・ピロリの除菌治療によって落ちていた胃酸の分泌が元に戻ることが原因で胃食道逆流症が起こるのではないかという見方がされています。

ヘリコバクター・ピロリと胃食道逆流症

日本人に胃食道逆流症が起こりにくかった理由の一つに、ヘリコバクター・ピロリが関係しています。

ヘリコバクター・ピロリは胃のなかにせい息し、慢性胃炎(まんせいいえん)や胃・十二指腸潰瘍(い・じゅうにしちょうかいよう)、胃癌(いがん)などさまざまな病気を引き起こす細菌です。

ヘリコバクター・ピロリに感染している人の数が多い国は胃食道逆流症を起こす人が少ないことが知られており、その理由はヘリコバクター・ピロリによって胃炎が生じると、胃酸の分泌が低下するというものです。

かつて日本はヘリコバクター・ピロリの感染者数が非常に多かったのですが、衛生環境が飛躍的によくなったため、高齢者に比べて若い人の感染者は激減し、その反動で胃食道逆流症を起こす日本人が多くなっています。

薬物

高血圧の治療で使用する降圧薬など、特定の種類の薬には下部食道括約筋の弛緩作用をもたらすものがあります。
下部食道括約筋が緩くなることで、逆流が起こりやすくなります。

胃切除手術

胃癌(いがん)などの病気の手術で胃を切除することにより、胃の入り口の逆流を防ぐ機能が失われてしまうことが原因で胃食道逆流症が引き起こされます。

とくに胃の全摘出手術や、噴門(入り口)側の胃を切除する手術を行なったあとに起こりやすいです。

便秘

お通じが悪いとお腹が張るというのは、便秘を持っている人は経験していることでしょう。
お腹が張っている状態では腸によって胃が圧迫されてしまい、食道まで逆流しやすくなってしまいます。

胃食道逆流症を起こしている常習性便秘症(じょうしゅうせいべんぴしょう)の人は、大体10人に1人はいるとされています。

胃食道逆流症(逆流性食道炎)の症状

胸焼け

胃液や胃のなかにあるものが食道へと上がってくると、胸焼けの症状が起こります。
胸焼けというのは、症状の名前にあるとおり、胸の焼けるような不快感のことをいいます。

呑酸(どんさん)

胃食道逆流症では、胸焼けのほかに酸っぱいものが上がってきてゲップが出てしまう症状が引き起こされます。

この症状のことを呑酸といい、酸っぱいものがこみ上げたりゲップが出たりするだけでは済まず、嘔吐(おうと)してしまうこともあります。

胸の痛み

締め付けられるような胸の痛みを、胃食道逆流症では自覚するケースがあります。

このように表現される痛みは、心臓の病気である狭心症(きょうしんしょう)や心筋梗塞(しんきんこうそく)でも起こるものであるため、自己判断で胃食道逆流症と決め付けて放置してしまうのはよくありません。

咳(せき)・喘息(ぜんそく)

胃液が食道へと上がってくることにより、のど、気管支、神経に刺激を与えます。
これにより咳や喘息の症状が出現することがあり、胃食道逆流症の治療を受けることにより、喘息の症状が落ち着く人もいます。
なお、咳の症状に痰(たん)は伴いません。

のどの異常

胃液が上昇してくることにより、のどの炎症が生じて違和感や痛みが出てくることがあります。
悪化すると食べ物や唾液を飲み込みにくいと感じたり、声がかすれてしまったりすることもあります。

なお、飲み込みにくいと感じる症状は食道癌(しょくどうがん)の主な症状の一つでもあります。
食道癌は初期段階では自覚症状に乏しく、自覚症状が出てくるころにはある程度、病気が悪化しています。

胃食道逆流症と決め付けることなく、医療機関で検査を受けることが食道癌で手遅れにならないためには大切といえるでしょう。

出血

食道に生じている炎症がひどくなった場合には、出血を起こすことがあります。
血を吐いてしまったり、黒い色の便が出たりすることがあります。

バレット食道(ばれっとしょくどう)

胃液の逆流を繰り返していると、食道の粘膜を覆っている粘膜細胞の扁平上皮(へんぺいじょうひ)が、胃や腸を覆っている粘膜細胞の円柱上皮(えんちゅうじょうひ)に近い組織に置き換えられてしまいます。

これがバレット食道であり、食道癌(しょくどうがん)を引き起こすリスクが上昇してしまうため注意が必要です。
また、バレット食道では潰瘍が発生しやすく、バレット食道に形成される潰瘍のことはバレット潰瘍ということがあります。

睡眠障害

胃食道逆流症になると、寝付きが悪くなったり、深夜に繰り返し起きてしまったりする人が少なくありません。

このような睡眠の問題が起こるのは、寝ると胃酸が上昇しやすくなって、胸焼けやすっぱいものがこみ上げてくるような胃食道逆流症の症状が出現しやすくなるのが理由です。

眠りの問題があるとストレスを抱えやすく、ストレスは胃食道逆流症の病状に悪影響をおよぼしてしまうという、悪循環になってしまいます。

胃食道逆流症(逆流性食道炎)の検査・診断

胃食道逆流症かもしれないと思ったら

胸焼けなどの症状が出現していて、胃食道逆流症の疑いがある場合に何科を受診すればよいのでしょうか。

この点が気になっている人もいるでしょうが、内科、胃腸科、消化器科へ行けば対応してくれます。
また、胸やけ外来などの専門的な診療科を開設している医療機関もあります。

どうやって調べる?

胃食道逆流症かどうかは、問診で出現している症状で判断されることが多いです。
その場合、特別な検査が行なわれることなく治療が開始される形になります。

症状で診断を確定することができないケースや、治療を行なっても症状が改善しない場合には、特別な検査が行なわれることが多いです。
具体的には、以下のような検査が医療機関で行なわれています。

上部消化管内視鏡検査(じょうぶしょうかかんないしきょうけんさ)

いわゆる胃カメラを経口か経鼻で挿入し、食道粘膜の様子をモニターでチェックする方法です。
胃の粘膜がただれていることや、潰瘍が発生していること、どの程度、病気が悪化しているか把握することが可能です。

また、上部消化管内視鏡検査は、食道癌との区別にも役立っています。
食道癌など別の病気と区別することができない場合には、上部消化管内視鏡検査で病変部分の組織を採取して調べる方法が選択されています。

PPIテスト

胸焼けの症状を訴えているのに、胃カメラで異常が発見されなかったケースや、胃カメラの検査を行なえないケースで選択されている検査方法です。

胃食道逆流症の治療で使用されている酸分泌抑制薬のPPI(プロトンポンプ阻害薬)を1週間にわたり実際に服用してみることで、効果が出るかどうか確認します。

この検査によって胸焼けなどの症状が改善すれば、胃食道逆流症の疑いが濃厚であると判断されることになります。

そのほかの検査

問診や上部消化管内視鏡検査、組織学的検査、PPIテストのほかには、酸性度のことを意味するpHを測定する検査が行なわれています。
食道が酸性度の高い胃酸によって酸性になっていることが、この検査ではわかります。

また、圧力計を備えたチューブを食道に取り付け、食道内の圧力を測定するマノメトリーという検査も行なわれています。
この検査によって、食道の収縮が摂取したものを適切に送り出しているかどうかを把握することが可能です。

胃食道逆流症(逆流性食道炎)の治療

生活・食事の見直し

後述する薬物療法の効果を十分に得たり、再発を予防したりするには、生活習慣を改善することが大切です。

胃液の逆流を起こしやすい酸っぱいもの、辛いもの、熱いもの、脂っこいもの、消化のよくないもの、アルコール、カフェイン、炭酸飲料などは控えます。
1回あたりの食事量が多過ぎるとゲップが出て、胃液が食道へと上がってきやすくなるため、腹八分目にとどめます。

このほかには、腹部をベルトなどできつく締め付けると腹圧が高まり逆流しやすくなるため、腹部を圧迫するような服装はやめたほうがいいです。
腰痛でコルセットを身に着けている人も、過度に締めないように気をつけましょう。

また、お腹のぜい肉によって胃が圧迫されて、逆流しやすくなるため、肥満の人は減量に取り組むことが大切です。
そのほか、胃に比べ食道が低い位置にくるような姿勢は、逆流を招きやすくなります。

前傾姿勢で長時間いないようにし、睡眠時には頭のほうが高い位置にくるようにして寝ましょう。
上記のこと以外で気をつけたい点は後述している「日常生活で注意すること」の項目をチェックしてみてください

薬物療法

生活・食事指導に加えて、薬を使った治療も胃食道逆流症に対して行なわれています。

胃酸の分泌を抑制するPPI、H2ブロッカー、食道粘膜を覆うことで上がってきた胃液から食道を保護し、炎症を鎮めるのを補助する粘膜保護薬、胃酸を中和することにより食道粘膜の傷害を軽減したり、症状を素早く緩和させたりする作用がある制酸薬、下部食道括約筋の収縮力や食道のぜん動運動を改善し、逆流を少なくする消化管運動機能改善薬などが使用されています。

一種類だけでなく、複数の薬を併用していくことになる場合が多いです。

薬は食道の炎症が大して起こっているわけではなく、ときどき症状が出る程度の人の場合、症状が出現しているときだけ服薬するケースもあれば、びらんや潰瘍がある人は、症状の消失後にもびらんや潰瘍が解消するまで服薬するケースもあります。

また、びらんや潰瘍の解消後には何度も再発する人がいるため、長期間にわたり維持療法といって、再発防止を目的に薬を継続的に使用する治療を受けることが推奨されます。

なお、薬物療法では副作用が起こることがあります。
たとえばPPIの服薬により、発疹や肝臓の障害が副作用として引き起こされることがあります。
薬の種類によって起こり得る副作用は異なりますが、気になる症状がある場合には医師に相談しましょう。

そのほか、胃食道逆流症を引き起こしている原因が薬物にある場合には、別の病気の治療目的で使用中の薬の見直しが行なわれます。

手術

生活習慣の見直しや薬物療法が有効ではなかった場合、再発を繰り返す場合には、手術が検討されることがあります。

かつては患者への負担の大きい開腹手術が一般的でしたが、いまは腹部に小さい穴をあけ、内視鏡の一種である腹腔鏡(ふくくうきょう)を挿入して行なう腹腔鏡手術が広まってきています。

胃食道逆流症の手術では、食道と胃のつなぎ目を、胃液や胃内容物が食道へと上がってこないように締めなおす噴門形成術(ふんもんけいせいじゅつ)が行なわれています。

食道狭窄(しょくどうきょうさく)に対する治療

胃食道逆流症により、食道が狭くなって食べ物が通過しにくくなることがあります。

この状態を食道狭窄といいますが、引き起こした場合には内視鏡を挿入し風船で食道を拡張するバルーン拡張術や、ゴム製のブジーという管で食道の直径を徐々に拡大させていく治療法が行なわれています。

定期的な検査

バレット食道になっている人は、内視鏡検査を2~3年ごとのサイクルで受けなければいけません。
というのも、バレット食道では食道癌を招いてしまうリスクが高くなってしまうためです。

日常生活で注意すること

食生活の見直しをする

脂肪分やタンパク質を過度に摂ることや、食べ過ぎていることは胃液の食道への逆流を招きやすくなります。
脂肪分やタンパク質は適度な量にとどめ、1回あたりの食事量は満腹までではなく、腹八分目までとしましょう。

また、レモン、みかん、炭酸飲料、栄養ドリンクといった酸性度の高い食品、トウガラシ、コショウなどの辛いもの、熱いもののように食道への刺激が強いものは摂取量を減らしたほうがいいです。

アルコールは食道に対して強い刺激になるほか、胃酸の分泌を促し、コレシストキニンの分泌も多くなって下部食道括約筋を弛緩させてしまうため、控えたほうがよいでしょう。

そのほか、コーヒーやお茶に含まれているカフェインも、胃酸の分泌量を多くし、食道下部括約筋を弛緩させてしまうため、飲む量は少なくするに越したことはありません。

ストレスを溜め込まない

ストレスは胃酸への食道粘膜の感受性上昇を招いてしまい、胃酸の逆流が少量でも食道の粘膜が過剰反応し、胸焼けの症状がひどくなります。
ストレスは胃食道逆流症だけでなく万病のもとであるといわれています。

十分に休息をとる、趣味に没頭する、お風呂にゆっくりと浸かるなど、自分なりの方法でうまくストレスを発散しましょう。

減量する

肥満体型では胃食道逆流症を引き起こす食道裂孔ヘルニアを招くリスクが高まります。
また、腹圧が高まり逆流が起こりやすくもなります。

食生活の見直しと一緒に適度な運動を習慣化することにより、ダイエットをしましょう。
なお、ダイエットは肥満だけでなくストレスの解消にも効果的です。

たばこを吸わない

喫煙をしていると胃食道逆流症をひどくしてしまいます。
たばこをやめるのは簡単なことではありませんが、禁煙するに越したことはありません。

自力での禁煙に自信がない、すでに挫折してしまった経験がある人は、禁煙外来に相談してみるとよいでしょう。

姿勢を直す

前傾姿勢をとっていると腹部が圧迫されて、胃のなかの圧力が上昇し、胃液が食道へと上がっていきやすくなります。
デスクワークなど無意識に長時間、前かがみの姿勢をとっていることがあるため、注意が必要です。

また、食事が終わるとすぐに横になったり、就寝前に食事をとったりするのもやめたほうがよいでしょう。
食事のあと3時間程度は、胃のなかにあるものの逆流を招きやすいとされているためです。

そのほか、睡眠時の姿勢ですが、下半身と比較して上半身のほうが15~20cmほど高くなるようにすると、食道へと胃液や胃内容物が上がってきにくくなります。

腹部を締め付けない

お腹が圧迫されてしまうと胃のなかの圧力が上昇し、胃液が食道へと上がりやすくなります。
きつくベルトを締めたり、きついガードルを着用したりといった、お腹を締め付けてしまうような服装は避けたほうがよいでしょう。

食事で使用する油をオリーブオイルに変更する

オリーブオイルは胃食道逆流症を未然に防いだり、症状を緩和したりするのに効果的です。

油がおよぼす下部食道括約筋に対する影響の実験では、オリーブオイルで下部食道括約筋のしまりがほぼ悪くならないということがわかっています。

また、オリーブオイルは胃食道逆流症の原因の一つである便秘の予防改善にも貢献してくれます。

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