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食道アカラシアの病気の原因・症状・治療

公開日: : 胃・食道の病気

食道アカラシ
食道アカラシアとは噴門無弛緩症(ふんもんむしかんしょう)と呼ばれることもあり、食道の神経の異常により蠕動(ぜんどう)運動が起こらなくなり、下部食道括約筋が広がらなくなることで、食べ物の通過障害や食道の異常拡張が起こる病気のことをいいます。
胃の病気の中では珍しく、中年の方、特に女性に引き起こされている割合が高いのが特徴です。

食道アカラシアの原因

食道アカラシアの主な原因としては、食道の括約筋が開かないことが挙げられます。
また、口にしたものを胃へと送るために必要な蠕動運動が起こらないことも、食道アカラシアの原因となります。

食道アカラシアの症状

嚥下(えんげ)障害があり、固形物や流動物を飲み込むことが難しくなります。
それから、口にした食べ物の逆流、嘔吐、胸や背中の痛み、胸やけなどの症状が引き起こされることもあります。
なお、食道アカラシアの症状は冷たい飲食物を摂ったり、ストレスや過労が原因でひどくなるのが特徴です。

食道アカラシアの検査と診断

食道X線検査、食道内圧検査、内視鏡検査などを行うことにより、食道アカラシアかどうかを診断します。
食道X線検査はバリウムを使用し、食道から胃に流れるバリウムの様子や食道の拡張具合を調べます。
食道内圧検査は食道の内圧の高まり具合を調べ、下部食道括約筋のゆるみや食道の動きを検査する方法です。
内視鏡検査は食道の拡張や粘膜を調べますが、がんが引き起こされていないか確かめることも検査の目的に含まれます。

食道アカラシアの治療の方法

従来の治療方法は開腹手術が代表的でしたが、いまは内視鏡手術が多くなっています。
開腹しないで済むぶん、傷口が小さくなるのが特徴です。
また、食道の中にバルーンを挿入し、膨らませることにより拡張させる治療方法も行われています。
しかしながら、バルーンによる拡張術は食道アカラシアが再発する可能性があります。
カルシウム拮抗剤などによる薬物療法が選択されることもありますが、補助的な位置付けであり、これで治ることはありません。

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