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動脈硬化症の原因・症状・注意点・改善法

公開日: : 最終更新日:2016/02/16 心臓・血管の病気

こちらでは、動脈硬化症の原因・症状・注意点・改善法について、ご紹介しています。
現代病と言われるまでになった糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病を心配している人も多いのではないでしょうか。
ではなぜ生活習慣病が悪いのでしょう?

生活習慣病の最もおそろしいところは、生活習慣病が原因となって脳卒中や心筋梗塞などの血管系の疾患や糖尿病や高尿酸値症の合併症など死に繋がる様な重篤な病気になる可能性が高まるところです。
こちらでは、その理由や注意点、改善法などの付いてご紹介します。

動脈硬化症とは…

私たちの体は毎日の食事で取り入れた食べ物などから栄養素を取り入れています。
この栄養素を体中に行き渡らせる役割を持っているのが血液であり、血液は栄養素の他に酸素などを運んでいますね。
そしてこの血液が通るのが動脈であり、動脈は血管の一つです。

動脈硬化症はこの血管の中に流れる血液の流れが悪くなってしまう状態を言います。
血管が詰まることによって血管が破裂するなど最悪の自体を招いてしまうこともあり命に関わる可能性もあります。
硬化する原因としては血管の老化が挙げられるのですが、この老化を早めてしまうのが生活習慣病だと言われています。

生活習慣病が原因となる場合には血管の内部に老廃物などの物質が溜まったり、喫煙などによって血管そのものの弾力が失われることで血液を流す力が弱まることが大きな原因となります。

動脈硬化に影響する生活習慣病

糖尿病や高血圧、高脂肪症などいくつかある生活習慣病ですが、このどれもが少なからず動脈硬化症に影響していると言われています。
なかでも大きく影響するのが、高脂肪や高血圧、糖尿病だと言われており、これらの診断を受けた人は注意が必要になります。
ですが最も恐ろしいのは、これらの生活習慣病が重なった時なのです。

危険因子が一つ二つと重なることによって進行が早まり、元々、動脈硬化症自体に目立った症状がない為、見つかった時には予想以上に進行していたというケースも珍しくありません。
こういったことからわかるのは、生活習慣病にならない毎日を送ることが動脈硬化症を防ぐ為の第一歩であるということではないでしょうか。

動脈硬化症によって起こる症状

動脈に老廃物が溜まったり、動脈そのものが老化することによって血液の流れが悪くなるのが動脈硬化症ですが、この動脈硬化症には目立った症状がないのが事実です。

実際には動脈硬化症自体の症状というものは多くの人が気づくことがないのですが、動脈硬化症によって他の病気が引き起こされ、これらの病気の症状から動脈硬化症になっていたとわかることがほとんどです。

この時に始めて自分の動脈硬化症が重症化していたことがわかったというケースも少なくなく、最悪の場合には死に至る動脈硬化症が沈黙の殺人者と呼ばれる理由なのです。

生活習慣病と深い関係のある動脈硬化症ですから、普段の生活習慣を見直すことによって動脈硬化症も防ぐことが出来るのではないでしょうか。
また普段の生活を見直すことによって、自分が動脈硬化症予備軍となっていないかチェックしてみましょう。

動脈の硬化チェック

動脈硬化症の原因には普段の生活がとても大きく関係しています。
ここでセルフチェックをしてみましょう。

・血圧が高い
・喫煙者である
・肥満気味である
・寝不足である
・お酒を週に3日以上飲む
・運動不足を感じている
・濃い味つけが好きだ
・ストレスを感じることが多い
・お腹が一杯になるまで食事などを食べる

上に挙げた9つの項目の内、一つでも当てはまるものがあり、尚且つ高血圧や糖尿病、脂肪異常症の診断を受けている40歳以上の人は動脈硬化症、または動脈硬化症予備軍だと言われています。

いかがですか?自分の普段の生活を振り返ることで自分の血管の状態を知ることができ、こういったチェックをすることによって病院などでより精密な検査を受けるきっかけとなるのではないでしょうか。

動脈硬化症が招く病気について

動脈を通る血液の流れが悪くなることによって様々な病気を引き起こします。
生活習慣病によって引き起こされるのが動脈硬化症ですが、動脈硬化症によって引き起こされる病気は生活習慣病などよりも遥かに命に関わるものとなっているのです。

例えば、血液の流れが滞ることによって引き起こされる代表的な病気としては、脳梗塞があります。
動脈硬化症によって血液の流れが悪くなることによって脳に運ばれるはずの酸素や栄養素が不足してしまう為、脳の一部が壊死してしまう状態となります。

脳の一部が壊死、つまり死んでしまうことによって意識障害や言語障害、昏睡などが突発的な発作となって出てしまうのです。
脳梗塞は年々増加している疾患であり、日本人の死因順位でも上位に入る非常に危険な疾患なのです。

脳に症状の出る疾患としては脳梗塞、クモ膜下出血、脳内出血、脳血栓の4つが挙げられます。
このどれもが聞いただけで、命に関わる疾患だとイメージ出来るのではないでしょうか。

早期発見、治療によって重症化を防ぐことが出来ますが、動脈硬化症に目立った自覚症状がないのと同じように、これらの疾患も手足のしびれや言語障害など生活の中で多少の症状はあるものの、ほとんどの人が気にする程度のものではない為、発見が遅れることにも繋がっています。

この他にも動脈硬化症によって引き起こされる疾患は多くあり、心筋梗塞や眼底出血、閉塞性動脈硬化症などがあります。
多くの場合が血管が詰まってしまったり、破れてしまったりすることによって起こる疾患なので、人体にとっていかに血管を流れる血液が重要な役割を持っているかがわかりますね。

運動で動脈硬化症改善について

動脈を通る血液中に含まれる悪玉コレステロールなどの老廃物や中性脂肪などが動脈の内側に蓄積されたり、老化などによって血管の柔軟性が失われることによって引き起こされる動脈硬化症ですが、その原因の多くは生活習慣だと言われています。
血管の健康を守ることが体の健康を守ることに繋がるのです。

血管の健康を守るにはどうしたらよいのでしょうか。
そこには日々の生活習慣が大きく関係しており、生活習慣を見直すことで健康な血管を維持することができ、健康な血管を維持することによって動脈硬化症などの疾患を防ぐことが出来ます。

睡眠時間や食生活など改善出来る点が多くありますが、動脈硬化症に効果的な改善方法の一つとされているのが運動不足の解消です。
中でも効果的なのが有酸素運動であり、ウォーキングや自転車こぎなどで脂肪を燃焼させることによって、血液中の悪玉コレステロールを善玉コレステロールが増加することによって排出することができ、有酸素運動によって筋肉に働きかけることで血管が太く丈夫になるので、血管の弾力性も改善されます。

動脈硬化症の原因である悪玉コレステロールの蓄積や血管の弾力の低下が運動をすることによって解消されるんですね。
動脈硬化症を予防、改善する為というわけではなく、軽い気持ちで一駅歩いてみたり、時間を見つけて外に散歩に出てみたりとゆっくりと継続して行うことが重要なので、少しだけ意識してみてはいかがでしょうか。
脂肪燃焼効果もあるので、肥満対策にも繋がりますね。

食事で動脈硬化症改善について

生活習慣病の原因を作るとされる動脈硬化症ですから、やはり生活習慣の中にその原因は潜んでいます。
つまり誰しもが動脈硬化症にかかる要素を持っているということなんですね。
では何を改善することによってこの動脈硬化症を予防し改善することが出来るのでしょうか。
まずはやはり何と言っても食生活の改善ではないでしょうか。

私たちは毎日の食事によって食物を取り込み、その食物に含まれる栄養素を吸収することで体内の細胞を動かしています。
ですが中には取りすぎることによって有害となる物質も含まれています。
そこでまずは過剰に摂取しないことが重要なのではないでしょうか。
特に動物性脂肪を多く含むものの過剰摂取を避けるのが望ましく、動物性脂肪には多くのコレステロールが含まれているので注意が必要です。

また動脈硬化症の予防に効果的な食材を普段の食生活に意識して取り入れることも大切で、動脈硬化症の予防に効果的な食材としては体内で過剰に増えたコレステロールを排出働きを持つ植物性タンパク質を多く含む豆腐、血液中の善玉コレステロールを増やす働きを持つエイコサペンタエン酸を多く含む鯖や鰯、鯵などの青魚類、体内に残る悪玉コレステロールを体外に排出する働きを持つ食物繊維を多く含む緑黄色野菜などが挙げられます。

今挙げた食材を見てみると、和食に使われる食材が多いことに気がつきませんか?そうなんです、動脈硬化症の予防には和食が効果的とされており、塩分などの量を調節することによって和食中心の食生活にシフトするとよいのではないでしょうか。
食生活が欧米化したことによって、動物性脂肪が多く含まれた食事にシフトしたことが、生活習慣病の一つの原因ともなっているので、和食は生活習慣病の救世主とも言えるのです。

また調理などの際には、積極的にお酢を使うことでドロドロになってしまった血液をサラサラにすることができ、お酢を日常的に摂取している人の方が動脈硬化症の発症率は少ないんだそうです。

動脈硬化症に有効なサプリについて

動脈硬化症の予防、改善をする上で血液をサラサラにすることがとても重要になります。
動脈などの血管自体を丈夫に健康にすることも大切なのですが、これらの血管を流れる血液がドロドロであればこの部分も改善しなければなりませんね。

血液をサラサラにするのであれば、やはり食生活の改善が効果的なのですが、忙しい毎日を送る現代人にとって毎日の食事ばかりに気を取られているわけにはいきません。
そこで補助的な役割としてサプリメントを活用してみてはいかがでしょうか。

血液をサラサラにする食材と言えば豆腐や青魚、野菜や海藻などがあります。
これらの食材に含まれるのが豆腐であればイソフラボン、青魚であればドコサヘキサ塩酸やイコサペンタエン酸、野菜に含まれる豊富なビタミン類、海藻であれば昆布などのヌメリ成分となります。

これらの成分の働きとしては主に血液中の善玉コレステロール増やして悪玉コレステロールを減らす働きをしたり、悪玉コレステロール自体に働きかけて減少させる働きとなります。
日常的に取り入れることによって血液の粘度を下げることが出来るので血液がサラサラになるんですね。

こういった成分を含むサプリメントは多くの製薬会社や健康食品会社が提案しており、食事だけでは栄養が撮れているかどうかわからないという時などには活用してみてはいかがでしょうか。
ですがやはりサプリメントだけには頼らずに、まずは食生活を見直して上でサプリメントを上手く取り入れてみてはいかがでしょうか。

動脈硬化症に有効なお茶について

緑茶を日常的に飲んでいる人は健康だ。
こんな話を聞いたことはありませんか?日本には古くから緑茶を飲む習慣があり、この緑茶に含まれる成分が体にとても良いことがわかっています。

ですが最近はコーヒーや紅茶、清涼飲料水など様々な飲料物がある為、若い世代を中心に緑茶離れが進んでいるんだそうです。
緑茶に含まれる成分としては、渋みの成分であるカテキンや旨み成分を始めとして、テアニン、サポニン、ビタミン、γ-アミノ酪酸、ミネラルなどが挙げられます。

中でも動脈硬化症などを引き起こす悪玉コレステロールを低下させるとされているのがカテキンです。
低下させる仕組みとしては、食事などから摂取したコレステロールの吸収をカテキンが抑えるからなんだそうです。
コレステロールに直接働きかけるのではなく、臓器や器官などの細胞に働きかけるんですね。

またこの他には動脈硬化症の原因の一つでもある高血圧の予防にも役立ち、テアニンやサポニン、γ-アミノ酪酸も血圧低下作用のある成分なのです。
カテキンは優秀な成分で、肥満の原因となる脂肪の吸収などもコレステロールと同じように抑えることが出来るので、高血圧や肥満など動脈硬化症に繋がる疾患を予防することにも繋がります。

いつも飲むコーヒーや紅茶、ジュース類を緑茶に代えることによって、緑茶の成分を体内に取り込むことが出来るので、まずは一日コップ一杯から始めてみてはいかがでしょうか。
理想の摂取量は一日3回の食事の時に毎回200ミリずつなんだそうです。

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