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網膜剥離を詳細に:原因,症状,検査,治療,予防など

公開日: : 最終更新日:2018/01/04 目の病気

網膜剥離(もうまくはくり)とは、目のなかの網膜という組織が剥がれ落ちる病気のことです。
網膜剥離を発症すると視力低下や視野欠損、飛蚊症(ひぶんしょう)などを引き起こしますが、最悪の場合は失明に至る恐ろしい病気です。

そもそも網膜とは、目に入ってくる映像をうつすスクリーンのようなもので、網膜にうつしだされた映像を脳内処理することで、はじめてそれを映像として認識する=モノが見える状態になります。

網膜は正常な状態では、網膜色素上皮細胞(もうまくしきそじょうひさいぼう)という10層で構成される細胞にぴったりと張り付いていますが、なんらかの原因で剥がれ落ちてしまうと網膜剥離となります。
剥がれ落ちた部分の網膜は機能を失い、早期治療をほどこすことなく放置すると剥離部分が拡大し、やがて失明します。

失明後に網膜剥離の治療を受けても視力を取り戻すことはできないため、早期の段階での治療が重要となりますが、網膜は剥がれ落ちる際に痛みを伴わないため、気づきにくいというのが厄介なところです。

また、網膜剥離には、網膜が剥離する状態によって次の4種類に分類されます。

裂孔原性網膜剥離(れっこうげんせいもうまくはくり)

網膜剥離のほとんどは、この裂孔原性網膜剥離です。
裂孔原性網膜剥離とは、目のなかの硝子体(しょうしたい)が近視や年齢の高まり、強力な外部刺激などによって液化し、液化した硝子体によって網膜が引っ張られて裂孔し、裂孔部分に硝子体が流れ込んで網膜を剥離させるタイプです。

網膜剥離の進行度合いや症状は裂孔部分によって異なり、網膜の下部より上部のほうが進行しやすいとされています。

主に視力低下や視野欠損、光視症(こうししょう)、飛蚊症などの異常が発生します。
また、網膜が裂孔しているだけの場合には完治が見込め、治療も簡単に行なうことが可能ですが、網膜剥離まで進行してる場合には治療や治療後のケアに長い期間を要します。

黄斑円孔網膜剥離(おうはんえんこうもうまくはくり)

黄斑円孔網膜剥離とは、後部硝子体が剥離したあとに網膜が剥離するタイプで、視力を保つ重要な部分である中心窩(ちゅうしんか)に孔(あな)が空いて、急激な視力低下や、あらゆるものが湾曲して見えるといった症状が引き起こされます。

症状が悪化すると中心暗点と呼ばれる、視野の中心部分だけが見えなくなる症状が出現します。
黄斑円孔網膜剥離は自覚症状がほとんどないうえに、網膜剥離のタイプのなかでも治療が難しく、近視の人や高齢者の発症率が高いとされています。

漿液性網膜剥離(しょうえきせいもうまくはくり)

漿液性網膜剥離とは、裂孔原性網膜剥離とは異なり、裂孔を伴わないタイプの網膜剥離で、またの名を非裂孔原性網膜剥離(ひせんこうげんせいもうまくはくり)といいます。
漿液性網膜剥離は、網膜と網膜の下にある網膜色素上皮細胞のあいだに水分が溜まることで網膜剥離を引き起こすタイプです。

30~40歳代女性の発症率が高いとされており、急激な視力低下や視野欠損といった症状が引き起こされます。
基本的にレーザーによる治療を行ないますが、水分が溜まっている場所によっては薬物を使って治療するケースもあります。

牽引性網膜剥離(けんいんせいもうまくはくり)

牽引性網膜剥離とは、前述した非裂孔原性網膜剥離の一種で、糖尿病(とうにょうびょう)にかかっている人の発症率が高いとされているタイプです。
糖尿病を引き起こすと血糖値が上昇して目の血管がダメージを受け、酸素や栄養素の供給が滞ってしまいます。

すると酸素や栄養素を供給するために新たな血管を生成しますが、新たな血管は出血しやすいという弱点があり、その出血によって繊維性の膜が網膜の前に生成されます。

この繊維性の膜が網膜を引っ張ることにより、網膜剥離を引き起こします。
自覚症状がなく、早期発見が難しいタイプの網膜剥離です。

網膜剥離の原因

網膜剥離の主な原因としては強度の近視、加齢、強い外部刺激、糖尿病、アトピー性皮膚炎(あとぴーせいひふえん)などがあげられます。

強度の近視

網膜剥離は全年代の人に起こり得るものですが、10~20歳代の若い世代の人が発症する代表的な原因として強度の近視があります。
強度の近視の方は眼球が樽型、イチゴ型、耳側偏位型、鼻側偏位型などに変形しており、変形に伴って網膜も引っ張られ薄く伸びており、孔が空きやすくなっています。

そのため網膜裂孔を引き起こしやすく、網膜剥離の発症リスクも高いとされています。
さらに強度の近視の人はメガネを使用しますが、メガネを使用することで目の疲労が生じやすくなり、目をこする動作を繰り返すことで眼球を刺激し、網膜剥離を引き起こしやすくなるとされています。

加齢

網膜剥離を発症する50~60歳代の人の主な原因は加齢です。
眼球は常にゲル状の硝子体で満たされていますが、年齢を重ねると共に硝子体が乳化して、眼球を満たすゲルの量が減少していきます。
眼球内のゲルが減少すると眼球の後部に空洞ができ、硝子体と網膜が剥離しやすくなります。

眼球内を満たすゲルは40代になると減少しはじめますが、加齢によるゲルの減少や眼球後部の硝子体が剥がれ落ちることは自然な衰えであり、とくに問題ありません。

しかし、眼球後部の硝子体が剥がれ落ちる際に網膜が引っ張られる場合があり、その際に出血を伴うと網膜剥離を引き起こすケースがあります。
そのため、40歳代以降の人は定期的に眼科検診を受け、眼底検査などで網膜剥離の前兆がないかどうか確認することが大切です。

強い外部刺激

交通事故やスポーツ中の接触など、強い外部刺激を受けて眼球が圧迫された場合、眼球が変形し網膜剥離を引き起こすことがあります。

とくにボクシングなど顔面に強い打撲を繰り返す場合の発症率が高く、プロボクサーが引退する理由の多くは網膜剥離が原因とされています

顔面や眼球に強い外部刺激や圧迫、打撲を受けたあとに飛蚊症の症状が出現した際には、できるだけ早く眼科で検査を受けることが大切です。

糖尿病

糖尿病にかかると血糖値が異常に高い状態が続き、網膜に広がる血管にダメージを与え、栄養素や酸素の供給が滞るようになります。

すると栄養素や酸素を供給するために新たな血管である新生血管(しんせいけっかん)が生成されますが、新生血管は出血しやすいという弱点があり、出血することによって網膜剥離を引き起こしてしまいます。

糖尿病患者の網膜剥離発症率は非常に高く、糖尿病患者の約50%が糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう)という網膜剥離の前段階の合併症を引き起こすとされています。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎にはさまざまな合併症がありますが、そのうちの一つが網膜剥離です。
アトピー性皮膚炎は全身の皮膚に炎症を引き起こす病気で、激しいかゆみを伴います。

目のまわりに炎症が生じると、かゆみを軽減させるために目のまわりを強くこすってしまうことがあり、眼球に強い外部刺激を与えることによって網膜剥離を引き起こしやすくなります。

アトピー性皮膚炎が原因となって網膜剥離を引き起こすのは、10歳代後半~20歳代前半と若い世代の人が多く、片目ではなく両目に網膜剥離を発症するケースが多いとされています。

また、網膜剥離だけでなく白内障(はくないしょう)も引き起こすケースがあり、その場合は眼科の検査において網膜剥離が見逃されやすいとされています。

網膜剥離の症状

網膜剥離を発症した場合、視野欠損、視力低下、飛蚊症、光視症といった症状が出現します。

これらの症状は、目の硝子体と網膜のあいだに出血した場合や水分が溜まり、網膜に孔が空く網膜裂孔によって引き起こされますが、網膜には痛覚が存在しないため、これらの症状では痛みを伴わず、自覚しにくいことから初期の段階で発見することは難しいとされています。

網膜裂孔を放置して網膜剥離が進行すると最悪の場合には失明に至るため、これらの症状が出現したらできるだけ早く眼科で検査を受けることが大切です。

視野欠損

網膜とは目から入った景色を映し出すスクリーンの役割を担う組織で、網膜に映し出された景色を脳内処理することで映像として認識しています。
網膜剥離を発症するとスクリーンの一部が剥がれてしまうため、うまく映像を映し出せず、視野の一部が欠けてしまいます。

視野が欠けた部分は暗く見えますが、人間の眼は両目でものを見るため、片方の目に不具合があってももう片方の目で補い、視野欠損に気づきにくいとされています。
視野欠損が見られる方のほとんどが初期の段階で気づいても眼科を受診することはなく、視野の30~50%が欠けてから眼科を受診するケースが多いとされています。

網膜剥離は初期段階で発見できるほど治療も簡単で完治しやすく、症状が悪化するほど治療が難しく長期間にわたる場合があります。
少しでも視野に異常を感じた場合は、できるだけ早く眼科で検査を受けることが大切です。

視力低下

網膜剥離を発症すると視野欠損が起こりますが、網膜剥離が進行すると急激な視力低下が起こるケースがあります。

急激な視力低下の原因は、網膜剥離が網膜の中心部の黄斑部まで進行したことであり、この段階で適切な治療を受けなければ失明してしまうことにもなりかねません。

飛蚊症

飛蚊症とは眼病の一種ですが、網膜剥離の初期段階で出現する代表的な症状です。

飛蚊症が引き起こされると、目の前を黒または白い浮遊物が、蚊が飛んでいるかのように見えます。
黒または白の浮遊物の形やサイズは人によって異なり、視線を動かすとあとを追うようについてくるように見える場合もあります。

飛蚊症を発症した場合に出現する黒または白い浮遊物の正体は、網膜が剥離することで破損した細胞や出血です。
飛蚊症には加齢に伴う硝子体の濁りによって発症する生理的飛蚊症もあり、飛蚊症が現れたからといって必ずしも網膜剥離を発症しているとは限りません。

しかし症状が長く続く場合は網膜剥離の疑いがあるため、飛蚊症を発症した場合は網膜剥離かどうかをはっきりさせるためにも、一度は眼科で検査を受けることをおすすめします。

光視症

光視症は、網膜剥離の前兆として出現する症状です。
光視症は暗所にいるにもかかわらず光を感じる症状ですが、これは網膜剥離が起きる際に網膜が引っ張られ、その刺激を光と勘違いすることによって出現します。

光視症は偏頭痛や加齢が原因となって出現するケースもありますが、飛蚊症なども伴うようであれば、網膜剥離の疑いが濃厚であるとされています。

さらに脳、耳や鼻の疾患が原因となって出現するケースもあるため、光視症が出現した際にはできるだけ早く眼科を受診することで、網膜剥離であるかどうか、またほかの疾患が原因であるかどうかを明確にしましょう。

網膜剥離の検査

網膜剥離は早期の段階で治療を行なわなければ、最悪の場合は失明してしまいます。
そのため視野欠損や視力低下、飛蚊症など網膜剥離の症状が現れた場合、できるだけ早く眼科で検査を受けるようにしましょう。
網膜剥離の検査は、主に眼底検査、視野検査、視力検査が行なわれています。

眼底検査

眼底検査は網膜剥離をはじめ、あらゆる眼病の検査に用いられます。

眼底検査では眼底鏡や眼底カメラといった専用器具を使い、暗い検査室のなかで眼底の一部のみに光を当てることで、目の奥の眼底部分の視神経や血管の状態を確認することができます。

眼底検査では網膜裂孔や出血、新生血管の有無が確認できるほか、動脈硬化(どうみゃくこうか)や緑内障(りょくないしょう)の有無、またその進行状況も確認することができます。

視野検査

視野検査では網膜剥離の代表的な症状である視野欠損の有無を確認することを目的に行なわれている検査です。
人間は両目を使って生活しているため、片方の目に視野欠損の症状が出現したとしても、もう片方の目で補おうとするため、初期段階ではなかなか自覚できない症状です。

そのため視野検査では片目ずつ検査を行ないます。
視野検査では自動的に視野を測定する自動視野計を用い、点滅する光が見える範囲を測定することで全体の視野の広さを確かめます。

視野検査を行なうことで、網膜剥離のほかに緑内障や脳腫瘍(のうしゅよう)を発見でき、さらに進行状況も確認することができます。
片目の検査にかかる時間は5分ほどとなっています。

視力検査

網膜剥離を発症すると視力が低下する場合がありますが、網膜剥離が悪化した場合や進行が早い場合には急激に視力が低下する場合があります。

とくに網膜の中心部である黄斑部が剥離している場合は急激な視力低下が現れ、早期に治療をほどこさないと失明するリスクが高まるため、少しでも視力低下を感じた場合はできるだけ早く眼科で検査を受けるようにしましょう。

網膜剥離の治療

網膜剥離の治療は基本的に手術を行ないますが、網膜が剥離している場所や進行度合いによってすぐに手術を行なうかどうか、またどのような手術を行なうかを決定します。
網膜剥離が初期段階の網膜裂孔であれば、基本的にレーザー治療を選択します。

レーザー治療では、レーザーによって網膜の裂孔部分を凝固することで完治が見込めるほか、日帰り通院で治療することができ、患者への負担を軽減することができます。

しかし、網膜剥離の症状が進行し、完全に剥離している場合には網膜復位術や硝子体手術を行なう必要があり、その場合には1~3週間ほど入院する必要があります。

レーザー光凝固術

光凝固術とはレーザー光を使った最もポピュラーな治療方法です。
短時間で施術できるため患者への負担が少ないほか、網膜剥離の予防に用いられます。

レーザー光凝固術は、レーザー光で網膜の裂孔を埋めるほか、眼底の新生血管を凝固させる治療法で、痛みを感じることはほとんどありません。

しかしレーザー光凝固術は網膜剥離の進行を食い止めることはできても、視力を回復する効果はありません。
また、滅多に起こることはないものの、施術後に頭痛が発生するケースもあります。

熱凝固術

熱凝固術とは、高周波電流が流れる専用の針によって網膜の裂孔部分を焼いて凝固させる治療方法です。
熱凝固術は網膜裂孔の治療方法のなかでは最古の方法で、レーザー光凝固術が主流となった現在でも行なわれています。

ただし熱凝固術では眼球切開後に施術するため、視野欠損や眼球壁縮小、網膜の損傷といった後遺症のリスクを伴います。

冷凍凝固術

冷凍凝固術とは、冷凍凝固ブローブという専用装置を液体窒素を使って-60~80℃の低音にしたあと、網膜の裂孔部分を冷凍させて凝固させる治療方法です。

冷凍凝固術はレーザー光凝固術と同時に行なうケースがあるほか、網膜剥離の予防目的で行なうケースもあります。
なお、施術後に視力低下を招くリスクを伴います。

網膜復位術

網膜復位術とは、網膜剥離が進行し裂孔の凝固術では不十分な場合や、完全に網膜が剥離している場合などに選択されている治療方法です。

網膜復位術では、剥がれてしまった網膜の外側にスポンジを縫いつけて眼球の内側にへこませたあと、レーザー光凝固術や熱凝固術、冷凍凝固術などによって裂孔周辺を凝固させて網膜を再びくっつけます。

この際、網膜の下部に水が溜まっている場合には水を抜く処置を行ないます。
網膜復位術は7~10日間の入院が必要ですが、術後の経過は良好である場合が多いです。
ただし再発リスクを伴うため、定期的な眼科検診が必要になります。

硝子体切除術

硝子体切除術とは硝子体手術の一種で、網膜の裂孔が眼底付近の場合に選択されています。
硝子体切除術では、硝子体カッターという専用器具によって硝子体・新生血管などを切除します。

施術時に切開部を小さくすることで術後の回復が早く、視野や視力も回復しやすいとされています。

硝子体内気体注入術

硝子体内気体注入術とは、硝子体内に気体(ガス)を注入することで剥離した網膜を押さえる治療方法です。

注入する気体は主に六フッ化硫黄ガスか八フッ化プロパンガスが使用されており、六フッ化硫黄ガスを注入したケースでは2週間ほど、八フッ化プロパンガスを注入したケースでは4週間ほどの入院が必要となります。

どちらのガスを注入するかは医師が判断しますが、施術後に白内障を発症するリスクが伴います。

薬物療法

網膜剥離の治療は基本的に手術を行ないますが、施術後数日間は内服薬、数ヶ月は点眼薬を用いた薬物治療が行なわれています。

網膜剥離の原因が糖尿病である場合、新生血管からの出血を防ぐために止血剤や血管強化剤、血管拡張剤、循環改善剤が使用され、ぶどう膜炎(ぶどうまくえん)を発症した場合にはステロイドを使用します。

薬物治療を行なう場合には、経過を確認するために定期的な通院が必要です。

網膜剥離は早期の段階で適切な治療を行なえば90%と高い確率で完治が見込める病気です。
しかし、手術前の網膜剥離の進行度合いや、ほかの眼病の有無によって完治する確率は低下します。

また、再発率は10~30%、糖尿病患者の場合は再発率が高いです。
ただ、糖尿病自体を改善することで、再発を防ぐことは可能です。

網膜剥離の再発は手術後2~3ヶ月以内が多く、半年~1年ほど経過しても再発しない場合は問題ありません。
手術後3ヶ月以内は安静に過ごし、目に強い刺激を与えないようにしましょう。

網膜剥離の予防法

網膜剥離を予防するには、網膜剥離を引き起こしやすい生活習慣を見直す、悪化を予防するには初期症状が出現した段階で治療を受ける必要があります。

生活習慣の改善

網膜剥離は目を圧迫した場合や、強くこすることで引き起こされます。
そのため、ボクシング、水泳、ラグビー、サッカー、野球、バレーボール、バスケットボール、アメリカンフットボールなど、目に強い外部刺激を与えやすいスポーツを行なう人は網膜剥離を引き起こすリスクが高いです。

こうしたスポーツを行なう人は、本格的にやるほど難しいことではあるものの、できるだけ激しいプレーを控えるように心掛けましょう。
また、パソコンやスマホ、テレビなど液晶画面を長時間にわたって見続けると網膜へ負担をかけ、網膜剥離を引き起こしやすいため、目が疲れたと感じる前に目を休めるようにすることが大切です。

ほかにもアトピー性皮膚炎や花粉症を患っている人は、目にかゆみを感じて強くこすってしまうことがあり、網膜剥離を引き起こしやすいです。
そのためアトピー性皮膚炎や花粉症を患っている人は、適切な治療によってかゆみを抑制するようにしましょう。

糖尿病の改善

糖尿病を患っていると血糖値が高い数値のまま維持され、目のまわりの血管にダメージを与えてしまいます。
目のまわりの血管が損傷すると栄養素や酸素が供給しにくくなるため、新たな血管を生成して栄養素や酸素を届けようとしますが、新らしく生成された血管は出血しやすいため、網膜剥離を引き起こしやすくなります。

ただ、血糖値を下げることによって、網膜剥離を予防することは可能です。
糖尿病を患っている人は病院で適切な治療を受け、食生活の改善や適度な運動を習慣化するなどし、糖尿病自体を改善するようにしましょう。

予防的治療

網膜剥離を発症する場合、事前に網膜裂孔という症状が出現します。
この網膜裂孔が起こった時点で適切な治療をほどこすと、網膜剥離を予防することが可能です。
網膜裂孔の治療には、レーザー光凝固、熱凝固、冷凍凝固などの治療方法がありますが、どの治療法を選択しても網膜剥離を引き起こす前の段階であれば簡単に行なうことができます。

網膜剥離は最悪の場合、失明することもある病気です。
しかし、日頃から目に強い刺激を与えないよう、生活習慣など気を遣うことで予防することができます。
また定期的に眼科検診を受けることにより、目の健康状態を確認することが大切です。
そうすることで網膜剥離の早期発見・早期治療に繋がります。

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