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CT検査の費用・流れ・解る事など詳細説明

公開日: : 検査・健康診断・人間ドッグ


CT検査は、X線を利用して体の断面を撮影することによって、体の内面を画像化する検査です。
X線は、体の部位によって透過率が異なり、肺や脂肪、筋肉などは透過しやすく、骨は透過しにくいという性質を持っています。
体の組織の透過率の差を利用して、体の内部を見えるようにする検査です。
病気の部分(病変)と正常な部分はX線の透過率が違うため、画像上にその差が現れ、診断することが可能なのです。
検査は、ドーナツ上の機械(ガントリー)に寝た状態で検査を受けます。寝台ごと少しずつ体を移動させ、「輪切り」のように撮影した画像を、コンピューターで集積し画像を作ります。
身体を輪切りにした断面像を得られるため、体の内部・深部を詳しく調べることができます。
そのため、臨床症状や尿・血液検査ではわからない情報を得ることができる有意義な検査です。
新しいCTの検査機械は、X線が出る部位を連続回転させながら、寝台を移動することで、目的の部位をらせん状にスキャンする方法をとるものがあります。
この方法では、従来のものに比べて、検査時間が大幅に短縮されるようになりました。

費用は

病院やクリニックの規模によって異なります。
目安として都内のあるクリニックの料金では、単純CT検査の場合、診察総額は約20000円です。保険適応で負担が3割の場合は6000円程度です。
造影剤を用いるCT検査では、診察総額が約35000円、負担が3割の場合は10000円程度です。
冠動脈のCT検査だと診察総額が45000円程度、負担が3割の場合は14000円程度です。
検査部位によって異なりますので、実際に受診する医療機関に相談してください。

CT検査の所要時間は

普通のCT検査では、体を輪切りにした断面像を得るために、少しずつ寝台を移動させます。
一つの断面像を撮影するのに、1~数秒かかります。
検査時間は撮影部位によっても異なりますが、約5~30分です。

検査の流れ

検査室に入室し、衣服や体についているアクセサリーや入れ歯などの金属を外し、場合によっては検査着に着替えます。
CT装置の寝台にあおむけに寝ます。
担当の放射線技師の指示に従って検査が始まります。
このとき、造影検査を受ける場合は注射を受けます。
CTの寝台では動かないようにしてください。
アナウンスがあれば数秒間、息を止める場合があります。
CT装置にはマイクが付いていますので、何かあっても放射線技師と会話ができます。

食事

事前に検査のための食事制限がある場合があります
。午前中の検査の人は朝食を、午後の検査の人は昼食を取らないでください。
検査を受ける場合は、食後3時間をあけてからの方が望ましいです。
お茶や水などの水分は取っても構いませんが、牛乳などの乳製品やジュースは避けてください。
指示のない場合はは、通常通りの食事でかまいません。
お薬については、服用してはいけない場合がありますので、普段から服用している人は、検査の前に確認してください。
検査後は、食事はいつも通りで構いません。

わかること

CT検査では、断層面が5mmで撮影されるため、5mm以上の病変がわかるようになっています。
がんの診察や大動脈瘤などの病気が疑われる場合によく用いられます。
腹部のCT検査では、内視鏡が使えない肝臓や胆嚢、膵臓などの病変を発見するのに有効です。
頭部のCTでは、脳内の出血や、交通事故による骨折の状態を素早く、簡単に、なおかつ詳細に調べることができます。
四肢のCTでは、レントゲン検査では得られな立体画像が得られるため、手術計画や交通事故の外傷の診断に有効です。

CT検査で調べる場所・得意な場所

体全体を調べることができます。
特に心臓、大動脈、気管支・肺、肝臓、腎臓などの胸部と腹部の病変に際しては、優れた検査結果を得られます。
また、MRIに比べて、骨や肺の様子を知るのに適しています。

C被爆量 

CTはX線を用いますので、被爆のリスクはあります。
しかし、定期的にCT検査を受けた場合でも、身体に影響がでるほどの線量ではありません。
CTの新しい装置では、より少ない被爆量で高い品質の画像が得れるようになってきています。
日本放射線公衆安全学会によると、CTの被爆量はレントゲン撮影より高く、胸部では7.9mSv(レントゲンの胸部正面単純直接撮影では0.03mSv)です。
被爆のリスクがあっても、患者として得る利益が上回っている場合は、検査をする意義があります。
どうしても、被爆が気になる人は、本当にCTの必要があるかどうかを医師に確認し、放射線を使わない検査があれば選択することもできます。

リスク(被爆以外)

造影剤を用いる場合には、副作用のリスクがあります。
副作用の発現率は約3%です。
全てのCT検査に造影剤が使われるのではなく、この検査によって重要な情報が得られると判断された場合に行われています。
極めて稀なケースとして、1万人に4人の割合で造影剤によるのどのむくみ、血圧低下、呼吸困難などの重篤な副作用がでる場合があります。
造影剤を使っていて、なにかおかしいなと思うことがあれば早めに医師やスタッフに伝えてください。

注意事項

ネックレス・めがねなどの貴金属類・シップやエレキバンなどが検査の妨げになることがあるため、検査当日は外します。
女性のブラジャーやキャミソールなど、金属やボタンなどがついている下着は、検査着に着替えて検査を行います。
検査の最中は、力を抜いてリラックスします。
検査の部位によっては、腕が写り込まないような姿勢をとるように指示されますので従ってください。
X線を照射するときに体が動くと画像が乱れてしまうため、腹部や胸部の検査ではマイクで息を止めるように指示があります。
CT装置にはマイクがついているので、外部との会話ができます。
検査室の隣の操作室にいる放射線技師に、気分が悪くなったりした場合はすぐに伝えましょう。
造影剤を使用して撮影した場合は、尿と一緒に排泄されるのを助けるため、検査後は水分を多めに摂りましょう。
造影剤は、1日でほとんどが排出されます。
水分制限の必要な人は医師に相談してください。
造影剤で副作用がでる場合があります。
検査後でも、じんましんや吐き気、むくみ、のどの不快感などがある場合は、造影剤によるアレルギーの可能性がありますので、すぐに医師に連絡してください。

出来ない方

体内に取り外しのできない金属がある場合は検査ができないことがあります。
レントゲンと同様、X線を使用するため、妊娠中の人や妊娠の可能性がある人も検査を避けます。
腎臓の機能がかなり悪い人は、造影剤使用したCT検査を受けることができません。

造影剤

造影剤を用いるCT検査と用いないCT検査があります。
造影剤を用いる検査は造影CT検査といい、造影剤を約2分ほど静脈から注射して検査します。
造影剤は一般にヨード造影剤と呼ばれるものです。
小さな病変やX線で撮影しにくい部位を撮影する場合に用います。
造影剤を注射すると、少し体が熱く感じることがありますが、すぐに消失する場合が多いです。
ただし、稀に副作用として吐き気や嘔吐、かゆみ、じんましんなどが、検査中から1時間後にでることがあります。
副作用が出た場合は、すぐに適切な処置が行われますので、申し出れば心配ありません。
副作用がでやすい人は、アレルギーのある人、気管支喘息のある人、甲状腺疾患や心臓病、肝臓病、腎臓病、糖尿病のある人、マクログロブリン血症、多発性骨髄腫と診断されている人です。

お化粧や制汗剤などは?

CT検査では、お化粧や制汗剤の制限はありません。
ただし、頭部の撮影の場合、金属でつけたエクステは撮影の障害になります。
検査がわかっている場合では、美容院で外してもらってから診察に行きましょう。
ゴムや接着剤のエクステは問題ありません。

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