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PET検査の費用・流れ・解る事など詳細説明

公開日: : 検査・健康診断・人間ドッグ


PET検査とは、がん検査の一種です。
がん細胞が、ブドウ糖を正常な細胞より多く取り込む仕組みをもちいて、ブドウ糖に構造が似た種類のFDGという放射性物質である検査薬を体内に注射し、その取り込み具合を検査機械で調べます。
通常、がんは実際に腫瘍(できもの)ができたり、また体に何らかの変化が起きてから発見されることが多いのですが、PET検査では、初期のがんに「目標」をつけることで、発見することができるというメリットがあります。
通常のX線検査、CTやMRI検査では、映し出された画像からがんを見つけますが、PET検査では、がん細胞の性質を利用してがんを見つけ出します。
50歳以上の人の場合、アルツハイマー型認知症の発見にも利用されています。

費用は

PET検査は、保険が適応される場合もあります。
保険適応される場合は、胃がんをのぞくすべてのがんで、血液や超音波、レントゲンなどの他の検査で診断ができない場合、または再発や転移などが確定できない人の場合です。
また、すでにがんだと診断された場合も保険適応がされます。
そのほか、難治性部分てんかんで外科手術を必要とする場合、虚血性心疾患で他の検査ができない場合にも保険が適応されます。
健康保険が適応できない場合では、全身の検査では概ね10万円前後になる場合が多いようです。
PET検査にCTなどを組み合わせる場合には、もう少し高額になります。

所要時間は

病院に到着してからのすべての時間を合わせると2時間~5時間ぐらいですが、PET検査そのもので機械で検査する時間は30分程度です。
FDGを注射してから1時間ほど、薬を体内に行き渡らせる時間がかかります。

検査の流れ

PET検査は、どこの病院でも実施されている検査ではありませんので、インターネットなどを使って予約を取る必要があります。
がんと診断されている場合は、かかりつけ医から医療機関を紹介してもらいます。
検査前には問診票を記入したり、検査キットにしたがって検便・喀痰などの検体を採取する場合もあります。
検査前には、一般の健康診断同様、検査5時間以上前から絶食します。
水分をとる場合には、水や甘みのないお茶などだけにしてください。
当日は、点滴の要領で、検査薬であるFDGを注射します。
検査によっては口から吸入する場合もあります。
注射のあとは、30分から1時間程度、安静にして検査薬を体内に行き渡らせます。
その後、検査着に着替えて寝台の上に仰向けになり、そのままドーナツ状のPETスキャナーの中を通過して全身の断面を撮影します。
すべての検査が終わったら、服を着替えて飲み物や軽食をとります。
その間に検査画像の解析がすすめられ、もし、画像が鮮明に撮れていなかった場合は、時間を調節してその日のうちにもう一度撮影することもあります。
検査の結果については、画像を見ながら、医師の説明を受けます。
検査後は、注射した検査薬が完全に消えるまで1日かかりますので、妊婦や幼児への接触を避けてください。
FDGは尿とともに排出されますので、トイレのあとはきちんと手を洗ってください。

食事

検査の前5時間は絶食します。
水やお茶などの水分は摂取してもかまいませんが、糖分の含まれているものや、甘みのあるジュースなどは避けます。
検査のすぐあとから食事は可能です。

わかること

がんのうち、レントゲンなどで確認が難しかったごく小さながんでも発見できます。
また、腫瘍が良性・悪性かどうかや、がんの進行・成長の度合いなどの性質が推定できます。
一度に全身を撮影して調べられるので、転移しているがんの広がり方を把握することが可能です。
痛みなどもなく、女性特有のがんの検査でも負担が少ないことが特徴です。
脳の検査では、アルツハイマー型の認知症の検査も可能です。
MRI、CT、内視鏡などの検査と合わせることで、より精度の高い情報を得ることができます。

調べる場所・得意な場所

全身のがんを見つけることができ、とくにリンパ節のがんを見つける能力に優れています。
CTやMRIでは、腹部、胸部、頭部などと部位をしぼって検査しますが、PET検査では、頭から足の付け根までの内臓のすべてにがんがあるかどうかを一度にチエックできます。
また、1cm以下の小さながんでも発見できるのが特徴です。
実際にがんが起こったあとだけではなく、人間ドックと併用して、初期のうちのがんを見つけることで素早く治療を開始することができます。
ただし、全身のがんを発見できるPET検査ですが、すべてのがん細胞を見つけることはできません。
消化器の粘膜に発生するごく初期のがんや、もともと糖分を多く消費する脳・心臓・肝臓、そして、FDGが排泄される経路である腎臓・尿道・膀胱はPET検査では苦手とされる分野です。

被爆量

FDGは放射性物質ですので、被爆のリスクはあります。被爆量は胃のバリウム検査と同じぐらいか少ないくらいです。
1回で2.2mSv、1人あたりの自然放射能被爆の年間世界平均量と同じぐらいであり、人体のリスクはほとんどないとされています。

リスク(被爆以外)

被爆以外では、特筆すべきリスクはとくにありません。
医師の判断による検査の場合ですと、有用な情報が得られることのほうが重要ですので、検査されることをおすすめします。

注意事項

少ないとはいえ、被爆するリスクはありますので、検査後半日ぐらいは人ごみを避けるようにし、ごく近くに妊婦や幼児がいる場合は接触を避けたほうがいいでしょう。
授乳している人は、翌日からの授乳は可能ですが、当日は避けたほうがベターです。
前日までであれば、とくにハードなものでなければ運動もかまいませんが、当日の朝は静かに過ごしたほうが良いでしょう。

出来ない方

レントゲン検査と同様にX線を利用する検査ですので、妊婦の人や妊娠の可能性のある人は検査できません。
胃のバリウム検査を受けた場合には、PET検査まで1週間程度あけるように指示されることがあります。

造影剤

PET検査に用いられるFDGは造影剤とは異なった薬剤です。
FDGは造影剤とは異なりますので、いわゆる副作用は起こらないとされています。造影剤でアレルギーを起こした人でも検査は可能です。

お化粧や制汗剤などは?

そのあとにMRIの検査を合わせてする場合ではなければ、お化粧や制汗剤の使用は問題ありません。

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