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SPECT検査(単一光子放射断層撮影)の費用・流れ・解る事など詳細説明

公開日: : 検査・健康診断・人間ドッグ


放射性の薬品を注射で体内に入れ、そこから出る微量の放射線(γ線)を装置でガンマカメラ(シンチカメラ)で計測する検査です。
この検査の結果、得られる画像のことを、シンチグラフィーといいます。
PET検査と同様に、体の機能、とくに血流を調べるために使われます。
従来のCTでは得られなかった情報が得られるため、認知症や精神障害などの脳の病気や心疾患の診断を得意とします。
脳血流SPECT検査では、脳の血流が多いところに多く集まり、少ないところにはあまり集まらない検査薬を利用することで、血流障害のある部分を調べることができます。
ガンマカメラでは、検査薬の集まり具合を断層撮影し、コンピューターで処理します。
直接血流の状態を知ることができますので、脳の萎縮など、脳そのものの変化が起こる前の初期の異常でも調べることができます。
原理的にはPET検査と同じであり、PET検査より取扱いの容易な検査ですが、感度が悪い場合や、画像が不鮮明な場合もあり、改良が進められています。

費用は

脳SPECT検査では、自費の場合で60000~70000円程度です。
認知症の鑑別などの場合では保険が適応され、1割負担で9000円程度、3割負担では25000~27000円程度です。

所要時間は

脳SPECT検査では、注射後、5分程度で検査が始まります。
検査時間は箇所にもよりますが、脳の場合では30~40分ぐらいです。
注射後、体の部位によっては時間をあけて撮影することもあります。
長いもので3時間から2日間あけて撮影する場合もあります。

検査の流れ

医師の診断・説明を受け、検査の予約をとります。
検査当日は、食事や運動の制限はありません。
寝台に横になりガンマカメラ(シンチカメラ)が周りをまわって撮影します。
撮影のあと、検査結果の説明を受けます。

食事

脳SPECT検査では、食事の制限はありませんが、ほかの部位では食事制限が必要になる場合もあります。

わかること

臓器の生理的作用や代謝機能を利用して、放射性薬品の集まりや流れ具合を観察します。
脳や心臓の血流量、また臓器の形、大きさ、働き、さらには炎症や腫瘍の有無などもわかります。

調べる場所・得意な場所

脳や心臓を調べるのが得意です。
骨を撮影する場合は、全身の骨のがんの様子がわかります。
SPECT検査は、特に認知症やてんかん、パーキンソン病などの脳神経外科や神経内科で診てもらう病気の早期発見、早期治療に役立つ検査です。
アルツハイマー病の診断の正確さは80%以上だといわれています。
アメリカのダニエル・エイメン博士によると、うつ病やADD/ADHAなどの精神の病気にも有効な検査とされ、今後の期待が集まっています。

被爆量

SPECT検査では、放射性の薬剤を注射するため、被爆のリスクはありますが、CTなどに比べるとごく微量です。
0.2~8mSv程度の被爆といわれています。
X線CT機能を掲載したSPECT検査機器を利用した場合、より多くの情報を得られますが、被爆量も多くなります。

リスク(被爆以外)

注射の痛み以外のリスクはこれといってありませんが、撮影のあいだはじっとしていなければなりませんので、寝ているだけでも激しい痛みのある人は医師に相談してください。

注意事項

脳SPECT検査では30分ぐらいで済みますが、全身の撮影になると数時間かかることもあります。

出来ない方

γ線という放射能を出す薬剤を利用するため、妊娠している人や妊娠の可能性のある人は検査できません。

造影剤

SPECT検査に用いる薬剤は、造影剤とは違う仕組みで撮影に使われます。
造影剤にアレルギーのある人でも利用できます。

お化粧や制汗剤などは?

SPECT検査では、PET検査と同様、お化粧や制汗剤の使用に制限はありません。

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