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骨塩定量の概要の費用・流れ・解る事など詳細説明

公開日: : 検査・健康診断・人間ドッグ


ごく微量のX線を当てて、骨に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルの量を測定する検査です。
骨折を起こす前に骨減少症や骨粗しょう症の発見ができます。
また、将来骨粗しょう症になるリスクがわかったり、定期的な測定によって骨量減少速度(病気の進行具合)も評価できたりします。
骨粗しょう症は命に関わる病気ではありませんが、骨粗しょう症になるとちょっとしたことで骨折しやすくなり、その結果寝たきり・要介護になる人は少なくありません。
骨塩定量検査では、骨粗しょう症の予防やリスクの計測に有効な検査です。
そのほか、ホルモンのバランス異常や代謝性骨疾患の診断や治療の効果の判定などに役立てられます。
普通は腰の骨の骨密度を測定しますが、手の骨の骨密度を測定する機械もあります。

費用は

保険適応(3割負担)1500円程度です。
これに初診・再診料などがかかります。
骨密度が心配で、自費でも骨塩量測定検査を受けたいという場合には、だいたい4000~5000円程度です。
検査の結果、骨粗しょう症だと診断された場合は保険が適応されます。

所要時間は

測定部位によって異なりますが、10~20分程度です。

流れ

診察のあと、ジッパーなどの金属やプラスチックなどがついた服は検査の妨げになるため、検査服に着替えます。
エレキバンやベルトも外してください。
骨塩定量を測る機械の検査台の上に仰向けに寝ます。
呼吸は楽にして大丈夫ですが、測定中は体を動かさないようにします。
検査結果はすぐにでますので、そのあと再び診察を受けて、骨密度についての説明を受けます。

食事

骨塩定量検査では食事に制限はありません。
検査も、当日に医療機関に行くだけで済みますし、検査後も食事や水分の制限はありません。

わかること

測定した部位の骨密度のほかに、同年齢の平均と比べて自分がどうなのか、若い人との比較などが表示されたグラフが渡されます。
骨粗しょう症になっているかどうか、また将来になるリスクはどうなのかがわかります。
とりわけ高年齢の女性に多い病気ですので、気になる方は検査されることをおすすめします。

調べる場所・得意な場所

骨粗しょう症の検査では、腰椎(腰の骨)の正面で測定した骨密度で判断することになっています。
大腿部骨頚部(股関節のそばにある太ももの付け根の骨)の骨折は寝たきりの原因になりやすく、ときに転倒したときには骨折する恐れが多い部分です。
この部分も合わせて調べます。
検査機械によっては、手の骨や腕の骨を検査するものもあります。
この場合はより簡単に骨塩定量検査ができます。

被爆量

骨塩量定量検査は、X線を利用するものと、超音波を利用するものがあります。
X線を用いる検査では、わずかですが被爆します。
ただし一般健診などで撮る、胸のレントゲン1枚よりもずっと少ない量ですので、ほとんど被爆のリスクはありません。
ニューヨーク州保健局によると、骨塩定量検査による被爆は、カリフォルニアからニューヨークまで飛行機に乗ったときと同程度の被爆量であると報告しています。

リスク(被爆以外)

非常に簡単な検査ですので、とくにありません。
検査中も痛みや熱を感じることもありません。

注意事項

横になるのが難しい場合は、手や腕の骨を利用して検査できる機器を置いている病院に行くといいでしょう。
結果もすぐにわかります。
ただし、医療機関によっては予約制になっていることもありますので、事前に電話などで確認してください。

出来ない方

X線を使用する場合は、妊娠中もしくは妊娠の疑いのある人は検査できません。
過去に腰椎の手術をした人も、場合によっては検査を受けられないことがあります。

造影剤

骨塩定量検査には造影剤は用いません。
検査のために服薬や注射をすることもありません。

お化粧や制汗剤などは?

お化粧や制汗剤に制限はありませんが、エレキバンやアクセサリーは外すように指示されることがあります。

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