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消化管X線(バリウム)検査の費用・流れ・解る事など詳細説明

公開日: : 検査・健康診断・人間ドッグ


消化管X線(バリウム)検査とは、食道・胃・腸などの消化管臓器を、バリウム液と発泡剤を利用して映し出す二重造影法と呼ばれる方法ではっきりとわかる画像として映し出す検査です。
消化管粘膜の状態を詳細に描出できるので、早期の病変の発見に大きな成果をあげており、一般健診でも用いられています。
食道、胃、十二指腸までの消化管X線造影検査を上部消化管X線造影検査といいます。
大腸の消化管X線造影検査を下部消化管造影検査(注腸)といいます。
どちらの検査でも、消化管にあるポリープや腫瘍、炎症、動脈瘤などを発見することができます。

費用は

全額自己負担の場合では10000~15000円程度です。
人間ドッグに含まれている場合やオプションで追加できる場合もあります。
職場の健診などを利用すると、健康保険組合や事業所が一部または全額を補助してくれます。

所要時間は

上部消化管X線造影では、10~15分程度の検査です。
下部消化管造影検査では、20~30分程度です。

検査の流れ

上部消化管X線造影では前日の夜21時以降は絶食します。
水分の摂取や飴やガム、タバコもダメです。
検査の前処理として下剤を渡されるので、当日の朝は排便しておきます。
検査着に着替えます。
検査の前に、胃の働きを止める注射をします。
検査当日は絶飲食の状態で、バリウムと発泡剤(胃を膨らませる薬)を服用します。バリウムはフルーツ味などがついていますが、飲みにくいので少しずつ飲むより一気に飲んだほうが飲みやすいです。
胃が膨らんでくるとげっぷがしたくなりますが、これは我慢します。
なお、唾を飲み込むようにすると我慢しやすいです。
できるかぎりリラックスして、寝台の上でマイクの指示に合わせて姿勢を変えながら撮影します。
検査終了後は、げっぷは出しても大丈夫です。
下剤を飲み、普段より多めの水分を摂取してください。
強い便秘症の人は医師に申し出てください。便の色は白色気味になりますが、2~3日で元に戻ります。
検査後は普段の食事でかまいません。
下部消化管造影検査(注腸)の場合は、前日から検査食を食べるようにし、処方された下剤を飲みます。
前日までは水分を多めに摂取し、アルコールは避けます。
検査前に非常にお腹が空いた場合には、飴や砂糖をなめても大丈夫ですが、キャラメルやゴマ・豆の入っているものは避けてください。
検査の前に、消化管の動きを止める薬を注射します。
検査着と検査用パンツを着用して検査します。
肛門から小指の太さほどの管を入れ、そのあとバリウムと空気を大腸内に注入し、大腸を膨らませます。
この状態のままでマイクの指示に合わせて体を左右に動かしながら、撮影します。検査後はトイレに行ってすぐにバリウムと空気を排泄します。
バリウムによる便秘を防ぐため、水分を多めに摂取してください。食べ物は普段どおりの食事でかまいません。
撮影のあとは医師による診断を受けます。

検査と食事

上部消化管X線造影では前日の夜21時以降は絶食します。
水分の摂取や飴やガム、タバコもダメです。
検査の時に胃を空っぽにしなければならないので、前日の夕食は消化の良いもののほうが望ましいです。
下部消化管造影検査(注腸)の場合は、前日から検査食を食べることになります。どちらの場合もアルコールは避けてください。

わかること

食道・_胃・十二指腸・小腸・大腸などの形や粘膜の状態を調べる検査です。
通常のX線検査では写りにくい消化管の内側がバリウムのおかげでよくわかります。消化管が狭くなったり、周囲の臓器による圧迫や変形がないか、がんや炎症のほか、潰瘍などがないかなどが、X線のモニターと写真でわかります。

調べる場所・得意な場所

食道から大腸までの消化管の様子を調べる検査です。

検査の被爆量

X線を用いるので、被爆のリスクはありますが、1回の被爆量は3~4mSvです。年1回の検査では被爆の影響は考えられない量の被爆です。

検査のリスク(被爆以外)

検査前にした注射のため、口が渇いたり、ものが二重に見えたり、動悸がすることがあります。
気分が悪くなったときは申し出てください。
検査の直後は車や機械の運転は避けてください。

注意事項

心臓病、糖尿病、緑内障、前立腺肥大、甲状腺機能亢進、薬物アレルギーの既往がある人は検査前に担当者まで申し出てください。
食事の制限は正しい診断に必要ですので必ず従ってください。
検査中は体を動かす必要がありますので、体を動かせない人は介助を行いながら撮影します。

検査が出来ない方

緑内障・排尿障害・心臓病などがある人は、胃の動きを止める薬を注射できません。
X線を用いる検査ですので、妊娠中または妊娠の疑いのある人は検査できません。

造影剤

造影剤は、消化管の表面に張り付いて、バリウムの溜まりをつくったり、弾いたりしますので、わずかな凹凸も捉えることができるようになります。
バリウムはX線を吸収しやすい石のようなものを原材料としており、そのままだとX線が透過してしまう消化管の様子を映し出す働きをしています。
胃の検査の場合ですと、どろっとした感じがなければ病変を映し出すことができません。
大腸の検査、濃度は半分ぐらいのもので検査できます。
バリウムを冷たくしたり、味をつけたりすると飲みやすくなると思われますが、冷たくするとより粘度が上がったり、胃を刺激することになりますのでできません。
検査の最中に口から溢れるなどして、下着を汚すこともありますので、できるだけ軽装で検査を受けるようにし、口元を拭くタオルなどを用意しておきましょう。

お化粧や制汗剤などは?

お化粧や制汗剤に制限はありません。
口元が汚れるので、洗ったあとで直せるようにお化粧道具を持ってきておいても良いでしょう。

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