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薬物療法:低下した腎臓のはたらきを補う薬

公開日: : 最終更新日:2015/05/23 腎臓の病気・人工透析


腎臓病になると多少なりとも腎機能が低下した状態になります。

この低下した機能をカバーするため、薬物療法が選択されることになります。

低下した腎機能を補う薬の種類、特徴を解説します。

まず、腎臓の機能が落ち込むことにより、エリスロポエチンと呼ばれるホルモンが分泌されなくなります。

このホルモンが出なくなるとどうなるのかといいますと、赤血球が上手く作り出されなくなり貧血の症状が引き起こされます。

これを腎性貧血と呼びますが、エリスロポエチン製剤という薬を使用することにより、症状を改善する効果が得られます。

エリスロポエチン製剤は、注射を打つことで体に取り込む形になります。

また、腎機能が相当に低下した状態になると、骨がもろくなるという問題が起こります。

なぜこのようなことになるのかというと、腎臓が上手く機能しなくなることでビタミンDの活性化が妨げられ、腸からのカルシウム吸収量が少なくなるからです。

腎機能の低下によりビタミンDの活性化がなくなるため、これをカバーするために活性型ビタミンD製剤を使用します。

内服する形になりますが、量は患者の状態に応じ調整される形になるでしょう。

それから、腎機能の低下が深刻な状態になり、腎不全が悪化してくると、尿量が少なくなります。

尿を排泄しにくくなると、カリウムの排泄が滞ることになるのです。

これにより血中のカリウム濃度が高まり、不整脈により心停止を起こす危険性のある高カリウム血症を招くリスクが増大します。

こうした事態を避けるため、カリウム抑制剤が使用されることになります。

カリウム抑制剤を使用することにより、余分なカリウムを便として体外へと排泄することが可能になるのです。

腎機能低下により上手くはたらかなった分をカバーするため、以上のような薬が選択されます。

医師の指示通りに薬を使用しないと深刻なトラブルを招きかねません。

少し調子が良いからと薬を使用しなかったり、量を変えたりなど、自己判断で薬の使い方を変えないことが大切です。

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