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腎臓病とお酒の関係

公開日: : 最終更新日:2015/05/22 腎臓の病気・人工透析


腎臓病とお酒には何か関係があるのでしょうか。

特にお酒を飲む機会がある人は気になる問題だと思いますが、ここでは腎臓病とお酒についていろいろ解説したいと思います。

まず、飲酒をする人が特に気掛かりなのは、腎臓病になるとお酒を飲めなくなるのかということでしょう。

これは単純に決め付けることはできず、ケースバイケースといえます。

まず、お酒を飲んではいけない場合ですが、肝臓病を引き起こしている人、血圧値や血糖値の管理が上手くいっていない人に関しては飲酒できません。

反対にこのような状態になっていない人の場合には、お酒を飲んでも良いということになっています。

しかしながら、浴びるほど飲んでいい、普段どおり飲んでいいかというと、そういうことではありません。

あくまでも適量の範囲で飲まなくてはいけませんし、場合によっては飲酒量を制限しなくてはいけないでしょう。

どういうことかといいますと、腎臓病の人の中には水分摂取量の制限を受けている人、透析治療を受けている人がいます。

このような人は水分の摂取量をコントロールしなければならず、お酒も水分なのでくれぐれも気を付けなくてはいけません。

また、お酒には水分だけでなく、さまざまな成分が含まれています。

中には腎臓病患者が食事療法で制限しなくてはいけないタンパク質、カリウムなどが含まれているお酒もあるのです。

ビール、日本酒、ワインは水分、タンパク質、カリウム、リンを含んでいます。

逆に焼酎、ウィスキー、ブランデー、ウォッカはビールなどより水分量が少ないほか、腎臓病の場合、積極的に摂りたいエネルギー量が多く、タンパク質、カリウム、リンがほとんど含まれていません。

また、お酒を飲む場合に注意しなくてはいけないのは一緒に摂るおつまみです。

おつまみには高タンパク、高塩分のものが多いため、なるべくこうしたメニューを避ける必要があります。

その他、焼酎は安心ということで飲む人がいるかもしれませんが、何かで割る場合、特に果汁にはカリウムが多く含まれていますので、避けたほうが良いでしょう。

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