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腎臓移植の概略についてご紹介しています

公開日: : 最終更新日:2015/05/19 腎臓の病気・人工透析


腎臓移植とは、他人の腎臓を腎臓病患者に移植することにより、患者の腎臓として機能を果たさせる治療方法のことをいいます。

この腎臓移植は、末期の腎不全患者が受けることになる治療です。

移植が上手くいくことにより、腎機能は正常になり、免疫抑制剤の使用は継続しなくてはいけないものの、透析治療を受ける必要がなくなり、健康な人と同様の生活を送ることが可能になります。

この腎臓移植には死体腎移植と生体腎移植の2種類があります。

まず死体腎移植ですが、これは脳死状態にある人の腎臓を移植する形になります。

次に生体腎移植ですが、これは血縁者や配偶者の腎臓を移植する方法のことをいいます。

なお、亡くなった人はわかるものの、どうして生きている人の腎臓を移植することが可能なのか、疑問に感じる人もいるでしょう。

ご存知の人は多いかと思いますが腎臓は2個あります。

片方を移植に使用して失ったとしても、腎機能に悪影響を及ぼす心配がないと考えられているため、生きている人の臓器移植が可能なのです。

ただ、この腎臓移植を選択するには条件を満たさなくてはいけません。

移植される患者側が手術に耐えられるだけの体力がないといけませんし、提供する側が腎臓の健康に問題がない状態でないといけません。

他にもいろいろな条件があり、全て満たしていなければ腎臓移植の手術を行うことは認められていないのです。

また、腎臓移植が無事成功したあと、免疫抑制剤を使用しなければいけないということを先述しました。

これは他人の臓器を患者の体が異物と受け止め、拒絶反応を起こすのを防止するために使用するものなのです。

なお、免疫抑制剤は複数種類を組み合わせて使用するのが基本ですが、期間が経過するごとに量は少なくなっていきます。

その他、移植手術が上手くいくことが理想的ですが、移植後の腎臓が駄目になることもあります。

仮にこうして失敗に終わってしまった場合には、再び透析治療を受けることになります。

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