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Bウイルス病の原因・症状・感染経路・治療・予防・検査など

公開日: : 最終更新日:2016/04/09 感染症, 人獣共通感染症

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サルに噛まれることによって引き起こされる病気です。
原因となるのはウイルスで、世界で40例程度の報告があります。
1933年にポリオの研究者がアカゲザルに噛まれて、脳脊髄炎を起こして死亡したことから発見された病気です、

Bウイルス病の原因

ニホンザルやオナガザルなどの体にいるウイルスで、サルにこのウイルスが感染してもヘルペスのような症状が起こるだけで死亡することは稀ですが、人間に感染すると致命的なBウイルス病を起こします。

Bウイルス病の症状

初期症状では、噛まれた傷でウイルスが増殖するため、傷に水泡や潰瘍ができます。
傷が激痛をもたらしたり、かゆくなったりします。
中期症状では、発熱や、感覚の異常、筋力の低下や麻痺などが起こります。
病気の末期では、神経が侵されるため、頭痛や嘔吐、意識障害などが起こります。
潜伏期間は、噛まれたのち、早い場合は2日、だいたいが2週間~5週間で症状が引き起こされます。

Bウイルス病の感染経路

唾液に感染性ウイルスがでているサルに噛まれると感染します。
ウイルスが潜伏している状態のサルに噛まれても感染しません。
実験用のサルや動物園、ペットのサルに噛まれたり、引っかかれたりすると感染するおそれがあります。
実験でサルに使用した注射針や実験器具などで怪我をすると、そこから感染することもあります。

Bウイルス病の予防

症例数が少なく、確立されていませんが、アシクロビルやガンシクロビルなどの薬物が有効で、予防や治療に使われます。
サルに噛まれたときは、傷口を15分以上の時間をかけて流水や石鹸水で洗うようにします。
目にサルの唾液などが入ったときも、流水や滅菌水などでよく洗浄します。
ワクチンはありません。

Bウイルス病の治療

ウイルスに感染しているかもしれない場合も含め、アシクロビルを14日間投与します。

Bウイルス病の検査

病原体であるウイルスがかみ傷から見られるかどうかが重要になります。
ウイルスを分離する方法で検出されたら、この病気だと診断されます。

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