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内臓の病気による腰痛を詳しく:症状,特徴,治療

公開日: : 最終更新日:2015/07/17 骨・関節の病気


腰痛にはさまざまなタイプがあり、原因もそれぞれ異なります。
たとえば、病院で診断しても病名がつかない、あるいはつきづらいタイプの腰痛があります。
これは「非特異的腰痛」とも呼ばれますが、実はこれが腰痛の多くの部分を占めるとも言われています。
筋肉疲労や姿勢の悪さによって起こることが多いため、「姿勢性腰痛」あるいは「疲労性腰痛」と言われることもあります。

非特異的腰痛とは異なり、腰痛自体に病名がつくものもあります。
椎間板ヘルニアや骨粗しょう症、腰部変性すべり症、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症などがその代表で、ほかにもさまざまなものがあります。

精神的ストレスが原因で起こる心因性腰痛というものもあります。
これは検査などをしても原因が特定できないもので、社会的要因や心理的要因と深く関わっているとされています。

もっとも深刻だと言われているのが、内臓の病気によって起こる腰痛です。
このタイプは骨や腰の筋肉には問題がなく、内臓が患った病気による症状のひとつとして腰痛が生じます。
尿路結石や多発性骨髄腫、遊走腎、腹部大動脈瘤、腎盂腎炎などがこれにあたります。
女性で多いのが、子宮頸がんや子宮筋腫などの病気です。

腰を強打した、あるいは重たいものを持ち上げたなどのきっかけがなにもなく、腰痛が発症した場合は内臓の病気が隠れている恐れがあります。
内臓の病気によって起こる腰痛は、動作や姿勢とは無関係につねにしくしくとした痛みを感じることが多いとされています。
また、痛みによって不眠に陥ったり、痛みで何度も目が覚めてしまったりと、強い痛みが特徴です。

ぎっくり腰などは急な激痛によって、歩くこともままならなくなることが多々あります。
内臓が原因の腰痛の場合も激痛を感じることはありますが、前屈の姿勢で体をなるべく丸めるようにすると歩けることはあります。
一般的な腰痛は歩くことで筋肉が刺激されて痛みが生じますが、内臓が原因の腰痛はこの点が少し異なります。

胃と十二指腸の疾患による腰痛

腰痛の原因となる内臓の病気はひとつではなく、いくつもあります。
膵臓や胆嚢、十二指腸、胃などさまざまな部位に起きた問題によって、腰痛は引き起こされるのです。

内臓疾患によって起こる腰痛のひとつが、胃のトラブルです。
胃が正常に働いていないと、腰痛が生じることがあります。
また単純に腰の痛みだと思ってたものが、実は胃の不調による痛みだったというケースはよくあります。

胃のトラブルのひとつが胃潰瘍ですが、これにより腰痛が生じることもあります。
腰痛の原因が胃潰瘍の場合、ほとんどはほかの症状も一緒に確認できます。
空腹時や食後に腹痛を感じる、背中から腰にかけて痛む、貧血や吐血、嘔吐などの症状がある場合は、胃潰瘍の疑いがあります。

胃潰瘍の症状でもっとも顕著に見られるのが、空腹時の腹痛です。
おへそ周辺やみぞおちのあたりに痛みを感じますが、食事中は痛みが軽減されます。
しかし、食後数時間経つとまた痛みがぶり返します。
腰痛だけでなく背中に痛みが生じることも多く、とくに就寝時に痛みが強くなります。
背中や胸などに痛みが生じているときは、潰瘍が悪化していることが多く、特に患部付近である体の左側に痛みが顕著に感じられます。

十二指腸で生じたトラブルによって、腰痛が引き起こされることもあります。
十二指腸に関連した病気としては十二指腸潰瘍がもっとも有名ですが、ほかにも十二指腸がんや十二指腸ポリープなどの疾患があります。
これらの病気によって、腰痛や背中の痛みといった症状があらわれることがあります。

腰痛のほかにも、膨満感や食欲不振、胸焼け、みぞおちの痛み、腹痛などの症状があらわれることもあります。
腹痛は特に空腹のときに起こることが多く、なにか口にすると痛みがある程度軽減されるというのが特徴です。
十二指腸になんらかのトラブルが生じると、腰の神経が刺激を受けて腰痛が発症すると言われています。
また、内臓疾患の多くは内臓が肥大しやすいことから、体の内側から腰が圧迫されて腰痛に発展するという理由もあります。

胆嚢炎による腰痛

腰痛を引き起こす内臓疾患のひとつに、胆嚢炎があります。
胆嚢は肝臓と十二指腸の間にあり、肝臓によって分泌された胆汁をため込む役割を担っています。
胆嚢炎は、胆嚢が炎症状態になる病気のことを言います。

胆嚢炎は慢性化したものもありますが、急激に症状があらわれる急性胆嚢炎が圧倒的に多く、みぞおちから右脇腹に痛みが生じます。
強い痛みは右肩や右背中、胸や腰など広範囲で見られることもあります。
腰痛やほかの部位の痛みのほか、嘔吐や吐き気、高熱、寒気などの症状が確認されることもあります。
また、黄胆が見られたり、茶色に変色した尿が出たりする場合もあります。
お腹全体が硬直したようになっている場合は、腹膜炎が生じている恐れがあります。

胆嚢の炎症の多くは、細菌への感染によって生じることがわかっています。
細菌は胆管の細菌が肝臓に入り込んで胆汁として排出される、あるいは腸内の大腸菌などが十二指腸を介して入り込むことで感染します。
胆汁の流れが滞ると、胆嚢のなかに胆汁が蓄積・濃縮して、細菌が繁殖しやすい環境となります。

胆嚢炎になった人のほとんどが、体内から胆石という石が発見されます。
この胆石が胆汁をせき止めて炎症を引き起こしていると考えられています。
胆石症や胆嚢がんなども胆石が発見されることがありますが、これらの病気にかかった人は胆嚢炎を併発しやすいと言われています。
長期間食事をせず点滴をつづけている場合も、胆嚢の働きが弱まって胆嚢炎を発症しやすいとされています。

過食や不摂生、肥満などによって、胆汁のなかに溶けたコレステロールが濃縮されて石に変化することがあります。
胆嚢炎を予防・改善するには規則正しい生活やバランスのとれた食生活を心がけるとともに、腰痛などなんらかの症状があらわれたら医療機関で相談することが大切です。
症状が軽度な場合は、抗生物質の投与だけで症状が改善することも多いので、たかが腰痛と思わず、医師の診断を受けるようにしましょう。

膵炎による腰痛

膵臓の疾患によって、腰痛が発症することがあります。
膵臓は脂質や炭水化物、たんぱく質を分解するための消化酵素の分泌を行う臓器です。
膵臓に問題が起こるとインシュリンの分泌が滞り、糖尿病などの発症リスクが高まります。

腰痛を伴う膵臓の疾患として代表的なものが、膵炎です。
膵炎では腹部を中心に背中や腰、肩などに強い痛みが生じます。
痛みは食事中ももっとも強くなり、空腹時にはおさまります。
また、前屈の姿勢になると痛みが緩和されるため、胃痛と思い違いされることが多いですが、胃薬を服用しても症状に変化はありません。

急性膵炎の場合は、いきなり強い痛みが生じることがほとんどで、慢性的な膵炎の場合ははじめは腹部に張りやこりのような重苦しさを感じます。
慢性的膵炎は少しずつ痛みが増していきますが、膵炎の破壊が進行することで腹痛はおさまります。
痛み以外にも、全身の倦怠感、食欲不振、黄胆、腹部のはり、下痢、嘔吐、吐き気、胸焼け、発熱などの症状が伴うこともあります。

膵炎が悪化すると脱水状態となり、精神不安定や幻覚、意識の低下、ショック状態、頻尿、多尿、口の乾燥などの症状が見られるようになります。
また、肺との合併症により、呼吸不全が引き起こされることもあります。
はじめは重篤な症状が見られなくても、発作などによって急に重症化するケースもあります。
症状が悪化すると命に関わる場合もあるため、できるだけ早く対処することが大切です。

膵炎の半数近くは、アルコールが原因で発症すると言われています。
体調が安定していないときに極度の飲酒をしたり、脂肪分過多の食事をしたりすることで発症します。
また、腹部の怪我や胆石症で膵液の流出が滞るなど、胆嚢に関連した疾患によって起こることもあります。

膵炎は、血液検査や尿検査、超音波検査、CTスキャンなどの基本的な検査で診断されます。
重症化を避けるためにも、腹部や腰の痛みなど少しでも異変を感じたら検査を受けることが大切です。

腎臓の疾患による腰痛1

慢性化した腰痛に、日常的に苦しむ人は少なくありません。
腰痛はさまざまな要因によって引き起こされますが、そのなかのひとつが腎臓で起きる疾患です。
腎臓は靱帯の背中側に位置しているため、腎臓になんらかの異変が生じると腰痛が引き起こされることは珍しいことではありません。

腎臓に異変が生じているかどうかは、セルフチェックすることができます。
血圧が異常に高くないか、顔や足にむくみが生じていないか、横たわって休息をとっても痛みに変化がない、前屈や腰をまわしたときに痛みを感じない、軽く飛び跳ねて着地したさいに腰の深部に痛みが生じるか、といったことを確認してみましょう。
こういった症状が確認できる場合は、腎臓の働きが落ちている可能性があります。
腎臓はひとたび悪化すると、完全になおすのに時間がかかる臓器だと言われています。
そのため、早い段階で治療をスタートすることが肝心だと言えるのです。

腎臓は体のなかの水分を濾過して、毒素を排出する働きがあります。
また、電解質などのバランスをコントロールするとともに、造血ホルモンの分泌、ビタミンDの活性化を行ってカルシウムの吸収を助けるという役割もあります。
腎臓は体のバランスを保つうえで、欠かせない臓器と言えます。
しかし、「沈黙の臓器」と称されるほど、腎臓に伴う障害は自覚症状が出にくいという特徴があります。
そのため、腎臓に痛みを感じる場合は、なんらかの疾患が起きている疑いがあるということを示しています。

一般的な腰痛の場合、痛みを感じるのは腰の中央部分が中心だと言われています。
また、腹部正面から体の内部に痛みを感じるような場合も、通常の腰痛であることが多いでしょう。
しかし、腰から背中にかけてするどい痛みが生じている場合は、腎臓になんらかの問題が生じている疑いがあります。
これだけで判断するのはむずかしいですが、少しでもおかしいと感じたら医療機関で診断を受けることが大切です。

腎臓の疾患による腰痛2

腰痛を引き起こす腎臓の疾患はいくつかあります。
腎臓結石や急性腎不全、慢性腎不全などがこれに含まれます。

腎臓結石は腎臓の内部で、結石ができてしまう疾患です。
1度できてしまった結石は、かんたんに排出することはできません。
腎臓結石となると血尿や発熱などの症状があらわれ、慢性化すると臀部や太ももなどが痛くなります。
結石は小型のものであれば自然排出が可能ですが、大型のものの場合は超音波をあてて粉砕する方法が採用されることが多いでしょう。
食事療法として、カルシウムが多く含まれる食材を排除した食事がとられます。

急性腎不全は細菌感染などによって腎臓の糸球体が炎症状態となることで起こります。
子供が感染しやすく、血尿などの症状があらわれます。
治療としては、抗菌剤などの薬物療法と食事療法などが行われます。
安静にしていれば、数ヶ月程度で症状は改善すると言われています。

慢性腎不全は高血圧や糖尿病によって発症することがほとんどです。
自覚症状がほとんどないのが特徴です。
むくみや貧血、倦怠感などの症状があらわれることがあります。
現時点では効き目の高い薬はありませんが、たんぱく質と塩分をできるだけ排除した食事療法で悪化を食い止めることはできます。

腎臓に関連する病気は、重篤化することで心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まることが知られています。
また、腎臓の機能が低下すると人工透析などの治療も欠かせなくなります。

腎臓の疾患の疑いがある場合は、内科か泌尿器科で検査を受けるといいでしょう。
検査の内容は超音波やレントゲン、尿検査などが一般的です。
検査によって腎臓以外になんらかの異常が発見された場合は、その疾患と並行して治療を進めていくことになります。

腎臓の病気の予防には、バランスのいい食生活が欠かせません。
特に塩分やリンの過剰摂取は体に負担をかけるので、できるだけ控えることが大切です。
また、適度な運動も予防のために重要なので、日常的に取り入れてみるといいでしょう。

子宮内膜症による腰痛1

女性で腰痛がつづく場合、女性特有の疾患の疑いもあるので十分注意する必要があります。
疾患が原因の腰痛は一般的な腰痛と異なり、運動やストレッチなどで改善することはありません。
症状の悪化を避けるには、できるだけ早く婦人科を受診することが大切です。

女性に見られる腰痛のなかに、子宮内膜症によるものがあります。
子宮内膜症は子宮内部を覆っている膜が、腸や腹膜、卵巣、卵管などに増殖するという病気です。
子宮とはちがう場所に生じた内膜も、本来子宮がもつ周期にあわせて変化します。
月経期になると子宮とは異なる場所にできた子宮内膜も、剥離・出血するのです。
しかし、内膜や血液を体の外に排出することはできないので、自然と体のなかに蓄積するようになります。
その影響でチョコレート嚢胞が生じたり、さまざまな臓器との癒着が起こったりしてしまうのです。

子宮内膜症は生殖年齢に達した女性の10%ほどに生じると言われ、特に妊娠未経験の女性がなりやすいことがわかっています。
原因は不確定ですが、月経の際に剥離した子宮内膜が部分的に卵管を逆流して卵巣やさまざまな臓器にいたって増殖するという説がいまのところ有力です。
それ以外にも、先天的な要因だという説もあります。

子宮内膜症の主な症状は、生理痛や下腹部痛です。
一般的な痛みより重い傾向があり、ひどい人の場合は月経数日前から動くことも困難なほどの痛みを感じます。
感じる痛みは人によって異なりますが、子宮やそのまわりが重くズキズキと痛みと言われています。
また、子宮内膜が直腸付近に生じている場合は、排便痛などの症状があらわれることもあります。

子宮内膜症による腰痛は、一般的な腰痛とは異なり、姿勢を楽にしたり、安静にしていたりしても、変わらないという特徴が見られます。
この場合は子宮内膜症の疑いがあるので、ほかに症状が見られないか確かめてみましょう。
腰痛と同時に、下腹部の痛みや違和感などがあるようなら、子宮内膜症の可能性が高まります。

子宮内膜症による腰痛2

子宮内膜症によって、腰痛の症状があらわれることがありますが、発症した腰痛が子宮内膜症によるものかの判断がむずかしい場合があります。
特に子宮内膜症による腰痛と同時に、一般的な腰痛が生じているときは判断が困難でしょう。

たとえば、仕事などでパソコンに向かう時間が長いという人は、腰痛や肩こりなどの不調が慢性化しやすい傾向にあります。
特に体を動かす機会が少ない場合、腰痛の症状が長引くことは少なくありません。
そういった人が子宮内膜症を発症しても、いつもの腰痛が悪化してしまったと捉えてもおかしくないでしょう。
子宮内膜症がつづくと月経痛が悪化したり、月経の数日前から痛みを感じるようになります。
こういったことで子宮内膜症の可能性を考えることができれば問題ありませんが、仕事の忙しさやストレスの影響だとかんたんに片付けてしまう人もいます。
そして、気づかれることもないまま、症状だけがつづいてしまうといったケースも少なからずあるのです。

子宮内膜症の症状で顕著なのが、安静にしていても痛みに変化が見られない腰痛です。
性交時の痛みや腹部の膨張感、月経時の出血量の増加、不正出血、月経時以外の下腹部の痛み、悪化する月経痛など、子宮内膜症で特徴的な症状はいくつかあります。
そういった症状にひとつでも心あたりがある場合は、子宮内膜症の疑いがあると言えます。
また、遺伝性があるという説もあるので、母親や姉妹が子宮内膜症を発症している場合は、さらにリスクは高まると言えます。

月経が関係する症状に関して、我慢してしまう女性は少なくありません。
しかし、子宮内膜症は放置しておくと月経のたびに症状が重くなっていくことが知られています。
また、適切な治療をしないで、いつまでも放置しておくと、さらにさまざまな症状がでてくる可能性もあります。
できるだけ早く苦痛を取り除くためにも、子宮内膜症の疑いがある場合は、婦人科で相談するようにしましょう。

子宮がんによる腰痛

子宮がんによって腰痛の症状があらわれることがあります。
がんがまだそれほど進行していないときは、自覚症状はほとんど確認できません。
しかし、悪化するとおりものに血が混じる、不正出血、貧血、性交時の出血などといった症状があらわれます。
さらに細菌感染がある場合には、発熱や腹痛などの症状が見られます。
がんが近くの臓器に移転してしまうと、腰痛や頻尿、むくみ、下腹部痛、排尿困難といった症状が確認されます。

子宮がんには種類があり、膣付近に生じたがんは子宮頸がん、子宮の深部に生じたがんは子宮体がんと言います。
患者数にそれほど差はありませんが、子宮頸がんのほうがやや多いとされています。

なぜ子宮がんになるかははっきりとわかっていませんが、「ヒトパピローマウイルス」と呼ばれるウイルスの感染が一因と言われています。
子宮頸がんを発症した人の多くからこのウイルスが見つかっており、性行為によって感染することがわかっています。
感染によって絶対にがんが発症するということはなく、ほとんどは人間がもつ免疫力によって2年程度でウイルスはなくなります。
しかし、免疫力の低下や強力なウイルスへの感染などによって、ウイルスが消滅しないと子宮頸がんが発症してしまうのです。
ウイルスのほか、出産経験が多い人、性交人数が多い人、性交開始年齢が若い人などが発症しやすいと言われています。

子宮体がんについては、女性ホルモンのエストロゲンが長期間にわたって分泌されつづけると発症しやすくなると考えられています。
エストロゲンの分泌過多は月経不順に陥りやすく、とくに30歳代~40歳代で月経不順が見られる人は気をつける必要があるでしょう。
また、ホルモンとは無関係に閉経後に発症することもあります。
子宮頸がんは出産経験が多い人が発症しやすい傾向にありますが、子宮体がんは未産婦に多いと言われています。

子宮がんの検査では細胞診という、子宮の入り口の細胞を採取して調べる方法が用いられます。
苦痛の少ない簡単な検査なので、早期発見のために定期的に調べることが大切です。

膀胱がんによる腰痛

膀胱がんの影響で、腰痛が起こることがあります。
ただし、腰痛が起こるのはがんが膀胱から尿管に転移した場合です。
がんが尿管に転移すると水腎症という、尿の流れが遮断されて逆流を起こした尿の圧力が腎臓に集中して尿によって腎臓が拡張した状態となります。
そのときに腰痛や腰の痛みが生じるのです。

膀胱がんは初期のうちはあまり症状が見られず、進行すると血尿が出るようになります。
血尿はでたり止まったりを繰り返すため、継続して確認できるわけではありません。
また、血尿が出る症状はほかの病気でもあてはまるため、検査しなければ膀胱がんがどうかは特定できません。
がんの悪性度によっては、初期の段階でも下腹部痛や排尿痛などの症状が見られる場合があります。
がんが進行すると、頻尿や残尿感などが見られるようになり、もっと進行すると血尿がつづくようになります。

膀胱は腎臓で生成された尿を貯蔵する働きをもつ臓器で、移行上皮という上皮によって表面が覆われています。
膀胱がんのほとんどは、この移行上皮に生じます。
男性のほうが発症しやすく、特に50代以降になると女性と比べて3倍ほどの発症率となると言われています。

膀胱がんの原因ははっきり特定されているわけではありませんが、喫煙習慣が一因と考えられています。
喫煙者は非喫煙者と比較して、およそ2倍~4倍膀胱がんのリスクが高いと言われています。
また、抗がん剤のシクロホスファミド、精神安定剤のクロルプロマジン、鎮痛剤のファナセチンなどの特定の薬も、膀胱がんの発症リスクを高めると言われています。

膀胱がんの治療は、がんの進達度や異型度などを考慮したうえで選択されます。
軽度の場合は内視鏡を用いて手術を行い、がんを削り取っていきます。
膀胱がんは再発のリスクが高いため、治療が済むと膀胱内に抗がん剤を注入するケースもあります。
重度の場合は、内視鏡を用いて一部分を切除したうえで、適切な治療が進められることになります。

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