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薬疹を詳細に:原因,症状,検査,治療,予防など

公開日: : 最終更新日:2017/11/06 皮膚

薬疹とは(概要)

薬疹(やくしん)とは皮膚の病気の一種であり、薬剤によって症状が出現します。
薬剤は医療用医薬品だけでなく、一般用医薬品で引き起こされることもあり、すべての薬剤が薬疹を起こすリスクがあります。
薬疹は薬剤を内服したり、注射したり、点鼻・点眼したりといった具合に、なんらかの形で体のなかに入ったあとに起こるものです。

引き起こされる症状としては複数のものがあり、重症だと最悪の場合には死にいたってしまうことにもなりかねません。
最多の症状としては軽度のかゆみ、吹き出物、少しだけ皮膚がめくれるというものです。
重症の薬疹のケースでは、火傷(やけど)をしたように皮膚がただれてしまう症状が部分的にではなく全体的に起こります。
また、薬疹にはアレルギー性のものと非アレルギー性のものとが存在しており、割合としてはアレルギー性の薬疹が圧倒的に高いです。
薬剤の種類としては、抗菌薬、解熱鎮痛剤、感冒(かんぼう)薬、造影剤、抗けいれん薬、高血圧・糖尿病・不整脈の治療薬といった種類のものが、よく薬疹を引き起こしています。

なお、ほかにも前述したようにすべての薬剤が薬疹を起こす可能性があるということで、漢方やビタミンを使用したことがきっかけとなって薬疹を招いてしまうケースもあります。
薬疹の発症時期に関してですが、通常は使用がはじめての薬剤で発症することは少なく、2回目以降に発症することが圧倒的に多いです。
また、1回でも薬疹の症状が出現した薬剤は、次回以降また同一の薬剤を使用すると再び症状が引き起こされてしまいます。
使用した薬剤が体内に取り込まれて発症するものですが、内服薬を例に出すと、服用後数分以内に症状が引き起こされる場合もあれば、数時間や数日間が経過して症状が引き起こされることがあります。

さらに薬疹を起こしている疑いのある薬のことを被疑薬といいますが、この薬剤の使用をストップしたとしても、数週間~数ヶ月間にわたり症状が継続してしまうケースもあります。
そのほか、発疹のしかたによって薬疹には複数のタイプが存在しており、蕁麻疹(じんましん)型、固定薬疹型、播種状紅斑(はしゅじょうこうはん)型、紅斑丘疹(きゅうしん)型、光線過敏型、湿疹型、紫斑(しはん)型、多形滲出性(たけいしんしゅつせい)紅斑型、スティーブン・ジョンソン症候群(SJS)、中毒性表皮融解壊死(ひょうひゆうかいえし)症(TEN)、薬剤性誘発性過敏症候群(DIHS)といったものにわけられています。
このうち、スティーブン・ジョンソン症候群、中毒性表皮融解壊死症、薬剤性誘発性過敏症候群は重症型であり、これらは最悪の場合には生命がおびやかされてしまう病気です。

どういう場合に薬疹の可能性がある?

まずは薬剤を使用中か使用後に急に発疹が出た場合、薬疹を起こしている可能性があるといえるでしょう。
それから、薬剤の使用を中止したことによって発疹が解消される場合には、薬疹を起こしている疑いが濃厚になります。

薬疹の原因

薬疹には大きくわけてアレルギー性のものと非アレルギー性のものとがあります。
なお、割合として高いのはアレルギー性の薬疹です。
アレルギーにはⅠ~Ⅳ型の4タイプが存在しており、薬疹で多いのはⅣ型にあてはまるものです。

アレルギー性の薬疹

すでに述べたように、アレルギーにはⅠ~Ⅳ型の4種類があります。
Ⅰ型は即時型、Ⅳ型は遅延型とも呼ばれています。
Ⅰ型から順番に特徴を解説していきますが、Ⅰ型は抗原(アレルゲン=薬疹の場合は原因となる薬剤)と接触後、15~60分間で引き起こされるものです。
Ⅰ型は薬疹のなかでも蕁麻疹型であるケースが多く、生命をおびやかすアナフィラキシーショックを招くリスクがあります。

Ⅱ型は赤血球や筋肉の細胞といった細胞が壊されてしまうものであり、紫斑型に該当する薬疹で起こるケースがあります。
Ⅱ型のアレルギーは自己の細胞を敵と判断し、抗体の仕事をサポートしている補体が活発することにより、自分に対し攻撃を仕掛けて引き起こされるものです。

Ⅲ型は薬疹としては血管炎型が該当し、免疫複合体が組織に沈着し、補体が活発化することによって臓器障害を招くものです。
そしてⅣ型ですが、湿疹型をはじめ多くの薬疹がこのⅣ型によるものです。

特定の薬剤を敵と判断するようになったリンパ球(ヘルパーT細胞)によって起こるアレルギー反応です。
症状は数時間~1日で引き起こされるのが特徴です。

非アレルギー性の薬疹

アレルギーではない場合の薬疹は、薬剤自体の副作用で起こるケース、薬剤を過剰・不適切に使用したことによって起こるケース、薬剤を長期的に使用したことによって、皮膚や粘膜に薬剤がたまって起こるケース、特定の薬剤が別の薬剤の代謝や排泄をさまたげたり、変化させたりして起こるケースがあります。
特定の薬剤が別の種類の薬剤の代謝や排泄をさまたげたり変化させたりして起こる薬疹は薬物相互作用といいますが、これはお酒を飲んだことによる作用の増強によって起こることもあります。

また、薬剤の長期使用によって皮膚や粘膜に薬剤がたまることは、蓄積作用といいます。
ほかには、薬剤を使用している本人の体質が原因となって薬疹を起こす場合があります。
不耐(ふたい)症といって、薬剤の使用量がわずかであっても過剰反応を起こしてしまう体質が原因となって薬疹を招いてしまうケースがありますし、特異体質といって薬剤の本来の効果効能とは別の効果効能が生じてしまったことにより、薬疹を引き起こしてしまうケースもあります。

薬疹の症状

感作期間

薬剤に対してアレルギー反応を起こすまでには日数を要します。
特定の薬剤に対し反応を起こす細胞や抗体を持つようになるまでの日数のことを感作(かんさ)期間といい、数日~14日以内を要することが多く、高血圧の治療薬などの場合には、数ヶ月が経過してようやく発症するようなこともあります。

主な症状

薬疹は型・重症度に応じて症状が異なります。
ただ、主な症状としては発疹があり、一部に出る薬疹もあれば全体に出る薬疹もありますし、決まって同じ場所だけに出る薬疹もあります。
さらに左右対称に発疹が出るタイプの薬疹もあるなど、一口に発疹といっても症状の出かたは多様です。

一例として、薬疹には固定薬疹型というタイプのものがありますが、この薬疹では丸や丸に近い形をした紅斑が生じます。
また、紅斑が出た場所には色素沈着を起こすことが多いのもまた、このタイプの薬疹の特徴です。

このほか、光線過敏型という薬疹もありますが、このタイプの薬疹はニューキノロン系抗菌薬や湿布などが原因となる場合が多く、陽に当たることによって数時間で発疹が出ます。
固定薬疹のように色素沈着が残ることがあるほか、白斑が残るケースもあります。

即時型の症状

このタイプの薬疹の場合、鼻汁や涙が出る、のどが詰まる、息がぜいぜいするといった症状が発疹とともに引き起こされることがあります。
また、血圧低下によって倒れてしまうということも、非常に珍しいケースではありますが起こり得る症状としてあげることが可能です。

かゆみの症状は出る?出ない?

薬疹はすでに述べたように、発疹のしかたによって数多くのタイプが存在します。
タイプ別に発疹の出かたに違いがあるように、かゆみの症状もタイプ別に異なります。
強いかゆみをともなうような薬疹もあれば、ほとんどかゆみが気にならないようなタイプの薬疹もあります。
とりわけかゆみが激しく出やすいのは蕁麻疹型、湿疹型、扁平苔癬(へんぺいたいせん)型、薬剤性誘発性過敏症候群といったタイプといわれています。

重症の薬疹で起こる症状

スティーブン・ジョンソン症候群の場合、水疱(すいほう)、ただれなどにより体表の皮膚がはがれた面積が10%に満たない状態をいいます。
日本国内の場合、この面積が10%以上になると中毒性表皮融解壊死症となります。
スティーブン・ジョンソン症候群ではせき、頭痛、体の痛みなどの症状が引き起こされたあと、顔面や胴体に赤い発疹が生じ、拡大していきます。

水疱が眼、口のなか、のど、肛門、性器といった粘膜に発生してはすぐに破裂してしまい、正常に食事を摂れなくなる、眼があけられない、排尿痛が出る、お腹を下す、くちびるに潰瘍(かいよう)が形成されるといった症状が引き起こされます。
中毒性表皮融解壊死症の場合には、発熱、全身の紅斑や水疱、表皮の壊死などが代表的な症状であり、壊死した表皮は重症の火傷に似ています。
皮膚がはがれる範囲がスティーブン・ジョンソン症候群より広くなっており、少し表皮に触っただけで皮膚が大きくめくれてしまいます。
そのほか、髪が抜けたり、ツメの離脱が起こったりするほか、表皮が失われた露出した真皮部分では体液や塩成分が出ていきます。

これにより全身状態が悪くなって感染症を招きやすくなり、肺、肝臓、腎臓、消化管といった部位に異常が起こることも少なくありません。
薬剤性誘発性過敏症候群の場合には、薬剤以外にウイルスの影響があるのが特徴で、薬剤を使用しているあいだにウイルスが再活性化して薬疹が引き起こされるといわれています。
代表的な症状は発熱、かゆみ、急速に拡大する紅斑、肝機能障害、リンパ腫脹、白血球増加などをあげることが可能です。

原因薬をストップしても悪化は止まらず、肝臓や腎臓の機能障害などの臓器障害をともないます。
原因薬とは別の、薬疹の発症後に使用した抗生剤や解熱鎮痛薬などによって薬剤性誘発性過敏症候群が引き起こされることが多いです。
いったん状態がよくなったとしても、発熱や肝機能症といった症状が再発することも少なくありません。

死亡率

スティーブン・ジョンソン症候群や中毒性表皮融解壊死症のような重症の薬疹では、最悪の場合には命を落としてしまうことになりかねません。
どの程度の確率で命を落としてしまうのか気になったという人もいるでしょうが、スティーブン・ジョンソン症候群はだいたい6%、中毒性表皮融解壊死症はだいたい20%といわれており、多臓器不全(たぞうきふぜん)、敗血症(はいけつしょう)、肺炎(はいえん)といった病気によって命を失ってしまいます。
意外と死亡率が低い、このぐらいのものだろう、死亡率が高いという具合に、死亡率の高さに関しては人によって感じ方は違うでしょうが、命を落としてしまうリスクがあることにはかわりないので、注意しなければいけません。

後遺症

薬疹のやっかいな特徴の一つが、後遺症が残ってしまう場合があるということです。
重症の薬疹では目のトラブルとしてドライアイ、視力障害、失明などが残ってしまう場合がありますし、ツメの変形、呼吸器障害が後遺症として残ってしまうケースもあります。

また、皮膚の色素沈着や皮膚の色が抜ける脱失(だっしつ)が起こってしまうのも重症の薬疹の後遺症といえるでしょう。
なお、色素沈着や脱失は光線過敏型や固定薬疹型の薬疹で起こることもあります。

薬疹の検査・診断

問診

後述しているような検査を受ける前には、問診が行なわれるというのが医療機関では一般的です。
主にいま使用している薬の種類、薬の使用を開始した時期、発疹の症状が起こった時期、これまで薬を使用して発疹が起こったことがあるか、アトピー性皮膚炎・気管支喘息などのアレルギー性疾患の既往歴、家族のアレルギー性疾患の人がいるかどうかといったことが質問されます。
事前に質問に対する正しい回答を用意しておくと診察が円滑に進みますし、処方薬しか使用していない人は、薬局で受け取るお薬手帳があると、いつからどの種類の薬剤を、どの程度の量使用しているのか、服薬履歴を知るよい材料になります。

パッチテスト

被疑薬という、薬疹の原因になっている疑いのある薬剤の軟膏を背中や腕に貼付することによって、発疹が引き起こされるかどうか反応をチェックする検査方法です。
軟膏を貼り付けて48時間後と72時間後、紅斑、紅色丘(こうしょくきゅう)湿疹、浮腫(ふしゅ)といった症状が確認されれば陽性となります。

なお、パッチテストの結果は100%正しいとは限りません。
試験で使用する薬剤の濃度が過度に高いと、この刺激で皮膚炎を起こし、間違って陽性の結果が示されることがあり、このような形で出る陽性の結果のことを偽陽性(ぎようせい)といいます。
また、薬疹を発症している状態=アレルギーの反応が出やすいデリケートな状態であるため、試験の薬剤に感作されて別のアレルギーを招いてしまうことがあります。

さらに薬疹が使用した薬剤が体内で形が変化して生じているケースでは、被疑薬をそのまま背中などに貼付しても陽性を示さないケースがあります。
なお、このような形で陽性が出ないことを偽陰性(ぎいんせい)といいます。

内服試験

誘発試験という別名もある検査方法であり、再び原因薬を使用することで病気を調べるのが特徴です。
症状が重篤でない人は常用量での検査が可能な場合もありますが、そうでない場合にはとくに重症では1回分の100分の1の量など、通常より少量ではじめるのが一般的です。

重症でないケースでは5分の1や10分の1でスタートし、発疹が引き起こされなければ2分の1、常用量と使用量を多くしていきます。
内服試験は原因薬剤を絞り込むのに効果的な検査方法ではありますが、患者が再度薬疹を起こすリスクのある検査方法であり、パッチテストや次に紹介する検査方法を優先し、その結果として特定することがかなわなかったケースで選択されるべき検査方法であるといわれています。

薬剤添加リンパ球刺激試験(DLST)

検査を受ける人の血液から分離したリンパ球と、薬疹の原因になっている疑いのある薬剤を試験管のなかで混ぜて反応をチェックする方法が、薬剤添加リンパ球刺激試験です。
パッチテストや内服試験は患者の体に起こる変化を直接チェックするのに対し、この検査方法では試験管内での様子をみるだけであるため、正しい結果が出ないことがあります。
ただ、患者本人にかかる身体的な負担でいうと、ほかの検査方法に比べてないといえるでしょう。

薬疹の治療

薬疹の治療方法は、軽症、中等症、重症で違いがあります。

軽症の薬疹ではどのような治療が行なわれているのか

引き起こされている症状が軽い人に対しては、原因となっている薬剤や原因になっている疑いのある薬剤の使用をストップします。
これだけで回復することもありますが、原因薬の代用薬がないケースでは、原因薬や原因になっている疑いのある薬剤の使用をストップしない場合があります。

この場合には医師の判断により薬剤の使用量や1日あたりの使用回数、使用するタイミングの見直しが行なわれることになります。
なお、薬疹を起こしている薬剤の使用を継続しつつ、薬疹の治療を進めていく場合は完治が難しく、薬剤の使用を継続しているうちに重症化してしまうリスクがあります。

中等症の薬疹ではどのような治療が行なわれているのか

軽症の薬疹の人に対して行なわれている治療法と同じく、薬疹の原因薬や原因になっている疑いのある薬剤の使用を止めます。
この方法によって中等症の薬疹も軽快することはありますが、状態が改善しないこともあります。
かゆみがひどく、多くの紅斑(こうはん)があったり、軽快しなかったりする人に対しては、抗ヒスタミン薬を投与することによる治療や、ステロイド薬の内服・外用治療が行なわれています。

重症の薬疹ではどのような治療が行なわれているのか

軽症や中等症の薬疹と同じく、原因薬の使用をストップします。
入院したうえでステロイド薬の投与(内服・点滴、ステロイドパルス療法)を第一選択として行ない、これによって十分な治療効果を得ることができないケースでは、ヒト免疫グロブリン製剤静注(じょうちゅう)療法、血漿(けっしょう)交換療法が組み合わせれる形での治療が行なわれています。

脱感作

一度アレルギー反応を起こした薬剤を、再び使用可能な状態へと戻すのが脱感作です。
薬疹の原因となっている薬剤を少量ずつ使用し続け、段階的に増量していく形になります。

なお、薬剤と一緒にステロイドを内服する方法が選択されるケースもあります。
この脱感作は薬疹のうち、症状が重篤でない人の場合はうまくいくことがありますが、不成功に終わってしまう可能性もあります。

薬疹の予防・対処法

薬疹を未然に防ぐには

前述したとおり、薬疹は薬剤の使用が原因となって引き起こされてしまう皮膚症状です。
したがって、薬疹を未然に阻止しようと思うのであれば、薬剤に極力頼ることのないようにしなければいけません。

また、薬剤を使用する場合には使用する分量を少量にするほか、薬剤の種類も少なくし、使用する期間も短くすることが大切です。
まったく薬剤を使用しなければ薬疹が起こることは普通ありませんし、一度かかったことがある人は原因薬を把握し、その薬剤を回避すれば薬疹は出ないでしょうが、上記の方法を試みたからといって、絶対に薬疹が引き起こされないわけではありません。

すべての薬剤に薬疹を起こすリスクがあるため、たまたま使用した薬剤で薬疹が起こることもありますし、少数の薬剤の種類のなかに発症する原因となる薬剤があれば薬疹が起こることがありますし、少量・短期間でも薬疹という皮膚症状は起こる人には起こるものです。
作用がおだやかといわれている漢方薬であっても、薬疹を起こすリスクはあります。

薬疹を発症したことがある人は

アレルギー性の薬疹を経験した人は、その薬剤に対するアレルギー反応は生涯にわたって継続していくといわれています。
かかったことがある人は、受診のたびに薬疹の原因薬を伝えて、回避してもらうことが大切です。

別の種類の薬剤が選択されるなど、アレルギー性薬疹が起こらないような対処法をとってもらうことができます。
なお、薬物アレルギーカード、薬疹カードと呼ばれているものがあるところも少なくないため、ぜひ活用しましょう。
市販薬を購入する場合には、自分でパッケージなどをチェックして原因となる成分が配合されていないか判断したり、薬剤師に薬疹が出た原因薬を知らせ、発症する成分が配合されていない薬剤を購入したりすることが、再発を防ぐためには必要といえるでしょう。

薬疹と医薬品副作用被害救済制度

医薬品医療機器等法にしたがって販売などされている薬剤を、用法用量を守って適切に使用したにもかかわらず、薬疹などの健康被害にあってしまった人を対象にして用意されている公的なしくみが医薬品副作用被害救済制度です。
入院治療を受けなければいけないほど深刻な病気などを招いた場合、治療にかかった費用が実費補償される形になります。

なお、この制度を利用するためには、医師の診断書や投薬証明書などの必要書類を医薬品機構に患者が出さなければいけません。
提出すれば無条件に救済給付が行なわれるわけではなく、薬事・食品衛生審議会の判断、康生労働大臣の判定結果次第となります。

個人輸入代行業者の利用に注意!

救済制度があると知るとなにかあっても安心と思う人もいるでしょう。
いまは個人輸入代行業者を介して医薬品を入手している人が多数いますが、このような人が頭に入れておくべき、気をつけたほうがいいことがあります。

いったいなにに注意が必要なのかといいますと、個人輸入代行業者を経由して手に入れた薬剤を使用して健康被害を受けた場合、医薬品副作用被害救済制度の対象にはなりません。
仮に用法用量を守って適切に薬剤を使用していて、入院治療を受けることが必要なほどの疾病や障害が発生したとしても、かかった費用は自分で負担しなければなりません。
このことが嫌だと感じる人は、日本国内で取り扱われている処方薬のみを使用したほうがよいでしょう。

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