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老人性血管腫の症状・原因・治療について

公開日: : 最終更新日:2015/12/25 皮膚


ほくろは本来は黒色ですが、赤い斑点のようなものが肌にできることがあります。
これは老人性血管腫というもので、ほくろとは違うものです。

老人性血管腫について、解説していきます。

老人性血管腫の症状

背中や胸元、首、腕などに紅い斑点ができますが、その正体は老人性血管腫です。

赤みがさした箇所を押すと元の皮膚の色に戻りますが、手を離すと再び赤みを帯びます。

斑点の表面はつるりとした質感で、光沢があります。

単独でできることもありますが、数カ所にできる場合もあります。

この老人性血管腫はほくろに似ていますが、ほくろとはまったく違ったもので、毛細血管が増殖して皮膚上で露出している状態です。

皮膚上に血管が隆起することがありますが、それが強くあらわれていると考えればいいでしょう。

気になって品頻繁に触れると出血することがありますが、皮膚上に血管が浮き出ているようなものなので、それほど心配はいりません。

良性の腫瘍なので放っておいても問題はありませんが、外見を気にして取り除く人もいます。

加齢の影響でできることが多いため、老人性血管腫と呼ばれますが、20代など若い世代で発症することもあります。

子供の頃からできる人もいるので、あまり年齢は関係ないとも言えるでしょう。

老人性血管腫は平坦なものもありますが、盛り上がった形状のものもあります。

老人性血管腫は白人に多く見られますが、日本国内でもそれほど珍しいことではありません。

斑点は左右対称ではなく、あちこちに生じます。

老人性血管腫の原因

皮膚内部の毛細血管が拡張して異常増殖することで、老人性血管腫は生じます。

紫外線を大量に浴びて炎症を繰り返し起こすことで、発症のリスクが高まります。

そのため、日常的に紫外線を浴びることが多い人、色白の人に起こりやすいと言われています。

また、生活習慣が悪化している人も起こりやすいと考えられています。

老人性血管腫の治療

老人性血管腫は誰にでも起こりえる症状で、放って置いても問題はありません。

そのため、治療をしない人も多いですが、きになる場合は治療をしたほうがいいでしょう。

老人性血管腫はいくつかの治療法がありますが、それほど大きくなければレザー治療によって治すのが一般的です。

老人性血管腫のレザー治療では、炭酸ガスレーザーを利用することが多いでしょう。

炭酸ガスレーザーは水に吸収されるという特徴があるため、水分を含んだ皮膚への治療に有効です。

炭酸ガスレーザーは老人性血管腫だけでなく、ほくろやイボの除去にも用いられる方法です。

治療中の痛みも少なく、跡も残らないため、手軽に受けることができます。

老人性血管腫の多くは4mm以下の大きさですが、なかには大きなものもあります。

大きいものはレーザーで取り除くことができないため、手術を行う必要があります。

手術を検討する場合は、医師の話をよく聞いて内容を理解するようにしましょう。

術後の再発リスクも少なく、きれいに取り除くことができます。

凍結療法は液体窒素を用いた方法で、老人性血管腫の治療で用いられることがあります。

液体窒素によって血管腫を凍結させて、除去していきます。

1週間程度で患部はかさぶた状となって、自然に剥がれ落ちます。

簡単な治療ですが、色素沈着が強めに残る可能性があるので注意が必要です。

どの方法もメリットやデメリットがそれぞれあるので、医師と話し合ったうえで最適な方法を選ぶことが大切です。

老人性血管腫の予防

老人性血管腫の一因が紫外線と言われているので、紫外線を予防することは大切です。

外出時にはサングラスや帽子、日傘を活用するとともに、日焼け止めをしっかり塗るようにしましょう。

肌の炎症も防ぐ必要があるので、体を洗うときには強く擦らずやさしく洗うようにします。

洗顔後は水分が蒸発しやすいため、化粧水や乳液などできちんと保湿するようにしましょう。

日常生活のなかで、肌を保護してこまめにケアすることが老人性血管腫の予防につながります。

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