*

肺炎の検査と治療について

公開日: : 最終更新日:2015/04/30 肺・気管支の病気, 肺炎


肺炎かもしれない場合の検査には何があるのか、どういった治療が行われるのかについて解説していきます。

血液検査

血液検査によりCRP、白血球の数、赤沈値を調べます。
CRPは炎症が発生した際、血清中に増加するたタンパク質のことをいい、赤沈値は赤血球が試験管の中で沈む速度のことをいいます。
細菌感染による炎症が生じている場合、これら全ては高い数値を示すのが特徴です。
また、血液検査により酸素濃度も調べますが、肺炎を引き起こしている場合の濃度は低くなります。

画像検査

X線やCTなどで炎症が生じているかどうかを確かめます。
白い部分がある場合には、そこに炎症が生じていることを示しています。

喀痰検査

喀痰(かくたん)検査により、痰を調べることにより病原微生物を予測したり、痰に含まれている菌の培養を行うことで病原微生物を絞り込みます。

迅速検査

インフルエンザウイルスなどの感染の有無を調べるため、咽頭(いんとう)や鼻腔(びくう)を拭うことで液をとります。
また、肺炎球菌やレジオネラの感染の有無を調べるため、尿をとる検査もあります。

薬物療法

肺炎の治療では、抗菌薬を使用することで病原微生物を死滅させる薬物療法がメインで行われることになるでしょう。
そのほか、高熱の症状に対しては解熱剤、咳の症状に対しては鎮咳薬(ちんがいやく)、咳や息苦しさを緩和する気管支拡張薬、痰の排出を促す去痰薬などが使用されることもあります。
なお、肺炎は絶対に入院が必要と思っている人もいるでしょうが、病状によっては必要がなく、外来での治療だけで大丈夫なケースもあります。

肺炎治療に効果的な過ごし方

安静にし体を冷やさないように努めることで、体力や免疫力アップをはかりましょう。
それから、高熱の症状や食欲がわかない症状がある場合には、脱水症状を起こす恐れがあります。
そのため、こまめに水分補給を行うと同時に、栄養不足にも陥らないようにすることが大切です。

関連記事

肺ランゲルハンス細胞組織球症の原因・症状・治療

肺ランゲルハンス細胞組織球症(はいらんげるはんすさいぼうそしききゅうしょう)とは、肺や気管支の壁

記事を読む

肺真菌症の原因・症状・治療

肺真菌症(はいしんきんしょう)とは、カビである真菌が肺に感染することにより発症する病気の総称のこ

記事を読む

器質化肺炎の原因・症状・検査・治療

間質性肺炎に症状がよく似ていますが、器質化肺炎は肺胞腔に炎症がおき、肺胞腔の線維化や一部で肺胞間

記事を読む

ニューモシスチス肺炎の原因・症状・検査・治療

ニューモシスチス肺炎(にゅーもちすちすはいえん)とは、真菌の一種であるニューモシスチスイロベチー

記事を読む

肺胞微石症の原因・症状・治療

肺胞微石症(はいほうびせきしょう)とは、肺に存在する肺胞の中にリン酸カルシウムが層状に沈着し、発

記事を読む

過敏性肺炎の原因・症状・検査・治療

肺炎は通常、ウイルスや細菌といった病原体が肺胞に感染・発症する病気なのですが、過敏性肺炎(かびん

記事を読む

薬剤性肺炎の原因・症状・検査・治療

薬剤性肺炎(やくざいせいはいえん)とは、ほかの種類の病気にかかっている場合に使用された薬剤により

記事を読む

冬に風邪をひくのは何故?

冬に風邪をひいたり、流行したりする理由は複数あります 以下に分かりやすくまとめていますので

記事を読む

風邪をひくと熱や鼻水、くしゃみは何故出るのかな?

風邪をひくとどうして熱や鼻水、くしゃみが出るのでしょうか。 ここでは理由を解説しますので、

記事を読む

マイコプラズマ肺炎の原因・症状・治療

マイコプラズマ肺炎とは マイコプラズマ肺炎(まいこぷらずまはいえん)とは、マイコプラズマという

記事を読む

サイトメガロウイルス網膜炎を詳しく:原因・症状・検査・治療など

サイトメガロウイルス網膜炎とは 眼球のいちばん奥に存在し、光を感じる神経の膜のことを

粉瘤を詳細に:原因,症状,検査,治療,予防など

粉瘤とは(概要) 粉瘤は「ふんりゅう」と読み、皮膚の下に形成された袋状の良性腫瘍

心室細動を詳細に:原因,症状,検査,治療など

心室細動とは 心室細動(しんしつさいどう)はVF(Ventricular fib

咽後膿瘍を詳しく:原因・症状・検査・治療など

咽後膿瘍とは 咽後膿瘍(いんごのうよう)とは、ノドのつきあたり部分のリンパ節に細菌な

かぜ(急性上気道炎)を詳細に:原因,症状,検査,治療,予防など

かぜ(急性上気道炎)とは かぜと急性上気道炎(きゅうせいじょうきどうえん)は同じ

→もっと見る

PAGE TOP ↑