*

閉塞性肺炎の原因・症状・検査・治療

公開日: : 最終更新日:2015/04/06 肺・気管支の病気, 肺炎

閉塞性肺炎
閉塞性肺炎(へいそくせいはいえん)とは、気道の閉塞した状態に陥ることで引き起こされる肺炎の一種です。
肺がんの患者が閉塞性肺炎を併発しやすいのが特徴で、実にさまざまな種類が存在している肺炎の種類のなかでも、死亡してしまうリスクが大きいのが厄介なところです。
また、ひとたび閉塞性肺炎を引き起こしてしまった場合には重症化しやすいという点にも注意が必要で、わずか1日でも病状が悪化してしまうことも珍しくありません。
そのほか、閉塞性肺炎は治療が可能な病気ではありますが、どのようなことが引き金となって閉塞が起こっているのかによって、選択される方法は異なります。
いずれにしても、短期間で重症化する恐れのある病気ですので、早期発見・治療が重要なのはいうまでもありません。

閉塞性肺炎の原因

肺炎はタバコを吸っていることにより発症リスクが増大します。
1日1箱のペースで喫煙している人の場合、肺炎になってしまうリスクは非喫煙者の2倍にもなるといわれているのです。
このように、喫煙はただでさえ肺炎を引き起こしやすくするものなのですが、閉塞性肺炎はとくにタバコと関わりの深い病気であるのが特徴です。
というのも、閉塞性肺炎のおもな原因は喫煙習慣があることで、長くタバコを吸っているほどかかりやすくなります。
また、タバコを直接吸っている人だけでなく、受動喫煙によっても閉塞性肺炎になるリスクは増大してしまうのです。
そのほか、人体に有毒な気体により閉塞性肺炎が発症したり、特殊な粒子を吸い込むことが原因となって閉塞性肺炎を引き起こしてしまうケースもあります。

閉塞性肺炎の症状

肺のなかには部屋のような形をした多数の肺胞が存在していますが、閉塞性肺炎になるとこの肺胞が破壊されてしまいます。
これが閉塞性肺炎のおもな症状ですが、肺胞の破壊と共に、気道に炎症が生じてしまうのもこの病気の特徴といえるでしょう。
なお、肺胞が破壊されていたり、気道に炎症が生じている状態は慢性化してしまうリスクもあるため注意が必要です。
そのほか、閉塞性肺炎では気道が閉塞してしまいますが、これにより動悸や息切れといった症状のほか、痰が多く出るなどの症状もみとめられます。
気道が閉塞してしまう病気であるため、日常生活に支障をきたしやすいのも閉塞性肺炎の厄介なところです。

閉塞性肺炎の検査・診断

閉塞性肺炎を引き起こしているかどうか調べるためには、スパイロメトリーが選択されます。
これは呼吸の能力があるかどうかを調べられる検査、いわゆる呼吸機能検査のことで、この方法により呼吸の能力に異常がないかを確かめるのです。
そして、閉塞性肺炎かどうかを確かめるためには、X線検査やCT検査のような画像検査もおこなわれます。
これらの検査をおこなうことにより、肺炎の症状があらわれているかどうかを調べることが可能です。

閉塞性肺炎の治療方法

現在の医療では、すぐに劇的な回復が見込める閉塞性肺炎の治療方法は確立されていません。
そのため、回復までには長期間を要し、薬を使った治療を受けたり、リハビリに取り組まなくてはいけなくなるケースが多いのです。
なお、治療は基本的に入院することによりおこなわれます。
肺への負担を軽減するため空気の清浄な医療機関で過ごし、肺胞の状態改善を目指します。
また、保存的療法が可能な場合には抗生物質の投与をおこなう治療方法が選択されます。
呼吸がスムーズにおこなえるようになるまで入院治療を受け、肺胞が回復し痰の症状が軽快した段階でリハビリに取り組むことになります。

閉塞性肺炎の予防方法

間質性肺炎と診断されたあとは治療の妨げになるため、タバコは一切吸ってはいけないと禁止されます。
間質性肺炎のおもな原因としてタバコが挙げられるからなのですが、発症してしまう前の予防としても、やはり禁煙するのが効果的です。
タバコはこの病気だけでなくほかの病気のリスクも増大しますので、やめるに越したことはありません。

関連記事

肺炎の検査と治療について

肺炎かもしれない場合の検査には何があるのか、どういった治療が行われるのかについて解説していきます

記事を読む

肺うっ血/肺水腫の原因・症状・治療

肺うっ血とは、肺をめぐっている血管内の血液量が増加している状態のことをいいます。 血液量が多く

記事を読む

風邪に似た病気の特徴や対処法をまとめました

インフルエンザ 一般的に、風邪はさまざまなウイルスによって起こります。 普通の風邪の多くは、

記事を読む

肺ランゲルハンス細胞組織球症の原因・症状・治療

肺ランゲルハンス細胞組織球症(はいらんげるはんすさいぼうそしききゅうしょう)とは、肺や気管支の壁

記事を読む

ウイルス性肺炎の原因・症状・検査・治療

ウイルス性肺炎(ういるすせいはいえん)とは、ウイルス感染により発症する肺炎のことをいいます。

記事を読む

最も気をつけたい子供の肺炎とお年寄りの肺炎

子供の肺炎 肺炎は大人だけがなるものではなく、子供もなる恐れのある病気なのです。 ある程度大

記事を読む

冬に風邪をひくのは何故?

冬に風邪をひいたり、流行したりする理由は複数あります 以下に分かりやすくまとめていますので

記事を読む

風邪対策はかかる前が肝心!

風邪をひいてしまいますと、程度の差はありますが1週間ほど諸症状に悩まされ、しんどい思いをすること

記事を読む

クラミジア肺炎の原因・症状・治療・検査・予防

クラミジア肺炎(くらみじあはいえん)とは、細菌の一種であるクラミジアにより発症する肺炎のことをい

記事を読む

器質化肺炎の原因・症状・検査・治療

間質性肺炎に症状がよく似ていますが、器質化肺炎は肺胞腔に炎症がおき、肺胞腔の線維化や一部で肺胞間

記事を読む

no image
食道がんを詳細に:原因,症状,検査,治療,予防など

食道がん(しょくどうがん)とは、消化器官の一種である食道に形成される悪性腫瘍のこと

no image
期外収縮を詳細に:原因,症状,検査,治療など

期外収縮とは 期外収縮(きがいしゅうしゅく)は不整脈(ふせいみゃく)の一種

no image
副腎がんを詳細に:原因,症状,検査,治療,予後など

副腎(ふくじん)がんとは、副腎に発生する悪性腫瘍(しゅよう)のことです。 そ

薬疹を詳細に:原因,症状,検査,治療,予防など

薬疹とは(概要) 薬疹(やくしん)とは皮膚の病気の一種であり、薬剤によって症状が

no image
副甲状腺機能低下症を詳細に:原因,症状,検査,治療など

副甲状腺機能低下症とは 副甲状腺機能低下症(ふくこうじょうせんきのうていかし

→もっと見る

PAGE TOP ↑