*

肺炎の検査と治療について

公開日: : 最終更新日:2015/04/10 肺・気管支の病気, 肺炎


肺炎かもしれない場合の検査には何があるのか、どういった治療が行われるのかについて解説していきます。

血液検査

血液検査によりCRP、白血球の数、赤沈値を調べます。
CRPは炎症が発生した際、血清中に増加するたタンパク質のことをいい、赤沈値は赤血球が試験管の中で沈む速度のことをいいます。
細菌感染による炎症が生じている場合、これら全ては高い数値を示すのが特徴です。
また、血液検査により酸素濃度も調べますが、肺炎を引き起こしている場合の濃度は低くなります。

画像検査

X線やCTなどで炎症が生じているかどうかを確かめます。
白い部分がある場合には、そこに炎症が生じていることを示しています。

喀痰検査

喀痰(かくたん)検査により、痰を調べることにより病原微生物を予測したり、痰に含まれている菌の培養を行うことで病原微生物を絞り込みます。

迅速検査

インフルエンザウイルスなどの感染の有無を調べるため、咽頭(いんとう)や鼻腔(びくう)を拭うことで液をとります。
また、肺炎球菌やレジオネラの感染の有無を調べるため、尿をとる検査もあります。

薬物療法

肺炎の治療では、抗菌薬を使用することで病原微生物を死滅させる薬物療法がメインで行われることになるでしょう。
そのほか、高熱の症状に対しては解熱剤、咳の症状に対しては鎮咳薬(ちんがいやく)、咳や息苦しさを緩和する気管支拡張薬、痰の排出を促す去痰薬などが使用されることもあります。
なお、肺炎は絶対に入院が必要と思っている人もいるでしょうが、病状によっては必要がなく、外来での治療だけで大丈夫なケースもあります。

肺炎治療に効果的な過ごし方

安静にし体を冷やさないように努めることで、体力や免疫力アップをはかりましょう。
それから、高熱の症状や食欲がわかない症状がある場合には、脱水症状を起こす恐れがあります。
そのため、こまめに水分補給を行うと同時に、栄養不足にも陥らないようにすることが大切です

関連記事

誤嚥性(ごえんせい)肺炎の原因・症状・検査・治療

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)とは、日本においては吸入性(きゅうにゅうせい)肺炎や誤飲(ごいん

記事を読む

冬に風邪をひくのは何故?

冬に風邪をひいたり、流行したりする理由は複数あります 以下に分かりやすくまとめていますので

記事を読む

びまん性汎細気管支炎(DPB)を詳細に:原因,症状,検査,治療など

びまん性汎細気管支炎(DPB)とは びまん性汎細気管支炎(びまんせいはんさいきかんしえん)

記事を読む

リンパ脈管筋腫症(肺リンパ脈管筋腫症)の原因・症状・治療

リンパ脈管筋腫症(りんぱみゃくかんきんしゅしょう)・肺リンパ脈管筋腫症(はいりんぱみゃくかんきん

記事を読む

インフルエンザ・風邪と肺炎の違いと関連はあるのか?

症状が似ている風邪、インフルエンザ、肺炎ですが、どういった点が違うのでしょうか。 また、これら

記事を読む

肺動脈性肺高血圧症を詳細に:原因,症状,検査,治療など

肺動脈性肺高血圧症とは 人間が生命を維持するには、息をして大気中の酸素を肺から体内に取り込

記事を読む

かぜ(急性上気道炎)を詳細に:原因,症状,検査,治療,予防など

かぜ(急性上気道炎)とは かぜと急性上気道炎(きゅうせいじょうきどうえん)は同じ病気のこと

記事を読む

市販の風邪薬の択び方

風邪をひいた 際、病院に行かずにまずは市販薬を使用するという人が少なくありません。 決し

記事を読む

市中肺炎(院外肺炎)の原因・症状・検査・治療

病院の外で感染して発症する肺炎で、病原体の種類により、細菌性肺炎、非細菌性肺炎、非定型肺炎の3つ

記事を読む

肺ランゲルハンス細胞組織球症の原因・症状・治療

肺ランゲルハンス細胞組織球症(はいらんげるはんすさいぼうそしききゅうしょう)とは、肺や気管支の壁

記事を読む

ウィルソン病(先天性銅代謝異常症)を詳しく:原因・症状・検査・治療など

ウィルソン病(先天性銅代謝異常症)とは ウィルソン病(うぃるそんびょう)とは、先天的

線維筋痛症を詳しく:原因・症状・検査・治療など

線維筋痛症とは 線維筋痛症(せんいきんつうしょう)とは、全身の激しい痛みとこわばりが

乳児ビタミンK欠乏性出血症を詳しく:原因・症状・検査・治療など

乳児ビタミンK欠乏性出血症とは 乳児ビタミンK欠乏性出血症(にゅうじびたみんけーけつ

肛門狭窄を詳しく:原因・症状・検査・治療など

肛門狭窄とは 肛門狭窄(こうもんきょうさく)とは、種々の原因によって肛門が狭まる病気

ウェーバー・クリスチャン病を詳しく:原因・症状・検査・治療など

ウェーバー・クリスチャン病とは ウェーバー・クリスチャン病(うぇーばーくりすちゃんび

→もっと見る

PAGE TOP ↑