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白板症を詳しく:原因・症状・検査・治療など

公開日: : 最終更新日:2018/10/27 歯・口・のどの病気

白板症とは

白板症(はくばんしょう)とは、口内の粘膜表面が白色に厚く変化する病気です。
良性と悪性とがあり、口の中の単なる汚れのようにこすることによって取り除くことができません。

別の診断可能な病気に分類される場合には、白板症という名前で診断はつきません。
年齢では40歳以降で起こりやすく、性別では女性と比較して男性のほうが起こるリスクが高いです。

喫煙者に起こりやすいとされており、男性のほうが白板症が起こるリスクが高いのは、男性にタバコを吸う習慣のある方が多い点が一因になっているという見方がされています。

白板症の原因

白板症は何が原因で起こってしまう病気なのでしょうか。
ここでは白板症の原因について解説させていただきますので、参考情報としてお役立ていただければ幸いです。

白板症の原因とは

この病気の原因はいまだ解明されていません。
誘因としては物理的・化学的刺激をあげることができます。

具体的にはタバコ、お酒、刺激性食品、合わない義歯などの補綴物(ほてつぶつ)、歯並びの悪い歯、むし歯、過度な歯みがき、頬粘膜の噛み癖などが誘因に含まれています。

ビタミンAの不足が関係しているともいわれています。

白板症はどこに起こりやすいのか

歯肉(しにく)、舌の側面である舌縁(ぜつえん)に白板症はよく起こっています。

ほかには、頬粘膜(きょうねんまく)、口内の天井部分である口蓋(こうがい)、口唇(こうしん)、舌を丸めた際に舌の下にみえる口腔底(こうくうてい)にも起こります。

白板症の症状

白板症が起こることによって、いったいどのような症状が出現するのでしょうか。
このことが気になっている方のため、以下に白板症の症状に関する情報をまとめています。
この病気の症状について知りたい方は、以下の内容をぜひご一読ください。

起こる症状とは

口内の粘膜が白色に変化します。
白くなっている粘膜と正常な粘膜の境界は比較的はっきりしています。

表面は凸凹がなくなめらかな白板症や、シワ状の白板症もあります。
白色の度合いが増し、イボ状に盛り上がる白板症もあります。

また、盛り上がることなく赤色の部分が混じってくる白板症もあります。
この赤色の部分が混じってくる白板症では、痛みの症状が出るようになります。

長期間が経過することによって、白板症が癌(がん)に進展することがあります。
白板症は単発性であることが多いですが、多発する可能性もあります。

白板症の分類

まず、白板症には均一型(きんいつがた)と非均一型(ひきんいつがた)の2タイプに大別されています。

均一型は白くなっている部分がでこぼこではなくなめらかで均一なタイプ、非均一型は表面がでこぼこしており、一部が盛り上がって赤色の部分が混じっていたりただれたりしているのが特徴です。

また、4タイプに分類されることもあります。
赤色の部分が混じっているかどうかによって、混じっていない白斑型(はくはんがた)と混じっている紅斑混在型(こうはんこんざいがた)、盛り上がりの程度によって軽度の丘型(きゅうけい)と重度の疣型(いぼがた)の4タイプがあります。

白板症の検査・診断

白板症にあてはまるような症状が出現している場合に、何科へ行けば良いのでしょうか。
また、白板症が起こっているかどうかは、医療機関ではどのようにして調べるのでしょうか。

ここでは受診に適した診療科や、白板症を調べる方法について取り上げます。

受診に適した診療科

白板症と思われる異常に気づいたとき、何科へ行くのが適切なのでしょうか。
人によってはこの点が気になって、どこの病院へ行くかで迷ってしまうこともあるでしょう。

白板症を疑うような状態になっている方は、歯科口腔外科へ行けば対応してくれます。

白板症は癌化してしまうリスクがあるため、気になる異常がある場合には放置することなく、できるだけ早く医療機関で受診、相談することが重要といえるでしょう。

調べる方法

白板症を起こしているかどうかは、生検(せいけん)によって把握することが可能です。
生検というのは、組織の一部を切り取り、顕微鏡でくわしく調べる診断方法です。

この診断方法によって、初期の癌や、白板症に似ている病気と見分けることができます。
また、白板症が癌化しやすいかどうかを調べることも可能です。

白板症の治療

医療機関で白板症であることがわかった場合には、どのようにして治すことになるのでしょうか。
ここでは、白板症の治療について解説させていただきます。

治療方法とは

白板症が起こっていても、癌化しなければ絶対に治療を受けなければいけないというわけではありません。
定期的な経過観察を続けることにより、癌化すれば迅速に対処することが可能です。

白板症の効果的な治療方法としては、刺激となっている要因を排除します。
たとえば、タバコを吸う習慣がある方は、禁煙に取り組みます。

ほかの治療方法としては、薬物療法をあげることができます。
薬物療法としては、ビタミンAの投与が効果的です。

前癌状態にあり、ビタミンAの投与が効かなければ、白板症が起こっている粘膜を手術で取り除いてしまいます。
方法としては外科的切除、凍結療法、レーザー焼灼(しょうしゃく)といったものがあります。

なお、白板症が起こっている部分の切除が一番確実な治療方法ですが、白板症が起こっている範囲が大きいと切除することによって機能障害が発生するリスクがあります。

どのような経過をたどるのか

まず、白板症は再発リスクがあります。
したがって、治療後も定期的に経過観察を続けることが重要です。
また、悪性化することもあります。

悪性化を招いてしまうのは50歳以上の女性の割合が高く、タバコを吸う習慣のない方に起こった白板症のほうが、悪性化を招きやすいといわれています。

そのほか、外的刺激などの原因を排除することによって、自然に白板症がなくなることもあります。

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