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喉頭がんを詳細に:原因,症状,治療,予防,術後など

公開日: : 最終更新日:2017/05/10 がん

喉頭(こうとう)は咽頭(いんとう)と同じく、一般的にノドといわれているところです。
喉頭と咽頭では名前だけでなく存在する場所が異なり、役割の違いもあります。
喉頭はわかりやすくいうと、わたしたち人間の「喉仏(のどぼとけ)」に該当するところです。
喉頭の上は咽頭に通じており、下は気管へと繋がっています。

次に喉頭の役割ですが「呼吸」「発声」「嚥下(えんげ)」の3種類の役割があります。
呼吸は息を吸ったり吐いたりすること、発生は声を出すことというのは説明するまでもないという人が多いでしょうが、嚥下が何なのか疑問に感じた人もいるのではないでしょうか。

この嚥下というのは、取り込んだ食べ物や飲み物を食道を経て胃へと送り込むことをいいます。
もっとわかりやすくいうと、嚥下は飲み込むことということができます。

喉頭がんとは(概要)

喉頭がんは、喉仏のあたりに生じる悪性腫瘍のことをいいます。
日本人のがんの中では患者が少ない種類に入り、喉頭がんになる人は1年あたり多くて4,000人程度といわれています。

亡くなってしまう人の数もがんの中では少なく、1年あたり約1,000人ほどとされており、生存率はステージⅠで約95%、ステージⅡで約90%、ステージⅢで約70%、ステージⅣで約60%と高い数値を示しており、予後も比較的良好です。

がんは初期の段階での自覚症状に乏しいことが大きな特徴ですが、喉頭がんは初期段階で症状が引き起こされやすいため、早期発見・治療をしやすいのも特徴です。

年齢層としては50~80代の人に起こりやすく、男性と女性では男性のほうが多くなっており、女性の10倍ともいわれています。

ただし、いまは女性の喫煙者が増加しているため、女性で喉頭がんになる人の数もまた多くなってきている状況です。

喉頭がんの原因

喫煙、アルコールの過剰摂取、石綿(アスベスト)、辛い食べ物など刺激物の摂取、声帯の酷使、胃食道逆流症、HPV(ヒトパピローマウイルス)などが喉頭がんの原因になります。
このなかで最大の原因といえるものは喫煙であり、患者の95%以上がタバコを吸っている人であることがわかっています。

喉頭がんの症状

声がかすれる嗄声(させい)、たんに血が混ざる血痰(けったん)、ノドの痛み・異物感・違和感、頸部リンパ節の腫れ、耳に広がる痛み、嚥下障害、呼吸困難が主な症状として挙げられます。
喉頭がんの症状で声が枯れてしまうものは、患者が100人いればほぼ100人の人に認められます。

喉頭がんの治療法

放射線治療、レーザー治療、手術(喉頭部分切除、喉頭全摘出)、頸部郭清術、化学療法(抗がん剤治療)+放射線治療が喉頭がんの治療法として挙げられます。

喉頭がんの予防法

原因に当てはまるものをなくすことが、喉頭がんを未然に防ぐためには大切です。
喉頭がんを発症する原因でとくに多いのはタバコを吸うことですので、喉頭がんになりたくなければ喫煙をやめる必要があります。

また、アルコールの過剰摂取も喉頭がんの原因になるため、適正飲酒量を守ること、声帯を酷使しないこと、刺激物を避けること、不特定多数の人との性交渉をしないことなども、予防に効果的といえるでしょう。

喉頭がん手術の主な後遺症

喉頭部分切除は声がかすれる障害が残り、飲食物を飲み込む機能の障害を起こすこともあります。
また、喉頭全摘出は声を失ってしまいますし、呼吸のために首にあけた穴のことを永久気管孔といいますが、一度穴をあけるとあいたままになりますし、気管孔から水が入ると肺に直接いってしまい、たくさんの水が入るとおぼれてしまった状態と一緒になる、鼻や口呼吸が不可能で嗅覚がほぼ失われてしまう、熱いものに息を吹きかけて冷ませなくなる、鼻をかむことも不可能になるなどの後遺症が残ります。

手術以外の治療でも問題が起こることがあり、放射線治療を受けることにより、副作用として発声しにくい、唾液が減る、粘膜円を起こす、味覚障害になる、嚥下障害を招くといった問題が起こり得ます。
そのほか、化学放射線療法により嚥下機能が低下し、誤嚥性肺炎を招いてしまうリスクが高まるといわれています。

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