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遺伝子突然変異とは?

公開日: : 最終更新日:2016/09/26 がん


がんの遺伝子突然変異とは、いったいどのような現象のことをいうのでしょうか?
自分なりに調べてはみたものの、難しくてよくわからず疑問を抱いた状態のままになっている人もいることでしょう。
以下にわかりやすくまとめていますので、気になっているという方は内容をご確認ください。

まず、遺伝子突然変異と関係のある遺伝子には、おもに2種類があります。
1個はがん遺伝子、もう1個はがん抑制遺伝子です。
がん遺伝子は細胞の分裂を促し、一定数の細胞を維持することに関与している正常な遺伝子が傷ついたもの、がん抑制遺伝子はがん細胞の増殖を抑えてくれる正常な遺伝子に傷が入っているものです。
がん遺伝子が活性化し、がん抑制遺伝子が不活性化すると、がん細胞の増殖が暴走し、食い止めることもできなくなり、どんどん拡大してしまいます。

がんの遺伝子突然変異に関するくわしい話をしていきますが、遺伝子突然変異は傷の一種です。
このことだけでもまず、遺伝子突然変異=遺伝子の傷ということで、がん遺伝子の活性化やがん抑制遺伝子の不活性化が起こり、がん細胞が大きくなることがご理解いただけたのではないでしょうか。

また、遺伝子突然変異は遺伝子の傷の一種であり、細胞内のDNAに記録されている遺伝子暗号の誤りです。
遺伝子の傷や暗号の間違いはどうして起こるのか、原因が何なのか疑問に感じた人もいるのではないでしょうか。
遺伝子の暗号に誤りが生じる原因としては複数のものがあり、身のまわりにあるものでは紫外線、食品の焦げ、たばこといったものが挙げられます。
がんの原因としてよく名前が出てくるものですので、遺伝子突然変異を起こすという説明に納得した人も少なくないでしょう。

以上のことをまとめると、遺伝子突然変異はがんを防ぐために重要な役割を果たしている遺伝子に異常を起こし、がん細胞の増殖を助長する現象ということになります。
また、すでに述べたように、遺伝子の突然変異はたばこや紫外線など、私たちの暮らしで身近なものが原因となって起こる現象でもあります。

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