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がん遺伝子とは?

公開日: : 最終更新日:2016/10/08 がん


がんで体に巨大な腫瘍が形成されたり、別のところに転移したりして、最悪の場合には死亡してしまいます。
なぜこのようなことが起こってしまうのでしょうか?
この問いに対する答えですが、大きい腫瘍がつくり出されたり、別の部位に転移を起こしたりして命がおびやかされてしまうのは、がん細胞が無限に増殖してしまうという性質があるせいです。

正常な細胞は無限に増殖することはなく、必要に応じてたんぱく質の細胞増殖因子が細胞表面に存在する増殖因子受容体と結合し、分裂を促進します。
また、人間の体には異常細胞の増殖を防止する細胞増殖抑制因子があり、正常な細胞を一定数に維持したり、異常細胞が増殖してしまうことを防いだりしています。
なお、細胞増殖抑制因子も細胞増殖因子と同じくたんぱく質です。

がん遺伝子は、上記の細胞増殖因子を生み出させる遺伝子がもとになります。
本来、細胞増殖因子は正常な細胞分裂を促すことと関わっていますが、遺伝子がなんらかの原因で傷ついてしまうことにより、がん遺伝子と化してしまいます。
細胞増殖因子を生み出させる遺伝子ががん遺伝子に変わってしまうと、異常なたんぱく質を生み出すようになります。
そしてこの異常なたんぱく質により、がん細胞の分裂や増殖を招くことになってしまうのです。

がん遺伝子は「遺伝子」という言葉が含まれているため、もともとあるもののように思った人もいるのではないでしょうか。
しかしながら、前述したことを別の表現にすると、もとは正常だった遺伝子が突然変異を起こしたものががん遺伝子なのです。

なお、がんと関わりの深い遺伝子には、がん抑制遺伝子というものがあります。
ここではくわしくは述べませんが、このがん抑制遺伝子に傷が入っていることによっても、がん細胞は増殖してしまいます。
がん細胞がどのようにして増殖してしまうのか、よりくわしく知りたいという人は、がん遺伝子以外にがん抑制遺伝子のこともチェックしたおいたほうがよいでしょう。

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