*

ホルムアルデヒドって・ホルムアルデヒドのがんへの影響は?

公開日: : 最終更新日:2016/07/24 がん


ホルムアルデヒドとは強力な毒性のある物質であり、有機化合物の一種です。
有害な物質でありながら私たちの生活では身近な存在であり、塗料、接着剤、防腐剤、建材、壁紙、家具、プラスチック製品、自動車の排気ガス、自動車用ワックス、食品、化粧品、化粧雑貨、衣類、寝具、おむつ、水道水、大気などに含まれています。
シックハウス症候群や水質汚染問題を引き起こす物質であるほか、がんにも影響があることが専門的な研究機関によって明らかになっています。

結論を先に述べると、ホルムアルデヒドは発がん性物質です。
WHO(世界保健期間)の下部組織であるIARC(国際がん研究機関)には発がん性分類というものがあります。
IARCの人間に対する発がん分類にはグループ1、グループ2A、グループ2B、グループ3、グループ4の5種類があります。
グループ1は人に対する発がん性がある、グループ2Aは人に対しおそらく発がん性がある、グループ2Bは人に対する発がん性が疑われる、グループ3は人に対する発がん性が確認できない、グループ4は人に対する発がん性はおそらくないものが指定されています。
ホルムアルデヒドはこの5種類の発がん性分類のうち、以前はグループ2Aの化学物質として指定されていましたが、2009年にはグループ1の化学物質として格上げされています。
また、ホルムアルデヒドはIARCによって、骨髄性白血病の原因物質として特定されてもいます。
そのほか、50ppmの濃度のホルムアルデヒドは急性中毒になって肺炎を引き起こし、命を落としてしまうことにもなりかねません。

また、ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因物質でもあります。
ホルムアルデヒドが含まれている主なものとしては、合板や壁紙といった接着剤を挙げることができます。
シックハウス症候群を引き起こすと、目がチカチカする、のどが痛みを感じるなどの刺激症状や、頭痛、めまい、全身倦怠感などの不定愁訴が症状として起こるとされています。

関連記事

がんの成長速度とダブリングタイム

がんが成長するスピードはがんが発生した部位により異なり、またその人の状態によっても違いが出ます。

記事を読む

笑いとがんの関係

笑うことはがんを防ぐことに効果的。 このような情報を見聞きしたけれど、どうしてがん予防に良いの

記事を読む

咽頭がんを詳細に:原因,症状,治療,予防,術後など

私たち人間が声を出したり、ものを飲み込んだりすることを司っている器官には「喉頭(こうとう)」

記事を読む

遺伝子突然変異とは?

がんの遺伝子突然変異とは、いったいどのような現象のことをいうのでしょうか? 自分なりに調べては

記事を読む

子宮がんを詳細に:原因,症状,治療,予防,術後など

子宮がんとは(概要) 子宮は袋状の臓器であり、赤ちゃんを宿して保護し、育てる役割を担ってい

記事を読む

歌とがんの関係

がんに良いといわれていること、悪いといわれていることはさまざまですが、歌を歌うことはがんに良いの

記事を読む

がん抑制遺伝子とは?

がんは私たち人間の体に巨大な腫瘍をつくり出したり、別の部位に転移したりして、最悪の場合は生命を奪

記事を読む

排気ガスのがんへの影響は?

排気ガスはガソリンや軽油といった燃料がエンジンで燃焼した際や、ガソリンや軽油などの燃料が化学反応

記事を読む

がんの症状が出るまでの期間とは

がんはがん細胞発生と同時に症状が起こると思っている人もいるのではないでしょうか? このことに関

記事を読む

がん細胞と正常細胞の違い

日本人の死因トップであり、2人に1人が発症している国民病のがん。 この病気はがん細胞が増殖する

記事を読む

糸状虫症(フィラリア症)を詳細に:原因,症状,検査,治療,予防など

一般的にはバンクロフロト糸状虫(しじょうちゅう)によって引き起こされる病気です。

亜急性甲状腺炎を詳細に:原因,症状,検査,治療など

甲状腺(こうじょうせん)とは、体の新陳代謝を活発にする甲状腺ホルモンを産生する臓器

二分脊椎を詳細に:原因,症状,検査,治療,予防など

二分脊椎とは 二分脊椎症(にぶんせきついしょう)は、先天的に脊椎が形成不全を

高カルシウム血症を詳細に:原因,症状,検査,治療など

高カルシウム血症(こうかるしうむけっしょう)とは、血液中に含まれるカルシウムの濃度

鉤虫症(十二指腸虫症)を詳細に:原因,症状,検査,治療など

鉤虫症(十二指腸虫症)とは 鉤虫症(こうちゅうしょう)とは、回虫の一種である

→もっと見る

PAGE TOP ↑