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喫煙のがんへの影響は?

公開日: : 最終更新日:2016/08/06 がん


「たばこを吸うとがんになる」というのは非常に有名な話ですが、はたして本当なのかどうか気になっている人もいるのではないでしょうか。
ヘビースモーカーやチェーンスモーカーといわれるような人でもがんを発症しないことがあったり、生まれて1本もたばこを吸ったことがない人ががんになったりすると、喫煙とがんには本当は関係がないのではないかと疑う人もいるでしょう。

まず、WHO(世界保健期間)傘下のIARC(国際がん研究機関)にある発がん性リスクでは、たばこの喫煙と受動的喫煙環境の両方がグループ1に分類されています。
グループ1というのは人間に対する発がん性があり、その証拠が十分に存在するものが分類されています。
たばこには発がん性物質が数十種類入っているため、がんになりたくない人はたばこをやめる、極力ほかの人が吸っているたばこの煙を吸引するような場所を避けることが大切です。

また、ひとくちにがんといっても多くの種類があることはご存じでしょう。
たばこを吸うことは、複数種類のがんのリスクを上昇させることになってしまいます。
喫煙者が非喫煙者に比べて何倍がんのリスクがあるのかといいますと、全がんは男性が2.0、女性が1.6、口唇・口腔・咽頭は男性が2.7、女性が2.0、食道は男性が3.4、女性が1.9、胃は男性が1.5、女性が1.2、肝・肝内胆管は男性が1.8、女性が1.7、膵臓は男性が1.6、女性が1.8、喉頭は男性が5.5、肺は男性が4.8、女性が3.9、子宮頸部は女性が2.3、腎盂を除く腎臓は男性が1.6、女性が0.6、尿路(膀胱・腎盂・尿管)は男性が5.4、女性が1.9、骨髄性白血病は男性が1.5、女性が1.0となっています。
また、がんの原因のうち喫煙がどの程度の割合を占めるかということに関してですが、全がんは男性が39%、女性が5%、口唇・口腔・咽頭は男性が52%、女性が7%、食道は男性が61%、女性が12%、胃は男性が25%、女性が3%、肝・肝内胆管は男性が37%、女性が5%、膵臓は男性が26%、女性が8%、喉頭は男性が73%、肺は男性が69%、女性が20%、子宮頸部は女性が9%、腎盂を除く腎臓は男性が30%、女性が−1%、尿路(膀胱・腎盂・尿管)は男性が72%、女性が3%、骨髄性白血病は男性が35%、女性が0%というデータがあります。

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