*

排気ガスのがんへの影響は?

公開日: : 最終更新日:2016/09/18 がん


排気ガスはガソリンや軽油といった燃料がエンジンで燃焼した際や、ガソリンや軽油などの燃料が化学反応を起こした際に発生する気体であり、大気中に放出されるもののことをいいます。
多くの人がパッと思い浮かべるのは自動車でしょうが、排気ガスががんに影響するのかどうかが気になっている人もいるのではないでしょうか。

このことを説明する前に、発がん性物質とはなにかということと、WHO(世界保健機構)の傘下であるIRAC(国際がん研究機関)にある、発がん性物質の分類を把握しましょう。
まず発がん性物質というのは、正常な細胞をがんに変える性質がある化学物質のことをいいます。
次にIRACによる発がん性物質ですが、グループ1、グループ2A、グループ2B、グループC3、グループ4があります。
人間に対して発がん性を示す証拠が十分にあるものが入るのがグループ1で、グループ2Aは人間に対し発がん性を示す限定的な証拠があり、動物に対し発がん性を示す証拠が十分にあるもの、グループ2Bは人間に対し発がん性を示す限定的な証拠があり、動物実験での発がん性を示す証拠が十分より少ないもの、グループ3は人間での発がん性を示す証拠が不十分であり、動物実験での証拠が十分ではないもの、グループ4は人間と動物実験で発がん性がないことを示唆する証拠が存在するものが分類されています。
グループの横にある数字が低いものほど危険というのがご理解いただけたと思いますが、排気ガスはこのなかのどこに入るでしょうか。

正解ですが、現状でディーゼルエンジンの排気ガスはグループ1に、ガソリンの排気ガスはグループ2Bに入っています。
現状でとしているのは、今後どこのグループに属するのかが変わることがあるためです。
驚いた人もいるでしょうが、ディーゼルの排気ガスもガソリンの排気ガスもがんを起こす可能性があります。
なお、グループ1はディーゼルエンジンの排気ガス以外にも、私たちの生活と身近なものが分類されています。
一部紹介しますが、太陽光(紫外線)、アルコール飲料、たばこ、ハム・ベーコン・ソーセージなどの加工肉といった具合です。

関連記事

内臓脂肪とがんの関係

内臓脂肪というのは、体脂肪のうち内臓の周囲につくもののことをいいます。 この内臓脂肪が多くなる

記事を読む

子宮がんを詳細に:原因,症状,治療,予防,術後など

子宮がんとは(概要) 子宮は袋状の臓器であり、赤ちゃんを宿して保護し、育てる役割を担ってい

記事を読む

PM2.5って・PM2.5のがんへの影響は?

PM2.5は微小粒子状物質とも呼び、PM2.5のPMはParticulateのPとMatterの

記事を読む

がんの症状が出るまでの期間とは

がんはがん細胞発生と同時に症状が起こると思っている人もいるのではないでしょうか? このことに関

記事を読む

がん治療の様々な療法を詳しくご紹介!

手術の方法や詳細の説明 ひとくちにがんの治療方法といっても、実にさまざまなものがあります。

記事を読む

笑いとがんの関係

笑うことはがんを防ぐことに効果的。 このような情報を見聞きしたけれど、どうしてがん予防に良いの

記事を読む

癌細胞が生まれてもがんを発症しない理由とは?

がん細胞は日々、生み出されています。 1,000〜2,000個、3,000〜6,000個と複数

記事を読む

乳がんを詳細に:原因,症状,治療,予防,術後など

乳がんとは 乳がんは女性に多い癌とされ、とくに西欧人女性は8~10人に1人の割合で乳がんになる

記事を読む

発がん性物質って・発がん性物質のがんへの影響は?

発がん性というのは正常な細胞をがんに変えてしまう性質のことであり、発がん性を示す化学物質のことを

記事を読む

環境ホルモンって・環境ホルモンのがんへの影響は?

環境ホルモンの正式名称は外因性内分泌かく乱化学物質です。 環境中に存在しており、ホルモンと似た

記事を読む

サイトメガロウイルス網膜炎を詳しく:原因・症状・検査・治療など

サイトメガロウイルス網膜炎とは 眼球のいちばん奥に存在し、光を感じる神経の膜のことを

粉瘤を詳細に:原因,症状,検査,治療,予防など

粉瘤とは(概要) 粉瘤は「ふんりゅう」と読み、皮膚の下に形成された袋状の良性腫瘍

心室細動を詳細に:原因,症状,検査,治療など

心室細動とは 心室細動(しんしつさいどう)はVF(Ventricular fib

咽後膿瘍を詳しく:原因・症状・検査・治療など

咽後膿瘍とは 咽後膿瘍(いんごのうよう)とは、ノドのつきあたり部分のリンパ節に細菌な

かぜ(急性上気道炎)を詳細に:原因,症状,検査,治療,予防など

かぜ(急性上気道炎)とは かぜと急性上気道炎(きゅうせいじょうきどうえん)は同じ

→もっと見る

PAGE TOP ↑