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多段階発がんとは?

公開日: : 最終更新日:2016/09/23 がん


がんはある日突然発症する病気ではなく段階的に起こるものですが、このことを多段階発がんといいます。
多段階発がんは、イニシエーション、プロモーション、プログレッションの順にだんだんと進行していきます。
このように説明されても、イニシエーション、プロモーション、プログレッションがいったい何なのか、さっぱりわからないという人は多いのではないでしょうか。
ここでは、イニシエーション、プロモーション、プログレッションが何なのか解説することで、多段階発がんが具体的にどういうものなのかを、わかりやすく紹介します。

まずはイニシエーションですが、これは遺伝子に傷がつくことで変異を起こす段階のことをいいます。
イニシエーションを起こすもののことを発ガン・イニシエーターといい、たばこ、ダイオキシンといった発がん性物質、放射線、ウイルス、活性酸素などが発ガン・イニシエーターに該当します。
次にプロモーションですが、これはがん化する細胞の増殖が促進されてしまう段階のことをいいます。
プロモーションを進行させるもののことを発ガン・プロモーターと呼び、これに当てはまるものとしては発がん性物質、食塩、脂肪、ホルモンといったものを挙げることが可能です。
プログレッションは悪性のがんと化す段階のことをいい、遺伝子の変異が積み重なることによって進行します。

以上のような段階を経て悪性腫瘍=がんを引き起こすことになりますが、どのぐらいの時間をかけて発症すると思いますか?
1日や2日と思っている人もいるでしょうが、実際にはもっと長い期間がかかります。
検査で発見されるのは1〜10グラム程度、1億〜10億個のがん細胞になったときですが、この状態になるまでには早くても数年がかかりますし、遅い場合には30年以上の年数がかかっています。
20歳を過ぎるころには、健康にとくに問題を抱えていない人の体のなかにも、がんを引き起こす細胞は生み出されます。
ただ、すべてが悪性のがんになるわけではなく、つくり出されては撃退されて、つくり出されては撃退されてということが絶えず続いた結果、駆逐されなかったものががんになります。

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