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歌とがんの関係

公開日: : 最終更新日:2016/09/06 がん


がんに良いといわれていること、悪いといわれていることはさまざまですが、歌を歌うことはがんに良いのでしょうか、悪いのでしょうか?
このような疑問を抱いている人もいるでしょうが、良い場合もあれば悪い場合もあります。

まず良い場合の解説をしますが、歌が好きな人にとってはがんの効果的な対策のひとつといえるでしょう。
というのも、歌うことが好きな人が歌を歌うと、NK(ナチュラルキラー)細胞というがん細胞を撃退する役割を果たしてくれる細胞が活性化することが、実験の結果わかっているためです。
カラオケに行くのが大好きという人にとって、これはうれしい情報ではないでしょうか。
また、カラオケでは家族や友人などと楽しく話をして盛り上がり、笑うことも多いでしょう。
笑いも歌が好きな人が歌うことと同様に、NK細胞が活性化することがわかっています。

一方、悪い場合ですが、歌うことが嫌いな人、苦手な人には逆効果になってしまいます。
実験の結果、歌が嫌いな人が歌い終わったあとにはNK細胞活性が低下したというデータが出ました。
したがって、歌が嫌いな人が無理にカラオケに行ってがんの対策をしようというのは間違いです。

このほか、カラオケに行くのが趣味、毎回たくさんの曲を立て続けに歌うという人は注意が必要です。
また、自分の音域に合わない高音、低温の曲を無理に歌う人も気をつけなくてはいけません。
声帯に負担がかかってしまい、カラオケポリープ(声帯ポリープ)ができてしまう原因になります。
症状としてはのどの違和感、しわがれ声になる、音域が狭まるといったものがあげられます。
カラオケポリープができてものどを休めていれば自然に回復しますが、負担をかけ続けているとポリープが固まっていって切除手術を受けなければいけなくなることもあります。
どんなにカラオケが好きでも頻度を低めにすることがカラオケポリープの予防のためには大切です。
また、キーの調整をして無理な音域で歌わないことや、1曲歌ったあとは10分以上はのどを休めることも大切です。

なお、このカラオケポリープと症状が似ていて間違えやすい病気に喉頭がんがあります。
前述した症状が5日以上出ているような場合には、病院に行くことをおすすめします。

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