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がん対策の基本は早期発見・早期治療

公開日: : 最終更新日:2016/08/14 がん


日本人の死因トップの病気であるがん。
いまは日本人の3人に1人はがんで命を落としているといわれています。
また、国内には300万人ものがん患者がいるという厚生労働省による推計も出ています。
自分だけは大丈夫と思っている人が少なくありませんが、誰にでも起こり得る病気であり、一度発症すれば下手をすると命を落としてしまうことになりません。
がんは原因に遺伝的なものもあり、気をつけていてもなってしまう可能性がある病気ですが、命を落としてしまわないためには早期発見をすることが肝心です。

なぜ早期発見が肝心なのか、すでにご存知の人もいるでしょうが、早く発見して治療を受けることにより生存率が高くなるためです。
はじめての治療から5年後に生存している人の比率のことを5年生存率といいますが、5年後に生きていることができれば、がんはほぼ治ったといっていい状態になっています。
一方、がんの発見が遅くなってしまった場合には、遅いほどに治る確率が低下してしまいます。
つまり、がんの発見が遅いということは、命を落としてしまう可能性が高くなることを意味しているのです。

なお、早期発見といわれても、具体的にどういう状態であれば早期発見なのか、よくわからないという人もいるのではないでしょうか。
このことに関してですが、がんが基底膜を越えていない状態で発見されれば早期発見といえます。
人間の皮膚には表皮から深いところへと向かって上皮、基底膜、間質があります。
上皮内には血管やリンパ管が通っていないため、血液やリンパ液にのってがんが別の部位に移動し増殖する=転移を起こすことが少ないとされています。
これに対し、がんが基底膜を越えると転移を起こしてしまう危険性があり、一般に根治的な治療が難しくなってしまいます。

早期発見が大事な理由はご理解いただけたのではないかと思いますが、症状が出たらすぐに病院へ行こうと思っている人もいるのではないでしょうか。
実は、がんというのは症状を自覚するようになるころにはかなり進行している場合がほとんどです。
そのため、自覚症状が出た時点で病院へ行けば大丈夫、早期発見になるという認識は間違いです。
がんは初期症状がほとんどありません。
気付いたときには末期がんになっており、治療が困難になって命を落としてしまうという最悪な失敗を回避するためには、がん検診を受けて早期発見に繋げることが大切です。

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