*

がんの種類と主な転移先

公開日: : 最終更新日:2016/10/01 がん


すでにご存知の方は多いでしょうが、ひとくちにがんといっても数多くの種類が存在します。
がんを発症する部位によって肺がん、胃がん、大腸がん、肝臓がん、乳がん、子宮がんなど、がんはありとあらゆる部位に引き起こされるものであり、最悪の場合は命を落とすことになりかねません。
なお、がんの発症でとくに命が脅かされるようになるのは、がんが浸潤や転移をした場合です。
浸潤はがん細胞が発生した部位で増殖するとともに、まわりの器官に直接広がっていくことで、転移はがん細胞が発生した部位から血液やリンパの流れにのって、別のところで広がることをいいます。

転移がどのようなことをいうのかご理解いただけたのではないかと思いますが、がんは種類別に転移しやすいといわれている部位があります。
具体的な例を出すと、肺がんは肺以外に脳、肝臓、骨、副腎に、大腸がんは大腸のほか、肺、肝臓、膀胱や膣などへの浸潤、胃がんはすい臓、脾臓、横行結腸などへの浸潤のほか、腹膜、肝臓に、スキルス胃がんは腹膜に、乳がんは肺、肝臓、脳、骨に、肝臓がんは肝臓のほか肺、胃に、すい臓がんは十二指腸、肝臓、胆管、神経、血管、腹膜に、卵巣がんは子宮、腹膜、大腸、横隔膜に、骨肉腫は肺、肝臓、脳、骨に、ほくろのがんのメラノーマはリンパ節、骨に、転移しやすいといわれています。
なお、肺がんは前述したように肺、脳、肝臓、骨、副腎にしか転移しないということではなく、ほかの部位に転移する可能性はあります。
あくまでほかの部位に比べて転移しやすい部位である、ということは頭に入れておいてください。

そのほか、がんの種類によって転移や浸潤自体が起こりやすいもの、起こりにくいものがあるといわれています。
転移が起こりやすい種類は乳がん、すい臓がん、メラノーマなど、逆に転移が起こりにくい種類は子宮頸がんや甲状腺がんなどです。
また、浸潤が起こりやすいがんの種類としては、卵巣がんやスキルス胃がんを挙げることができます。

関連記事

がんの種類 上皮がん・肉腫・血液のがん・小児がん

ひとくちにがんといっても、多くの種類があることはご存知の方が多いでしょう。 このがんの種類に関

記事を読む

アスベストって・アスベストのがんへの影響は?

アスベストは石綿(せきめん、いしわた)ともいい、天然鉱石の一種です。 現代人には天然という文字

記事を読む

早期がんと進行がん

早期がんと進行がんのことを知るためには、がんのステージのことを知るとわかりやすいです。 ここで

記事を読む

癌細胞は常に生まれているらしい

がん細胞はがんを発症する人の体内でしか発生しない。 このように思っている人は少なくありません。

記事を読む

排気ガスのがんへの影響は?

排気ガスはガソリンや軽油といった燃料がエンジンで燃焼した際や、ガソリンや軽油などの燃料が化学反応

記事を読む

内臓脂肪とがんの関係

内臓脂肪というのは、体脂肪のうち内臓の周囲につくもののことをいいます。 この内臓脂肪が多くなる

記事を読む

PM2.5って・PM2.5のがんへの影響は?

PM2.5は微小粒子状物質とも呼び、PM2.5のPMはParticulateのPとMatterの

記事を読む

がんの進行状況による分類

上皮内がん 上皮内がんは上皮内新生物や上皮内腫瘍ともいいます。 このがんがいったいどういうも

記事を読む

腎臓がんを詳細に:原因,症状,治療,予防,術後など

腎臓は腰の高さ、背骨の近くの深さにあり、左右に1個ずつある、ソラマメに似た形をしたにぎりこぶし大

記事を読む

がん抑制遺伝子とは?

がんは私たち人間の体に巨大な腫瘍をつくり出したり、別の部位に転移したりして、最悪の場合は生命を奪

記事を読む

膵胆管合流異常を詳しく:原因・症状・検査・治療など

膵胆管合流異常とは 膵臓(すいぞう)で分泌される弱アルカリ性の消化液のことを膵液(す

無気肺を詳しく:原因・症状・検査・治療など

無気肺とは 無気肺(むきはい)とは、肺内の空気が極端に減少したり、肺内に空気が入って

手根管症候群を詳しく:原因・症状・検査・治療など

手根管症候群とは 手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)とは、手根管という手首の

空気嚥下症(呑気症)を詳しく:原因・症状・検査・治療など

空気嚥下症(呑気症)とは 空気嚥下症(くうきえんげしょう)とは、主に精神面の問題によ

眼窩蜂窩織炎(眼窩蜂巣炎)を詳しく:原因・症状・検査・治療など

眼窩蜂窩織炎(眼窩蜂巣炎)とは まず、眼窩蜂窩織炎は「がんがほうかしきえん」と読み、

→もっと見る

PAGE TOP ↑