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頭痛の原因・症状・タイプ・治療法

公開日: : 最終更新日:2017/05/31 頭痛


頭痛にもいろんな種類の頭痛があるようですが、そもそも頭痛はどうして起こるのか。
さまざまな原因が上げられているようですが、主には脳の血管や筋肉などになんらかの圧力が掛っているというもの。
なんらかというのが、恐らくストレスや風邪などの外部から来る病気ではないかと推測します。
私なども慢性頭痛だったりしますが、これも毎日継続してある訳ではありません。
忘れた頃にやってきたりというのが主です。
されど、頭痛侮るなかれ。
毎日、しかも1日中、ガンガンするような頭痛が継続して起こるようなら、一度医師の診察を受けられた方が賢明です。
酷い場合には、死に関わる事もあるので、要注意です。
生死に関わる頭痛の主な病気としては、くも膜下出血とか脳腫瘍などテレビでもよく取り上げられている病名ですね。
病院にいく目安としては、毎日継続して頭痛が起きる。
痛みが半端なく、かなりズキズキする。
要するに、生活に支障がある程なら医者にも行くでしょうが、そうでない限りなかなか医者に行かないというケースが殆ど。
できれば、毎年の健康診断でも取り入れて欲しいと思います。

症候性頭痛の症状

症候性頭痛の原因ですが、メディアなどでよく取り上げられている病気による頭痛の他に、「こんな事が?」と思うような物が原因であったりする頭痛もあります。
まず、症候性頭痛の原因の高血圧。
高血圧というのは病気というものではないそうですが、これによる症状は、一般的には「頭が重い」というのがあるようです。
痛いと言う程ではなく、ただ頭の上に何か乗っけているかのような重い感じ。
しかし、症候性頭痛の場合、同じ高血圧でも最高が200以上あるような時には、鼓動のリズムに合わせてズキンズキンと感じる痛みが起こるようです。
中には血圧調節がうまく行われない、いわゆるホルモンのバランスが崩れている事による頭痛。
こうなると症候性頭痛の特徴的な症状と言わざるを得ません。
こういう場合に、上のようなズキンズキンとした痛みが起こるようです。
得に中高年の方に多く見られる、この高血圧。
よく「興奮すると血圧が上がる」などと言いますが、これらも症候性頭痛の特徴の一つ、ホルモンバランスの影響と言えるようです。

症候性頭痛の主な原因

症候性頭痛の原因と言われる高血圧。
一言で高血圧と言っても、その原因はさまざまなようです。
まずは、遺伝性の頭痛。
高血圧って遺伝するんですね。
必ずと言う訳ではないかも知れませんが、これは両親のどちらかが頭痛持ちだったり、両親揃って頭痛持ちというような場合に、本人も高血圧による症候性頭痛なりやすいようです。
この症候性頭痛の原因になる高血圧の主な原因としては、塩分の取り過ぎがあります。
日本人の食生活も、欧米化している傾向があって、どうしても塩分を過剰に摂取しがちです。
女性では、妊娠中の塩分の摂取も制限されたりします。
私なども経験がありますが、塩分を摂り過ぎているので控えるように言われて、味噌汁なんか味噌の色が付いてるけど、味は殆どお湯みたいな味噌汁はすすっていた事もありました。
それほどまでに、塩分と言うのは高血圧だけに限らず、私達の身体には必要不可欠ではあるのですが、取り過ぎは禁物なんですね。
症候性頭痛になる人は、高カロリーの過剰接収は控えましょう。
その他にはこれも現代人特有ですが、ストレスや太りすぎ、お酒の飲みすぎも高血圧の原因で、症候性頭痛になっています。

機能性頭痛について

機能性頭痛と言われる物の中で、一番多いのが「緊張型頭痛」と「片頭痛」があります。
片頭痛はよく聞くけど、緊張型頭痛というのもあるんですね。
まず機能性頭痛の一つ、よく聞く片頭痛とはどういうものか。
これは、頭全体が痛むのではなく、片方だけか両方という特徴があります。
この痛みはかなり重いらしく、家事などができないなどの生活に支障がある場合もあるようです。
しかし一旦痛みが治まると、次に痛みだすまでまったくなんの症状も起こらないようです。
もう一つの機能性頭痛である、緊張型頭痛とはどういうものか。
これは頭全体が痛むのですが、生活に支障が出る程ではなく、1日中痛む人もいればほんの数時間程度で治まる人もいます。
機能性頭痛で一番多いのは、上にあげた両方の頭痛を合わせもつ人もいるという事で、これはかなり辛いと思います。
中高年や、女性に多く見られる傾向があるようです。
機能性頭痛以外の症状は、肩コリや疲れやすかったり、吐き気があったり視覚障害などもあるようです。

機能性頭痛の原因

一番多く見られる機能性頭痛として、「緊張型頭痛」と「片頭痛」があります。
まず、一番よく聞かれる片頭痛の原因について、どんな物があるのでしょう。
これは、実は確かな原因というのはまだ解明されていないようです。
このように解明されてない原因については、よくストレスが関係してるとも言われます。
特に、ストレス社会とも言われる現代においては、こうした病気は付き物なのかも知れないですね。
機能性頭痛の原因の一つストレスの他には、チーズやチョコレート、アルコールなども一因に上げられています。
これらは味に特徴があり、刺激物とでもいうのでしょうか。
こうしたものから影響も受けているようなのです。
対する緊張型頭痛の原因は・・・。
こちらも、ストレスとは切り離せない物のようですが、少し違うのは、例えば長時間同じ姿勢を続けた事による筋肉の緊張も、影響の一つのようです。
もちろん、不安になったりドキドキするといったいわゆる精神的な緊張も要因です。
機能性頭痛には、精神的緊張と身体的緊張の両方を合わせもっているようですね。
日本人に、この機能性頭痛が多いのも特徴です。

3つの慢性頭痛

慢性頭痛、俗に言う頭痛持ちというのでしょうか。
私なども頭痛持ちで、頭痛薬が手放せなかったりするのですが、この慢性頭痛というのは、どんなものがあるのでしょう。
主には3つの種類の頭痛が上げられます。
一つは、片頭痛。
若い女性に多く見られる脈拍に合わせてズキンズキンと痛む頭痛。
二つめは、緊張型頭痛。
やはり20~30代の女性の多い頭痛。
三つめは、群発頭痛。
これは、上の二つよりも強烈な痛みを伴う痛みです。
主にはこの三つなのですが、その他には老人によく見られる「側頭動脈炎」というのがあります。
これは、こめかみ部分の動脈が固くなって、閉寒するという疾患です。
慢性頭痛の中では、あまり多い物ではないようです。
上にあげた3つの慢性頭痛は、それぞれ原因や治療や予防法も異なりますが、共通して言える事はストレスが一因になっているという事です。
慢性頭痛が起こるのは、精神的や身体的なストレスが大きく影響していると言っても、過言ではないでしょう。
普段の生活を見直してみると、慢性頭痛の痛みの原因が分かる事もあると思います。

片頭痛(偏頭痛)とは

片頭痛(偏頭痛)は「へんずつう」と読み、一次性頭痛(いちじせいずつう)の一種です。
一次性頭痛というのは、脳や身体の病気を起こしていないにもかかわらず繰り返し出現する頭痛のことをいいます。

一次性頭痛は機能性頭痛(きのうせいずつう)や慢性頭痛(まんせいずつう)という呼称が使用されることもあります。
一次性頭痛はほかに緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)と群発頭痛(ぐんぱつずつう)があり、片頭痛は緊張型頭痛の次に有病率が高い頭痛です。

数値としては、緊張型頭痛が人口の大体20~30%に起こり、片頭痛は大体8%です。
片頭痛は、男女別では男性が大体1に対して女性は大体の3の比率で、年齢では10~40歳代の人に起こることが多いです。
片頭痛には前兆がある頭痛と前兆がない頭痛があります。

発作性、片側性、拍動性の頭痛であることが多く、随伴症状として吐き気、嘔吐のほか、光や音に対して過敏になります。
片頭痛を含めて一次性頭痛は原因不明ではあるものの、死亡してしまうようなことにはなりません。

そのほか、頭痛には一次性頭痛のほかに二次性頭痛(にじせいずつう)が存在します。
二次性頭痛は症候性頭痛(しょうこうせいずつう)という別名があり、一次性頭痛とは違って原因があります。

くも膜下出血(くもまくかしゅっけつ)、脳出血(のうしゅっけつ)、脳腫瘍(のうしゅよう)といった病気や頭部の外傷などによって引き起こされる頭痛です。
二次性頭痛の場合、原因となる病気などによっては命を落としてしまうことにもなりかねません。

危険な頭痛の特徴としては、いきなり痛みが出て一気にピークにまで達する、これまで感じたことがないほどの強い痛みに襲われる、後頭部に痛みが出現する、吐き気・嘔吐や意識低下の症状が付随するというものがあります。

片頭痛(偏頭痛)の原因

片頭痛が起こるしくみ

頭のなかの血管がひろがり、炎症が生じることによって片頭痛は起こる…と考えられています。
脳内の神経伝達物質がストレスなどによって一時的に多くなり、元どおりの状態になることに伴って血管がひろがるのが原因という説もありますが、現状で片頭痛の原因は解明されていません。

片頭痛のきっかけとなる要素

女性ホルモンの変化、ストレス、ストレスからの解放、睡眠不足、睡眠のとり過ぎ、肩こり、運動、チョコレート・赤ワイン・チーズといった特定の食品、天候の変化、光、騒音、悪い空気、ニオイ、乾燥、たばこの煙、空腹といった具合に、きっかけとなり得るものは多いです。

このうち、女性ホルモンの変化は月経の前や子どもを産んだあと、ホルモン補充の治療やピルの服用などが引き金となり、ストレスに関してはストレスがかかっている状態と比較して、仕事が終わったあとや週末などの、ストレスから解放された状態のほうが片頭痛が出現しやすいといわれています。

遺伝と片頭痛の関係

片頭痛には遺伝的な要素があるという見方がされています。
母親に片頭痛があると、その子どもまで片頭痛を引き起こす可能性が大体40%あるといわれています。

片頭痛(偏頭痛)の症状

痛みを感じる場所

半分以上の人は頭の片側だけに痛みが出現します。
これは人によっては頭の両側に痛みが出現することを意味しています。
片頭痛イコール頭の片側だけが痛むと思っている人は少なくありませんが
、これは誤りです。

どのような痛み?

拍動性の痛みが出ることもあれば、持続性の痛みが出ることもあります。
拍動性の痛みの場合、脈拍とともに痛みが走ります。
少し動いたり、強い光や大きい音で痛みが増すことがあります。

痛みの程度は強い場合が多く、仕事や家事、勉強に支障をきたしてしまうほどのことも多いです。
あまりの不調で寝込んでしまう人も少なくありません。

前兆の症状

頭が痛くなりだす前に、視野のなかにチカチカするような光が出現する閃輝暗点(せんきあんてん)が起こり、視界がさえぎられてしまうことがあります。
また、人によっては空腹感、あくびなどの体調の変化が、片頭痛の前ぶれとして起こります。

なお、片頭痛には前兆が伴わないタイプもあるため、こうした前兆はすべての人に現れるわけではありません。

頭痛に付随して出現する症状

片頭痛の痛みが強く出ていると吐き気・嘔吐の症状が引き起こされることがあります。
また、音や光に対して過敏になることも、片頭痛に付随して出現しうる症状の一つです。

痛みの持続時間

いったん痛みが出はじめると、数時間は続くことが多いです。
長く痛みが持続するケースでは、48~72時間にわたって痛みを感じます。

片頭痛が引き起こされる頻度

頻度が低い人では年に何度かしか経験しないこともあります。
しかし、1ヶ月で2~3回や1週間に1~2回は片頭痛に苦しめられているという高頻度の人もいます。

片頭痛(偏頭痛)の検査・診断

診療科は?

片頭痛にあてはまる症状に悩まされている場合、医療機関に行くとして何科がいいのか疑問に感じている人もいるのではないでしょうか?
この点に関してですが、はじめに行くのは内科、神経内科、脳神経外科、救急科、頭痛専門外来をあげることができます。

どうやって調べる?

片頭痛の性質や付随して出現する症状などに関する情報が、片頭痛かどうかの判断材料になります。
また、頭痛を引き起こす可能性がある脳の病気がないか確認することを目的に、画像検査(CT検査、MRI検査)が行なわれています。

これによって脳の病気を起こしていないことが確認されると、片頭痛と診断が下されることになります。
なお、初回の頭痛で片頭痛と決め付けるのは危ないと考えられており、前兆が伴わない片頭痛では最少で5度、前兆が伴う片頭痛では最少で2度、同じような頭痛が出現した人に片頭痛と診断を下せることになっています。

このことは、軽症のくも膜下出血をはじめとする病気に気づけないという問題を防止するために重要であると考えられています。

片頭痛(偏頭痛)の治療

頭痛が引き起こされているときの治療

痛みが発生しているときには、トリプタン製剤(スマトリプタンなど)やエルゴタミン製剤(酒石酸エルゴタミン)、非ステロイド性抗炎症薬(アスピリンなど)、ドーパミン拮抗薬(メトクロプラミドなど)が使用されています。
トリプタン製剤は頭痛発生後の使用でも有効で、大体6~7割の人に効果があります。

また、片頭痛の随伴症状である吐き気や嘔吐、光や音に過敏になるなどの症状にも効果を発揮することが多いです。
国内では現状で5種類のトリプタン製剤を使うことができます。
1種類のトリプタン製剤を試してみて駄目でも、別の種類のトリプタン製剤が効果を発揮することも珍しくありません。

このほか、エルゴタミン製剤は、前兆の段階で使用することによって効果が発揮される薬です。
ただ、前兆の段階ではなく、頭が痛くなりだしてから使用しても意味がありません。
作用、副作用の面で多くの人に対してはトリプタン製剤のほうが好ましく、エルゴタミン製剤は片頭痛の発作が起こる頻度が低いケースや、発作が続く時間が長いケースだけで使用するという考え方が支持されています。

非ステロイド性抗炎症薬はNSAIDs(えぬせいず、えぬせっず)ともいい、頭痛が強くない場合にまず使用されるというケースが多いです。
そして非ステロイド性抗炎症が効果を発揮しない場合には、トリプタン製剤の使用に移行するという方法が選択されることもあります。
そのほか、ドーパミン拮抗薬は吐き気止めの薬であり、頭痛が発生しているときに吐き気や嘔吐が強い人に対して使用することになります。

痛みを未然に食い止めることを目的とした治療

降圧薬、抗うつ薬、抗けいれん薬が使用されています。

片頭痛の頻度が高く、頭痛出現時の治療だけでは不十分なケース、頭痛出現時に使用する薬が禁忌であるケースや副作用が起こって治療が行なえないケース、頭痛出現時の治療の乱用があるケースなど、特定の状態にあてはまる人に対して検討されることになる治療です。

降圧薬としてはβ遮断薬(プロプラノロール)、カルシウム拮抗薬(ロメリジン)など、抗うつ薬としてはアミトリプチリンなど、抗けいれん薬としてはバルプロ酸などが効果的とされています。

なお、ひと月に3~4度以上、支障度の高い頭痛が出現する人に対して、基本的に予防薬の投与を行なうことが推奨されています。

片頭痛(偏頭痛)の予防

食事

片頭痛はお腹が空いている状態で起こりやすくなるため、毎日しっかりと食事をとりましょう。
また、片頭痛は特定の食品で出現する人がいますが、起こりやすいとされている食品に対して神経質になる必要はありません。

あれが駄目、これが駄目ということを気にしすぎて、ストレスがかかってしまうのはよくないですし、ストレスも片頭痛の誘因の一つです。

最初は自分がどういう場面で頭が痛くなるのかを確認して、誘因になっている疑いのある食品がある場合には、その食品の摂取を避けて様子をみてみましょう。

飲酒

お酒に含まれているアルコールには血管をひろげる作用があり、片頭痛を起こすきっかけになり得ます。
酒類のうち、赤ワインは別の種類のお酒と比較して頭が痛くなりやすいといわれています。

アルコールの摂取で片頭痛を招いてしまう人は、予防したい場合には飲酒はしないほうがいいでしょう。

睡眠

休日にたくさん寝る人がいますが、睡眠のとり過ぎは片頭痛の誘因の一つです。
また、寝不足も片頭痛のきっかけになります。

そのほか、昼寝をしたことが引き金となって方頭痛が出現する人もいます。
頭の痛みが出ない、自分にとって過不足のない睡眠のとりかたを模索しましょう。

外出

表には片頭痛の誘因が多くあります。
騒音、汚れた空気、ニオイ、乾燥などが、頭が痛くなるきっかけになり得ます。

なるべく人ごみに行かないようにするほか、強い光も片頭痛を招くきっかけになるため、頭が痛くなる人はサングラスを装着したほうがいいです。

入浴

熱いお風呂やサウナはとくに気をつけたほうがいいです。
血管がひろがることによって、片頭痛を招いてしまうきっかけになります。
頭が痛くなりそうなときには、シャワーだけにしておくのが無難です。

片頭痛の対処法

暗く静かな部屋で安静にする

まぶしい光や大きい音は、頭の痛みを強くする原因になります。
また、頭痛は少し動くだけでもひどくなることがあります。
片頭痛でツライときには、光や音を遮断して横になっていましょう。

カフェインを補給する

コーヒーやお茶などに含まれているカフェインには、血管収縮作用があります。
痛みが出現しだしたときにコーヒーなどを飲用することで、楽になる可能性があります。

患部を冷却したり圧迫したりする

冷却や圧迫によって血管を収縮させることが可能です。
そしてこれによって痛みが緩和されることがあります。

マグネシウムを十分に補給する

玄米、納豆、ひじきなどの食品に豊富に含まれている、ミネラル類の一種であるマグネシウム。

この成分には血管がひろがるのを防ぎ、炎症を抑制する作用があります。
日ごろから不足しないよう、十分に摂取したいところです。

市販薬を服用する

市販の鎮痛薬を使用することにより、痛みの物質であるプロスタグランジンの産生が抑制されて、痛みが軽減されます。
鎮痛薬は痛みが強くなる前に、早めに服用することが大事です。

ひと月で10日以上、市販の頭痛薬を服用する状態が続いていると、もともとの頭痛をひどくしたり、毎日の頭痛が出現してくる薬物乱用頭痛(やくぶつらんようずつう)のリスクがあります。

毎週2日以上、市販の頭痛薬を飲んでいるような場合には、早めに医療機関へ行きましょう。

医療機関で診察を受ける

出現している痛みが本当に片頭痛であるかどうかは、病院で調べるまではっきりしません。
痛みで日常生活に支障をきたしているような場合には、別の病気がひそんでいるということもあり得ない話ではないです。

二次性頭痛のなかで危険な頭痛の特徴の一つには、片頭痛でも起こり得る吐き気・嘔吐の症状があります。
自己判断はやめて、医療機関へ行くことが大切です。

群発頭痛とは

偏頭痛(へんずつう)や緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)よりも患者の数が少ないために、あまり一般的な頭痛の種類ではないかもしれません。
群発頭痛(ぐんぱつずつう)とは、ある期間中に集中して頭痛が起こることをいいます。

季節の変わり目などに頭痛が起こると、そこから毎日頭痛を感じるようになり、だいたい1ヶ月から2ヶ月のあいだで続きます。
頭痛のまったく起きない期間もありますが、しばらく経つと再び毎日頭痛が起こるようになるのが特徴です。

頭痛の起きる期間を「群発期」と呼んでいます。
群発頭痛では一般的に群発期以外の頭痛はありません。
偏頭痛に女性患者が多いのに対し、群発頭痛では男性患者のほうが多いと言われています。

しかし、1960年頃には女性の4倍から5倍にもなるとされていた比率も、現代では差が縮まってきていると言われており、女性患者の比率も増加しています。
なぜ男性のほうが多いのかについては解明されていません。

群発頭痛は20歳から40歳の比較的若い層の男性に多いとされています。
群発頭痛を発症する人の割合は1,000人に1人程度といわれており、偏頭痛などの頭痛に比べると低い数値となっています。

群発頭痛の原因

実は群発頭痛が起こる原因ははっきりとしていません。
ホルモンのバランスや異常によるもの、生活習慣によって狂った体内時計の働きによるもの、遺伝的な要素など諸説あるものの、これが原因であると証明されるところまでは至っていません。

そうしたなかで有力とされているのは頭の血管の広がりかたによるもので、これは偏頭痛などが起こる仕組みと同じものです。
目のうしろに通っている血管がなんらかの原因で広がることで炎症を起こし、そのために激痛を伴うというメカニズムです。

群発頭痛の原因と考えられているもの
男性ホルモンの影響

群発頭痛の特徴として女性患者よりも男性患者の数が多いということから、男性ホルモンがなんらかの影響をおよぼしているのではないかと考えられています。
近年は女性患者の数も増加傾向にあり、必ずしも男性ホルモンの影響ではないのではないか、というのが現在の説のようです。

体内時計の働きによるもの

群発頭痛の症状のなかに、睡眠頭痛という睡眠時に起こるものがあります。
これは毎日決まった時間、睡眠時に起こるという特徴があるため、体内時計の狂いが原因で引き起こされているのではないかという見方がされています。

遺伝子的な要因

主に欧米での研究の結果で唱えられている説です。
睡眠に関連した遺伝子へのなんらかの異常が原因ではないかと考えられています。

ウイルスによるもの

群発頭痛には、季節の変わり目に頭痛の時期がはじまるという特徴があることから季節性があり、そのためなんらかのウイルスが原因となっているのではというのがこの説です。

原因と考えられるウイルスは水痘(すいとう)ウイルスで、子ども時代の感染により神経節に潜んだウイルスが季節の変わり目に活発化し、帯状疱疹(たいじょうほうしん)などを発症させることから、季節性のある症状として群発頭痛にも関連があるのではないかと考えられています。

群発頭痛の症状

群発頭痛には別名「自殺頭痛」という少し物騒な呼び名があります。
これは群発頭痛が非常に激しい痛みを引き起こすことに由来しており、患者のなかには「自殺したほうが楽なのかもしれない」と考えてしまう人が少なくないようです。

群発頭痛での激しい痛みを表現した言葉では「きりで刺されるよう」「ドリルで目玉をえぐられるかのよう」といったものがあります。

激しい痛みの緩和のために頭を自分で叩く、壁に頭を打ち付ける、のたうちまわるなどの行動を起こすことがある点も、自殺頭痛と呼ばれる理由かもしれません。

目の奥に感じる激痛の原因は「海綿静脈洞」と呼ばれる細かい静脈洞が異常に腫れあがることを原因としています。
海綿静脈洞は脳に血液を送る内頚動脈を守る役割を持っています。

基本的に安静にしていれば治まる偏頭痛と違い、のたうちまわる、頭を叩くなど動くことで痛みが緩和されていく特徴から、静脈洞に溜まった血液が分散することで腫れが引いていくとされています。

群発頭痛が起こる頻度は1ヶ月から2ヶ月のあいだに集中してほぼ毎日起こり、大きな特徴として頭全体ではなく片側だけが痛むというものがあります。
1日のあいだでは2回程度、15分から3時間ほどにわたって痛み続けます。

ほとんど同じ時間に痛みはじめることから、体内時計との関連など、なんらかの規則性があるのではとも考えられています。

目の奥、目の周囲、上あご、頭の片側が主な痛みを感じる場所です。
痛みのあまり安静にしていることが難しく、じっとしていられずにのたうちまわります。

痛み以外の症状には目の充血、涙の量の増加、鼻水、額の汗などが知られています。
頭痛の発作が起こる5分ほど前に、痛みのはじまりを予感させる症状が見られる場合もあるようです。

このような予兆の症状には首が張ってこわばる、目がかすむなどがあります。
個人によっても多少の違いがあるので、自分の群発頭痛にはどのような予兆があるかを観察しておくと良いでしょう。

アルコールで痛みが誘発される

アルコールの摂取は群発頭痛の痛みのはじまりのきっかけになるといわれています。
頭痛が頻繁に起こる群発期にアルコールを摂取すると、ほぼ100%の確率で頭痛が起こるともされています。

アルコールの摂取からだいたい40分から1時間ほどで頭痛の発作が起こりやすいとされています。
アルコールのほかには気圧の変化、喫煙も関連が深いと考えられています。

群発頭痛の検査方法

群発頭痛の検査と診断は、頭痛が持つ性質・伴う症状などを患者から問診することからはじまりますが、脳の疾患による頭痛の可能性がないことをはっきりさせてから、はじめて診断が可能となります。

そのため、CT検査やMRI検査など、脳の画像を記録して診断する検査方法も用いられます。
一般的にほかの種類の頭痛との判別は難しくないとされていて、痛みの時間が40分から3時間程度であること、また痛みがほぼ毎日起こる群発期の存在などから判断できるようです。

反復性群発頭痛

頭痛の発作が7日から1年間など一定の期間の群発期があり、群発期と群発期のあいだの平穏な期間が最低1ヶ月はあるものを反復性群発頭痛と呼びます。

慢性群発頭痛

反復性群発頭痛と違い、頭痛の起こらない平穏な期間(寛解期)がまったくない、または1ヶ月未満であるものを慢性群発頭痛と呼びます。

群発頭痛の治療

薬物による治療

群発頭痛に用いられる薬物では「トリプタン系薬剤」が有効であるとされています。
これは頭痛の発作が起こったときのための薬物です。

トリプタン系薬剤は片頭痛の治療にも用いられる薬剤で、いわば鎮痛剤です。
抗炎症効果に加え、脳の血管や三叉神経に効果的に作用するため、偏頭痛や群発頭痛に有効な薬であると考えられています。

頭痛そのものを予防する効果を期待するものには、神経細胞膜を安定させるベラパミル塩酸塩の「ワソラン錠剤」、大脳皮質が敏感にならないよう抑制するバルプロ酸ナトリウムの「デパケン錠剤」「セレニカ錠剤」などがあります。

どれも患者の症状の状態、年齢などを考慮して適したものが処方されます。
群発頭痛の初期には神経や脳の血管の腫れを引かせるために副腎皮質ホルモン剤が処方される可能性もあります。

トリプタン系薬剤の形状
錠剤型

錠剤、または口腔内崩壊錠があります。
口腔内崩壊錠とは、口のなかに入れてすぐに溶けだす薬剤のことです。
薬を飲んでから約15分から30分で効果があらわれるとされています。

点鼻薬

頭痛に関連した発作が起こったときに服用します。
保険適応外なのがデメリットともいえますが、効き目が早いのはメリットです。

皮下注射(在宅自己注射)

在宅自己注射のため、患者が自ら注射しなければなりません。
そのため、病院での指導のもと、自己注射をマスターできれば処方されます。

トリプタン系製剤の種類

群発頭痛に効果的とされているものでは「イミグラン」「ゾーミック」が知られています。
注射後約10分後には効果を感じることができ、30分後のデータでは実に77%の患者が痛みの緩和に成功したという報告もされています。

純酸素吸入での治療

鎮痛剤を用いてもなかなか緩和できない症状に対応するため、純酸素吸入法が用いられることもあります。
これは医療用として取り扱われている純度100%の酸素を、専用のフェイスマスクで吸入するというものです。

具体的には、毎分7リットルを15分間吸入します。
純酸素吸入は開始してから5分ほどで痛みを緩和する効果があり、頭痛の発作を感じたら速やかに行なうことで、さらに効果が増すといわれています。

神経ブロック療法

星状神経節ブロックとも呼ばれるこの方法は、神経の道に局所麻酔を行ない、神経の機能を人工的に麻痺させるというものです。
麻痺は一時的なものです。

痛みそのものを感じさせなくすることや、血行を良くすることを目的としています。
何度も繰り返し治療法として用いることができること、妊娠中の女性や高齢者でも治療法として用いることができること、入院が必要ないことなどがこの治療法のメリットです。

ただし、すべての群発頭痛の患者に効果がてきめんなわけではなく、ほかの治療法との組み合わせや治療法そのものを変える検討がされる場合があります。

星状神経節ブロックのほかに、「耳介側頭神経ブロック」、「後頭神経ブロック」、「C2ガングリオンブロック」などの種類があり、それぞれ痛む場所にあわせて選択されることになります。

外科的療法(手術)

群発頭痛の治療での外科的療法では、三叉神経根の切除や翼口蓋神経の切除が選択されるケースがあります。

市販薬の有効性

頭痛の薬として広く知られる「ロキソニン」は、群発頭痛や偏頭痛には効果が薄いとされています。
ごく軽い症状の場合は市販薬でも効果を感じるといわれていますが、根本的な治療は難しいでしょう。

市販薬の服用で効果が感じられない、月に10回以上鎮痛剤を使用する、効果が薄れてきている感じがするといったことに該当する場合は、無理に市販薬に頼るのではなく、病院での診断と適切な治療薬の処方を受けるべきです。

一般的に市販の頭痛薬が効果的とされるのは緊張型頭痛とされています。
偏頭痛との違いは頭全体がじわりと痛み、温めることで多少の改善が見られる部分です。

群発頭痛を予防するために

適切な薬物療法

群発頭痛の特徴として、発作が起こる期間が一定であることや、ほぼ同じ時間帯に起こることが挙げられます。
このため、発作が起こる期間中は、しっかりと薬物療法を受けることで頭痛を予防する効果が高まるとされています。

群発頭痛は明け方に発作を起こす可能性が高いため、就寝前に処方された予防薬を用いることで痛みを回避できる場合があります。
群発頭痛で処方される薬剤にはトリプタン系薬剤、エルゴタミン製剤、カルシウム拮抗薬、副腎皮質ステロイド剤などがあります。

群発頭痛の治療に効果的であるとされるトリプタン製剤は市販の薬はなく、ドラッグストアなどで入手することはできません。
そのため、まず医師の診断を受け、病院で処方してもらいましょう。

日常生活のなかで

日常生活では、頭痛の発作を誘発する可能性のあることはできるだけ避けるべきです。
発作を引き起こすきっかけになるとされているものには、アルコールの摂取、喫煙など自分でコントロールが可能なものがあります。

そのため、群発期のあいだはこれらを避けることが望ましいでしょう。
アルコールを摂取したい場合は群発期外であれば問題がありません。

急激な気圧の変化に対しても、ある程度の自己コントロールが可能です。
たとえば登山や飛行機の利用は医師に相談し、万が一の場合に備えるのが良いでしょう。

また、熱すぎる風呂も発作を引き起こすきっかけになるといわれています。
これは血管の拡張に伴うもので、そのため群発期のあいだは体を温めすぎないようにシャワーを利用するのも効果的です。

緊張型頭痛とは

緊張型頭痛とは

頭痛の種類

頭痛(ずつう)は一次性頭痛(いちじせいずつう)と二次性頭痛(にじせいずつう)に大別されています。
一次性頭痛は別名として機能性頭痛(きのうせいずつう)や慢性頭痛(まんせいずつう)があり、二次性頭痛には症候性頭痛(しょうこうせいずつう)という別名があります。

一次性頭痛は脳や身体の病気を起こしているわけではないものの、繰り返し出現する頭痛です。
緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)は一次性頭痛の一種であり、ほかに一次性頭痛に含まれる頭痛としては片頭痛(へんずつう)や群発頭痛(ぐんぱつずつう)をあげることができます。

一次性頭痛は原因不明ではあるものの、命を落としてしまうような危険性はありません。
一方の二次性頭痛は、医療機関で十分な検査を受けることにより、原因が明確になるタイプの頭痛です。

くも膜下出血(くもまくかしゅっけつ)、脳出血(のうしゅっけつ)、脳腫瘍(のうしゅよう)といった病気や、頭部の外傷によって引き起こされます。
また、アルコールや薬物によって出現する頭痛も二次性頭痛として含まれます。

緊張型頭痛はどんな病気?

すでに述べたとおり、緊張型頭痛は一次性頭痛(機能性頭痛、慢性頭痛)の一種です。
国内での有病率は2~3割はあるとされており、一番多い頭痛です。
一次性頭痛の原因の7~8割が緊張型頭痛とされています。

男性・女性ともに比較的中高年の割合が高くなっていますが、このごろは若い人に起こることも珍しくなく、いまでは年齢、性別に関係なく、誰にでも起こるリスクのある頭痛といえます。

これまでは筋収縮性頭痛(きんしゅうしゅくせいずつう)という病名が使用されていましたが、筋肉の収縮が伴うものと伴わないものがあるため、現在の病名が使用されることになりました。

また、緊張型頭痛には2種類あり、片方は反復性緊張型頭痛(はんぷくせいきんちょうがたずつう)、もう片方は慢性緊張型頭痛(まんせいきんちょうがたずつう)といいます。
反復性緊張型頭痛はときどき出現する緊張型頭痛で、慢性緊張型頭痛は連日のように出現する緊張型頭痛です。

緊張型頭痛の原因

緊張型頭痛は何によって引き起こされてしまう?

身体的ストレスと精神的ストレスによって、緊張型頭痛は出現します。
まず、身体的ストレスとしては、うつむき姿勢などのよくない姿勢、長時間にわたって運転をすること、適切な枕の高さになっていないこと、過度なパソコン・携帯電話(スマートフォン)・タブレット・テレビゲームの操作をあげることができます。
次に精神的ストレスとしては、不安や緊張、抑うつ状態をあげることができます。

緊張型頭痛のしくみ

緊張型頭痛のうち、反復性緊張型頭痛は、頭、首、肩の筋肉の緊張で出現することが多いという見方がされています。
長時間にわたって同じ姿勢や無理な姿勢をしていることにより、筋肉に負担がかかって緊張が高まります。

すると筋肉の血液循環が悪くなり、血管に老廃物が蓄積されます。
そして老廃物が蓄積されたところを中心として炎症が生じ、痛みの物質であるプロスタグランジンなどが生み出されて、頭痛が起こるというわけです。

これに対し、緊張型頭痛の一種である慢性緊張型頭痛の場合には、脳自体が痛みを感じやすいのではないかという見方がされています。
心配事や不安などの精神的ストレスが影響している場合も多いのが特徴です。

緊張型頭痛の症状

どこがどのように痛む?

緊張型頭痛の場合には、痛みが後頭部を中心として側頭部や首筋にかけて出現します。
左右の方側だけに痛みが出るわけではなく、両側に痛みを感じます。

痛みは重苦しく、ベルトや鉢巻、小さい帽子に締め付けられるような痛みと表現されることが多いです。
動いて痛みがひどくなるようなことはありません。

また、後頭部や側頭部を圧迫したり、温めたりすることによって、痛みが気にならなくなることがあります。

頭が痛くなること以外の症状は?

首や肩のこりが付随することが多いです。
ほかには眼の疲労、倦怠感(けんたいかん)、めまいが起こることもあります。
吐き気や嘔吐(おうと)、光や音に対して過敏になる症状が出現することはありません。

緊張型頭痛はいつ起こる?いつまで続く?

とくにきっかけがなくジワジワ出てきて、ダラダラと持続するのが緊張型頭痛の痛みの特徴です。
よくあるのは夕方になると頭痛が出現したり、出現している痛みがひどくなったりするケースです。

なぜこのようなことが起こるのかというと、仕事などによる身体的ストレスや精神的ストレスがため込まれていくせいだという見方がされています。

そのほか、緊張型頭痛は7~10日間程度にわたって持続するケースが多いのですが、人によっては1ヶ月の半分以上、ほぼ毎日頭痛が持続する場合があります。

緊張型頭痛の検査・診断

緊張型頭痛かも?と思ったら

実際に起こっている症状で緊張型頭痛の疑いがある場合に、何科に行けばよいのでしょうか?
この点が気になっている人もいるでしょう。
緊張型頭痛の可能性がある場合には、一般的な内科に行けば対応してくれます。

ほかには神経内科、脳神経外科、ペインクリニック、頭痛専門外来に行く選択肢もあります。
緊張型頭痛は命にかかわることはなく、市販薬の使用だけでいいのでは?と思う人もいるでしょう。

たしかに間違いではないものの、本当に緊張型頭痛かどうかは医療機関で調べてみるまではわかりません。
実際に出現している症状が、何か別の病気によって起こっている可能性もあります。

人によっては、検査を受けて病気が原因ではないことを把握しただけで、頭痛が軽減するケースもあります。
別の病気ではないことがはっきりし、安心感を得るためにも、一度は病院へ行ってみることをおすすめします。

また、市販薬に頼っていると服用量が過剰になり、薬物乱用頭痛(やくぶつらんようずつう)を招いてしまうケースがあります。
この場合にはなるべく早く医療機関へ行くことが大切です。

病院ではどうやって調べる?

緊張型頭痛かどうかを調べるためというより、頭痛が別の病気によって出現していることを否定するために、画像検査が行なわれています。

一次性頭痛は「脳や身体の病気を起こしているわけではないものの、繰り返し出現する頭痛」であり、緊張型頭痛は一次性頭痛の一種であるためです。

画像検査としては、頭部CT検査や頭部MRI検査が行なわれています。
別の病気がなく、緊張型頭痛にあてはまる症状が出現していることが診察でわかると、緊張型頭痛と診断が下されます。

緊張型頭痛の治療

治療の基本

緊張型頭痛で医療機関に行った場合の治療の基本は対症療法です。
対症療法というのは症状を緩和することを目的とした治療のことをいいます。

これに対し、病気の根本の原因を解消することを目的とした治療のことは根治療法といいます。
病院では薬を使った治療方法が選択されることになるのが普通です。

薬の種類

非ステロイド性抗炎症薬を使用することになります。
非ステロイド性抗炎症薬はまたの名をNSAIDs(えぬせいず、えぬせっず)という、痛みの物質であるプロスタグランジンの産生を抑制します。

首や肩の筋肉がひどくこっている人に対しては、筋肉の緊張を緩和する筋弛緩薬を組み合わせることがあります。
そのほか、精神的ストレスのせいで緊張型頭痛が引き起こされている疑いがある人に対しては、抗不安薬を併用するケースもあります。

日常生活の注意点

普段のくらしのなかでは、なるべく肩こりを起こさないようにすることが大事です。
肩や首に負担がかかる姿勢はやめ、また同じ姿勢で長くいることもやめて、30分に1回を目安にストレッチなどを行ない、筋肉の緊張をゆるめましょう。

肩を上下に動かす、首を前後左右に動かす、首をまわす、首のつけねを叩くという簡単な動作でも違いが出てくる可能性があります。
パソコンやスマートフォン、タブレット、テレビゲームのやりすぎにも気をつけたいところです。

また、精神的ストレスをうまくコントロールしましょう。
適度な運動や入浴など、ストレス発散方法を実践する時間をなるべく確保することが大事です。

適度な運動や入浴はストレス発散になるだけでなく、血液の循環をよくして症状を楽にするためにも効果的です。
こっている部分に蒸しタオルなどで温める方法も、症状を楽にしてくれるでしょう。

なお、血行をよくしてくれるものの一つにアルコールがあります。
少量の摂取は症状を楽にするのに効果的ではありますが、飲めない人が無理に飲む必要はありません。

また、飲みすぎは肝臓へのダメージや依存症の原因になってしまうため、適量にとどめておいて、さらに週に2日は休肝日を確保しましょう。
そのほか、身体的ストレスや精神的ストレスの軽減のためには、十分に睡眠と休息をとることも大事です。

市販薬の選び方と使い方

どんな頭痛薬がおすすめ?

非ステロイド性抗炎症成分が含まれている市販薬がよいでしょう。
痛みの物質であるプロスタグランジンが産生されてしまうのを抑制し、頭痛を緩和する効果があるためです。
イブプロフェンやアスピリンといった成分が配合されているものがあります。

どんな使い方がおすすめ?

頭痛が起こったときには、早めに頭痛薬を服用する大事です。
痛みに耐えていると、そのあいだにさらにプロスタグランジンの産生を招いて、頭痛薬の効果が出にくくなってしまいます。
早く頭痛薬を服用することにより、早くプロスタグランジンの産生を抑制して、頭痛を効果的に緩和することに繋がります。

注意することは?

用法用量を守ることが大事です。
長期間、頻繁に頭痛薬を使っていることにより、頭痛が悪化して症状が何日も持続する薬物乱用頭痛を招いてしまうリスクがあります。
症状が改善しない場合には、市販の頭痛薬に頼るのはやめて、専門医に相談に行くことをおすすめします。

頭部神経痛の特徴

頭痛には実にたくさんの種類の頭痛があります。
ストレスが一因になっている頭痛ですが、「頭部神経痛」と言われる神経の痛みによる頭痛もあります。
では、頭部神経痛とはどういうものか。
その名の通り、頭部に走っている末梢神経がピリッとした痛みが走る頭痛です。
これは頭部だけにとどまらず、顔面にも痛みが走る事から「顔面神経痛」と間違えられる事もあるようです。
頭部真剣痛の1回に起こる痛みの時間は、数秒程度と短い。
この短い痛みが1日に数回起きるのです。
頭部神経痛は冷たい風に当たっただけでも、刺すような痛みが走る事もあります。
こういった痛みを「火箸で付き刺される」と表現された患者さんもいたようです。
火箸で付き刺された経験はなくとも、なぜかよく分かる例えですよね。
火箸の状態が分かっているからでしょうね。
場所的には、後頭部や耳の上当たりに電気のような痛みが走るというのが特徴です。
頭部神経痛は持続する痛みとは違うので、数秒程度で治まるなら楽な気もしますが、顔面に刺すような痛みがあると、それはちょっと仕事にも影響しそうです。

低髄液圧性頭痛とは何か

「低髄液圧性頭痛」と、ちょっと聞き慣れない名前があります。
これは「低髄液圧症候群」とも言われるようです。
髄液というのは、私達の脳が浮かんでいる水、髄液という水の中に私達の脳は浮かんでいるのです。
この髄液が低下或いは漏れる事により起こる症状です。
主に、スポーツや交通事故などによる強い衝撃を受けた時に、この髄液が漏れるという事があるのです。
これにより、頭痛やめまい、吐き気な、視力低下、耳鳴り、思考力低下など様々な症状があります。
しかし、多くは低髄液圧性頭痛という原因が特定できない為に「怠け病」とも言われ、主にうつ症状のある人は、当人は元より家族までが周りの理解が低いために、精神的な苦しみも味わうといった事もあるのです。
低髄液圧性頭痛の特徴としては、横になっていると痛みも軽いのですが、起きるとかなり痛むというもの。
特に朝起きた30分くらいは、かなり痛みます。
低髄液圧性頭痛は、あまり聞き慣れないのですが、患者数は意外と多いのです。
低血圧の女性に多いのも、低髄液圧性頭痛の特徴です。

労作性頭痛とは

肉体労働をされている人で、よく重い荷物を持ったり、或いはせき込んだりといったちょっとした動作や刺激で、頭が痛いと感じた方はいるでしょうか。
思い当たる人は「労作性頭痛」を疑ってください。
この労作性頭痛の特徴は、上にあげた重い物を持ったり、せき込んだりした時に起こる頭痛なんです。
ちょっと珍しいですね。
認知度も低い為、怠けてるとかサボってると言われ悩む人もいるのです。
労作性頭痛の特徴としては、グワングワンするような痛みがあります。
一定の時間が経つと治まって来るようですが、痛みは強いものです。
労作性頭痛が起こるのは、重い荷物を持ったりせき込んだりの他に、運動している時や身体が冷えている時にも誘発されます。
ジッとしていれば痛まないのですが、こうした動作があると痛むといった特徴があります。
時間にすると、5分から1時間程度が多いようです。
普段、あまり運動をしない人がダイエットなどで急に運動するようになると、まれにこのような労作性頭痛という症状が出る事があります。

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