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舌咽神経痛の原因・症状・治療などについてのまとめ

公開日: : 最終更新日:2015/02/17 頭・脳・神経の病気 , , ,

舌咽神経痛の原因

舌咽神経痛とは

舌咽神経痛は、舌咽神経の刺激によって知覚神経の支配が問題を引き起こすことで現れます。
これは、脳血管疾患とは区別されるものであり、舌の付け根部分の痛みや違和感を引き起こします。

舌咽神経痛の原因は明確にはなっていませんが、有力な原因として挙げられているのは腫瘍や血管の異常で、いずれも舌咽神経を刺激したり、圧迫したりすることで疼痛発作を引き起こしているとされています。
特に多いのが、血管による神経への圧迫で、血管が劣化したり、腫れたりすることによって周辺の舌咽神経を圧迫してしまうというものです。

圧迫された神経は疼痛発作を起こしたり、慢性的な違和感を生じるようになります。
そもそも舌咽神経は舌と咽頭(のどの辺り)に分布している神経で、運動神経線維、知覚神経線維、副交感神経繊維が組み込まれています。

運動神経は、唾液や飲食物を飲み込む際の嚥下機能に必要な咽頭筋を支配しており、舌の後方1/3は味覚を支配しています。
さらに、副交感神経は唾液の分泌につながる舌下腺と顎下腺を支配しています。

この舌咽神経に異常が生じると様々な問題が起こり、飲食物がうまく飲み込めない嚥下障害、知覚麻痺による味覚障害などが現れます。
嚥下障害が出ると、摂取した水などが肺に浸入してしまう可能性もあり、肺炎を引き起こす危険性もはらんでいます。

そのため、直接のどや腹部にチューブを挿入し、水分や食物を摂取しなければならなくなります。
また、舌咽神経痛の原因が腫瘍であると判断された場合は、すぐさま腫瘍に対する処置治療が開始されます。

舌咽神経痛の原因

舌咽神経痛は、これと言った原因を特定するのが困難とされている症状です。
その中でも、最も有力とされている原因が血管による神経への圧迫という説です。

舌咽神経の周辺に新しく血管ができたり、加齢による血管の劣化などによって腫れ上がったり、あるいは動脈瘤ができてしまうといったことで神経が圧迫されるとされています。
しかし、様々な検査を行ったとしても症状の原因を 特定することができなかったり、何も発見できずにただ痛みがだけが残ってしまうという場合も少ないありません。

このような場合は、頭蓋骨や頚椎(首の部分)、筋肉などに問題を抱えているケースも多くあるようで、その部分の問題を解消すれば比較的治りやすいとされています。
つまり、頚椎の歪みや筋肉異常が原因で神経を圧迫するなどして、痛みを引き起こしている可能性があるということです。

また、腫瘍などが発生して神経を圧迫することで、痛みが生じる場合もあります。
この腫瘍による舌咽神経への圧迫は、突発性の痛みというよりも、持続性のある痛みや違和感を感じることが多いです。

というのも、腫瘍自体が短時間に大きくなったり、また小さくなったりするということが考えにくいとされているからです。
徐々に腫瘍は大きくなり、次第に神経を圧迫したり、締め付けたりするようになり、自覚症状も突然ではなく緩やかに現れてくるようです。

このように、舌咽神経痛の原因を明確にすることは難しく、何がそのような症状を引き起こしているのかはっきりと特定できないのが現状です。
もしかしたら、重篤な疾患が隠れている場合があるかもしれないので、自己判断で済ませず、専門医によるしっかりとした検査が重要となってきます。

舌咽神経痛の症状

舌咽神経痛の症状としては、咀嚼(噛むこと)や嚥下(飲食物を飲み込むこと)などの動作によって鋭い痛みが引き起こされます。
片側性の病変で、症候性のものは持続的な痛みがありますが、特発性の場合は発作的に痛みが現れるのが特徴でもあります。

痛みは数秒から数分と比較的短く、断続的ではありますが、非常に耐え難い痛みのようです。
一般的に、この痛みは喉と舌の付け根の片側だけに起こり、耳の辺りまで広がうというケースが多いようです。

疾患者の1~2%の割合で不整脈も確認されており、心拍の遅さから、一時的に失神を引き起こす可能性もあるとされています。
また、疼痛の性質が三叉神経痛と似ていますが、症状が現れる頻度はそれよりも低いとされています。

しかし、発作領域は異なり、男性の方が女性よりも比較的多く発症し、30代~40代の層の方がかかりやすいようです。
そもそも舌咽神経は、脳の一部である延髄や抹消などで迷走神経と接近しています。

脳血管障害などによる舌咽神経異常の場合、片側単体で障害される麻痺は珍しく、ほとんどの症例では迷走神経の麻痺を伴っており、ギラン・バレー症候群のように両側性の障害が現れることが多いとされています。

舌咽神経通の原因は明確にされていませんが、腫瘍ができていたり、血管に何かしらの異常が発生したり、いずれの場合であっても、舌咽神経への圧迫が痛みを引き起こしていると考えられています。
これによって、知覚障害や味覚障害などが生じてしまうこともあり、また、唾液の分泌異常を来たしたり、飲食に対しても支障が出る恐れがあります。

舌咽神経痛の治療

舌咽神経痛は、その原因を特定するのが困難だと言われている症状です。
中には、腫瘍などの重篤な疾患が原因となっている可能性もあるので、自覚症状が現れたら速やかに医師の診断を受け、腫瘍ができているのかどうか、血管異常や感染などが見当たらないかどうかを調べる必要があります。

往々にして原因が特定できないケースの多い舌咽神経痛は、通常、病院での治療が最優先されると考えらていますが、症状に合わせて治療法を選択すると良いでしょう。
一般的に、薬物治療や神経ブロック注射、手術などが行われますが、これらは全てメディカル療法(病院治療法)となります。
レントゲン検査やCTスキャン、MRIなどの精密検査によって腫瘍の疑いがないかを確認する必要があります。

薬物療法

病院での詳しい検査の結果、腫瘍が原因でないと判断された場合は薬物治療となります。
ただし、効果は高いとされていますが、根本的な原因を除去する治療ではなく、あくまでも対症療法になるので効果が現れない場合も多いようです。

神経ブロック

薬物の効果が切れ、繰り返し症状が再発するような場合は、神経ブロック注射が施されることがあります。
これは、痛みを生じさせている神経を一時的に麻痺させるというもので、薬物療法に効き目が見られない場合に有効とされています。

手術

難治性のものである場合は、舌咽神経を締め付けている小血管を切り離し、圧迫を除去する手術を行うことになります。
神経への圧迫がなくなると痛みは解消されますが、常に血管の圧迫が痛みを引き起こしているわけではないようです。
手術を行った後でも痛みが継続することも少なくなく、このような場合は複合的な原因も考えられます。
緊急性のない舌咽神経痛に対しては、鍼灸治療法やカイロプラクティック、漢方薬などといった方法もあります。

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