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肋間神経痛の原因・症状・治療などについてのまとめ

公開日: : 最終更新日:2015/02/17 頭・脳・神経の病気 , , ,

肋間神経痛の原因

肋間神経痛とは

肋間神経痛とは、肋骨と肋骨の間にある神経が痛み、背中や体の側面部分に激痛が起こる神経痛の一つです。
肋間神経痛の詳しい原因が判明しないケースもあるようですが、一つは、肋間神経が骨や筋肉によって圧迫され、そこから炎症を引き起こすためとも言われています。

それ以外にも、骨折やひびなど肋骨の損傷、背骨の変形、がん、肋骨カリエス、狭心症などが原因で肋間神経痛が起こる場合もあるとされています。
そもそも肋間神経は、肋骨間の筋肉や腹筋、背筋などを支配しており、呼吸をする際には肋骨を上下させ、胸郭(胸部の骨格)の内圧を昇降させる作用があります。

また、肋骨内部には横隔膜が張られていますが、肋間神経はこのよう角膜がしっかり作用するよう肋骨を支えている働きも担っています。
呼吸や咳をする際に痛みが伴うのはこのせいでもあります。

呼吸運動によって肋骨が動くと、ウイルス感染などによって炎症を引き起こした神経が引っ張られたり、神経根障害を悪化させたりするなどして肋間神経痛が起こります。
さらに、胸の痛みはもちろん、歩行や手足の曲げ伸ばしなど、何気ない日常の動作でさえも激痛が走ることもあり、普段の生活に支障を来たす恐れもあるのです。

この肋間神経痛の痛みは、突発的に起こったり、継続して痛むことがあるようです。
自己診断では大きな疾患を見逃してしまうこともあるので、万が一、肋間神経痛が疑われるような症状を感じたら、早めに医師の診断を受けるようにしましょう。

肋間神経痛の原因

肋間神経痛の原因は、様々なものが考えられとされています。
まず一つは、神経の圧迫によるもので、肋間神経痛の原因のなかでも最も顕著にみられるようです。

肋骨や胸椎のゆがみ、関節の働きの低下などによって周辺の筋肉が緊張し、神経が圧迫されてしまいます。
例えば、仕事などで長い間とっていた不自然な体勢や疲労などが原因で、神経が筋肉や骨に挟まれて痛みを引き起こします。

この痛みは突然現れますが、一時的な症状で終わるケースが多いようです。
また、肋間神経痛の原因には外傷によるものもあります。
肋骨の骨折やひび、胸部や背部の打撲、外部からの圧迫による神経炎、またそれらの後遺症が要因となって肋間神経痛が現れます。

特に中年女性は、骨粗しょう症が原因で咳やくしゃみをしただけでも骨折することもあり、この場合、姿勢を変えるなどした時に痛みが増したり、あるいはものを持ち上げたり深呼吸をすると激痛が走る場合が多いようです。
これらの他にも、胸椎椎間板ヘルニア、がん、胸膜炎、ウイルス性疾患による帯状疱疹(ヘルペス)、変形性脊椎症などの病気も肋間神経痛の原因と言われています。

ヘルペスウイルスが原因の場合、基本的に疲労による免疫力の低下からきているケースが多いので、休養が必要となるでしょう。
帯状疱疹(ヘルペス)が治まった後でも肋間神経痛が残ってしまうことも多々あるようです。

これは、血液検査をしないと正確な判断はできないのが現状ですが、非常に激しい痛みであること、2週間程度で痛みが軽減されてくるのが特徴です。
また、ストレスや天気の変化、その他の原因などによって自律神経が乱れ、肋間神経痛を引き起こす要因となるとも言われています。

肋間神経痛の症状

肋間神経痛の症状は、背部から胸腹部の肋骨に沿って起こる激しい痛みです。
しかし、その症状は幅広く色々なものが存在するため、自己診断して我慢してしまうケースも少なくないようです。

特に、疲労骨折の症状と間違われることも多いです。
肋間神経痛の主な症状としては、胸椎ヘルニアが原因の神経圧迫、胸椎の捻挫、脊髄の腫瘍、外傷性血腫、帯状疱疹(ヘルペス)などの感染から神経が刺激され、痛みや違和感として現れます。

痛みには症状によって差があり、咳やくしゃみ、深呼吸、あくび程度でさえも、痛みが走ることも珍しくありません。
また、大きな声を出したり、体をねじるなどの動きによっても痛みが引き起こされます。

それを緩和しようと、痛みのない方に体を曲げたり、伸ばしたりすることで、更に痛みがひどくなってしまうこともあるので気をつけましょう。
逆に、症状が軽微な場合は、症状に適した薬や漢方薬などで改善されることもあります。

この肋間神経痛の症状が続く時間は、数秒から長くて数分と比較的短く、繰り返し何度も起こる場合が多いようです。
湿布を貼るだけで済ませてしまう方も少なくありませんが、それで良くなる場合と、必ずしもそうでない場合もあります。

症状が悪化すると、ひどい場合、会話や食事をすることさえも困難になるという怖い一面を持っています。
万が一、肋間神経痛が疑われるような症状あが現れた場合は、しばらく様子を見て、あまり症状が回復しない、あるいは悪化するようなことであれば、自己診断で済ませず、必ず医師の診察を受けるようにしましょう。

肋間神経痛の治療

肋間神経痛の原因は多岐にわたるため、治療法も「これ!」と一概に言うことはできません。
変形性脊椎症、帯状疱疹(ヘルペス)、胸膜炎、がんな度も原因として考えられるので、まず、このような具体的な疾患から発生している症状なのかを見極めた方が良いでしょう。

疾患が原因となっている場合の治療法は、基本的にその痛みのもととなっている疾患の治療を根本として行っていきます。
そもそも肋骨神経痛は病名ではなく、症状の名前であり、現代医学ではまだ効果的な治療法が見つかっていないのが現状です。

そのため、症状に合わせて様々な治療法が試されているのです。

薬物療法

特に気になる疾患が見つからない場合は、この薬物療法で様子を観察してくことが多いようです。
消炎鎮痛薬や湿布薬などの薬物を服用することで痛みを緩和していきます。

鍼灸療法

痛みが起こっている神経の基点(圧痛点)がある肋間に沿って刺鍼したり、知熱灸をすえることで、神経に直接働きかけ、背中や肩のコリをほぐし、痛みを緩和していきます。
また、体全体の機能やバランスを整え、痛みが繰り返す癖を改善することが目的とされる場合もあります。

理学療法

主に、整形外科での物理的な手段を加えた治療法で、肋間神経痛が発生している患部を牽引したり、コルセットで固定、あるいは痛みのひどい部分を温める温熱療法をなど行います。

神経ブロック注射

肋間神経痛の症状である痛みや炎症が起きている部位の神経周辺に麻酔剤や鎮痛剤などを注入し、症状を緩和させていきます。
神経の炎症が疑われる場合は、ステロイドと麻酔剤を混ぜて注射する場合もあります。

このように、肋間神経痛の治療法には様々なものがありますが、先にも述べたように根本的な治療法というものはまだありません。
なぜこのような症状が出るのか原因を考えたり、刺激性のある食べ物を避ける、あるいは体を冷やさないようにするなどして、肋間神経痛の自己予防や対策を考えてみてはどうでしょうか。

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