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脳出血(脳溢血)の初期診断について

問診

脳卒中の中でも脳出血は、早期の対応が迫られる深刻なものです。
生命にかかわるケースも多いため、誤診があることは許されません。
医療機関では、受診へ至るまでに見られた初期症状を含めてある程度の判断がなされることになります。
そのためには問診が重要であり、同伴者に対する問診をすることができるのであれば、患者さんが倒れた状況や既往歴について確認することがポイントとなります。
患者さん本人の状態レベルについて把握する上では瞳孔のチェックや呼びかけ、言語障害が起こっていないかといったことを確認して、医療スタッフ間での連帯が行われます。
その結果として神経障害の反応が返ってこない場合ですと脳出血、脳溢血といった脳の病気が起こっている可能性は高くなります。
また異常な眼球運動やめまいが起こっている場合、聴力に異常がある場合には、脳幹の脳出血が疑われます。
それからMRIやCTによって頭部の内部を確認し、神経系や血液関係の判断に必要とされる検査が行われ、診断も確定されることになるのです。
そして患者さんの状態を把握することのできる検査結果にもとづいて、治療が開始されます。
問診にあたっては、脳出血を発症した時刻やそのときの状況、既往歴が重要な情報となります。
倒れる前から気になっていた生活習慣や状況を判断すると、疑われる病気について割り出し原因を解明することにもつながります。
既往歴に関しては、高血圧や糖尿病などといった生活習慣病の有無が大きな判断要因になります。

検査

脳出血を含め、脳の病気である脳卒中については共通して、症状の疑われる患者さんが医療機関を受診するときに病状の程度、種類、原因といった点を迅速に判断しなければなりません。
症状がいつ何をしていたときに起こり、それからどのように経過しているかということについて、できるだけ具体的に伝える必要があります。
また頭痛や吐き気などの有無、脳出血を起こしやすい高血圧や糖尿病、高脂血症、心房細動などといった病歴の有無、治療歴の有無や喫煙、飲酒の状態なども申告します。
症状が発症してからの時間経過に応じて、治療の内容も違ったものになるのです。
患者さん本人が十分に話をすることができない場合もありますから、家族や発症した際に一緒だった人の話も重要なものです。
実際の検査へ至るまでには生命にかかわる血圧や脈拍、体温、呼吸の状態などを確認します。
脳出血は脳の病気ですが、脳に限らず全身に現れているなんらかの疾患に起因しているものでもありますから全身、特に心臓や血管などの異常も見落とさないようにします。
神経に関しては意識の状態や発音、言葉の理解、目の動き、動作、感覚などを確認します。
そこから、脳出血の起こっている場所や程度について目安をつけることができます。
脳出血、脳溢血である疑いが強ければ、CT検査とMRI検査によって100%の診断をすることが可能です。
ただ長い時間が経過している場合、出血している量が少ない場合には、髄液検査も必要とされる場合があります。

意識の程度

脳出血とは、脳卒中という病名で分類される脳の病気です。
脳内の出血であるため、その早期発見であるほど後遺症が残りにくくなります。
以前は高齢者や肥満の人に多いとされてきましたが、近年では食の欧米化などを理由として、若い世代でも発症する人が多くなってきています。
身近になりつつある脳出血だからこそ、早期発見のために初期診断の知識を持つべきです。
脳出血によって生じる障害は、出血した場所によってさまざまです。
その中でもっとも多く見られる症状は、運動障害です。
そのほかに意識障害や感覚障害、言語障害なども見られます。
出血が止まった後の後遺症を最小限にするために重要なことは、出血の早期発見です。
そのための手段として、意識障害を発見するという方法があります。
脳出血ではまず、頭痛や嘔吐の症状が現れます。
多くの人は単なる頭痛であると認識して、そのまま見過ごしてしまいます。
ですが放っておくと最初のうちは何でもないものの、症状が進んでいくと自分で自分の身体を思うように動かすことができなくなる、言葉を発することができなくなるなどしていきます。
最終的には、意識を失うこともあります。
突然の歩行障害や舌のもつれ、言葉を理解することができない、意識が明瞭でなくなったといったときには注意しなければなりません。
意識障害は周囲から見ると、もっとも判断しやすい症状です。
近くにいる人に症状が見られるようであれば、早急に救急車を呼ぶなどの対応をする必要があります。

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