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乳腺炎とは…原因、症状、検査、治療のご紹介

公開日: : 女性に多い病気

ママと赤ちゃん
乳腺炎とは、乳管がつまり乳腺が炎症起こしたものです。
妊婦の約4分の1に発症するもので、特に多いのは生後1ヶ月以降の乳児に授乳している人に多く発症します。
乳腺炎には2種類あり、細菌が侵入したことで起こす“急性化膿乳腺炎”と母乳が詰まることで起こす“停滞性乳腺炎”があります

原因

急性化膿乳腺炎

急性化膿乳腺炎は、産後2~3週間を過ぎた人に多く見られます。
授乳を開始したことで、乳首が傷つき、その傷口から細菌(黄色ブドウ球菌や連鎖球菌)が侵入し炎症を起こします。

停滞性乳腺炎

停滞性乳腺炎は、乳首にある約15~20本の乳管の開き具合が悪かったり、乳児の吸引力が弱いと母乳がうっ滞して炎症を起こします。

症状

急性化膿乳腺炎

乳房が赤く腫れて熱を持ち、しこりができ痛みがあります。
乳房だけでなく脇の下のリンパ節が腫れることもあります。
また、悪寒や体の震えを伴う38℃~40℃の高熱を出すこともあり、炎症が進行すると、母乳に血や膿が混じることがあります。

停滞性乳腺炎

乳房が全体的に赤く腫れて熱をもち、乳房が硬くなり、詰まった部位にしこりができます。
軽く触れただけでも非常に強い痛みを感じることもあります。
停滞性乳腺炎の場合でも熱を出すことはありますが、急性化膿乳腺炎のように高熱を出すことは少なく、微熱程度で、急性化膿乳腺炎ほどの症状ではありません。

検査

血液検査では、白血球の増加やCRP値の上昇を調べます。
乳房専用のレントゲン、マンモグラフィーや、超音波検査によって、腫瘤や乳管の拡張有無を調べる場合もあります。
膿瘍が確認できれば膿汁を採取し、菌を特定する事ができます。
これらの検査は乳腺炎と症状が似ている、炎症性の乳がんではないことを確認するために行われます。

治療

炎症が初期の状態であれば、搾乳器を使用して溜まった乳汁を搾乳し、氷などで乳房を冷やします。
炎症が進行し、膿の塊ができているときは皮膚を切開し、膿を出さなければなりません。この間は授乳を一旦中止し、刺激を与えないようにします。

停滞性乳腺炎

停滞性乳腺炎の場合はマッサージをし、溜まってしまった母乳を出す事が有効な治療になります。
マッサージをして、症状が軽快したら赤ちゃんに飲んでもらい、それでも飲みきれず、乳房に母乳が溜まるようなら搾乳などを行い、乳房に母乳を溜めないように注意します。

予防

急性化膿乳腺炎

乳頭に亀裂や表皮剥離がある場合は、その傷口から菌が侵入しますので早めに手当を行い、授乳の際には、乳頭や乳輪、手指などを清潔にする事が重要です。

停滞性乳腺炎

油分や乳製品は、乳汁をドロドロにしますのでなるべく摂取しないようにし、乳汁をサラサラにするために、水分を多めに摂る事を心がけます。
また、授乳の間隔を開けすぎると、うつ乳になるので開けすぎないように赤ちゃんに飲んでもらいます。
ストレスや睡眠不足も乳腺を詰まらせる原因になるので、なるべくストレスを溜めないよう休める時は体を休めるようにしましょう。

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