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日本脳炎ワクチンについて詳しく説明しています

公開日: : 最終更新日:2015/12/10 予防接種・ワクチン


日本脳炎ワクチンは、日本脳炎に対するワクチンです。かつては年間1000人程度の患者が発生していましたが、ワクチンのおかげで年間10人程度におちついています。
ただし、名前とは裏腹に東南アジアや南アジアなど熱帯地域では依然として流行しており、渡航の際には注意が必要です。

日本脳炎の特徴と発生状況

日本脳炎は、ウイルスが蚊を媒介として伝染し、発症します。人から人への感染はありません。日本での感染源は豚で、ウイルスをもつ豚を刺した蚊が人を刺すことで伝染します。
厚生労働省は、日本脳炎ウイルスに関しては豚の感染状況について調査しています。それによれば、ウイルスを持った蚊は毎年発生していることがわかっており、もしワクチンを接種していないか抗体がなくなった場合には、現在でも感染する可能性があります。逆に言えば、ワクチン接種によって発症がうまく阻止されていることになります。
また、蚊を媒介とするため暖かい地域のほうが流行しやすく、日本では中国地方や九州での患者が多いのが特徴です。

症状としては、高熱とけいれん、意識障害です。死亡率は30%程度ながら、生き残った半数には麻痺などの脳障害が後遺症として残ります。
ウイルス性疾患なので抗生物質の効果はなく、熱などに対する対症療法しかできません。また、ワクチン接種以外には蚊に刺されないように注意するぐらいしか予防方法はありません。

日本脳炎ワクチンの特徴と接種時期

日本脳炎ワクチンは、感染リスクを75~99%減らせるという、非常に優秀なものです。また、現在は不活化ワクチンといって加工したウイルスを元にした毒性のないワクチンを使っていますので、より安全です。また1994年に国が定めた定期接種となっていますので、無償で接種できます。
日本脳炎ワクチンは1657年より国内での推奨接種が開始され、1967~1976年には幅広い世代への積極的接種を行った結果として、日本脳炎の患者を劇的に減らすことに成功しています。
しかしながら、2005年からの5年間はワクチンの安全性に疑問が持たれ、定期接種が行われていませんでした。そのため、この時期は希望者のみのワクチン接種となっており、未接種の子どもは日本脳炎に発症するリスクが高いと考えられています。その後、2009年からはより安全性の高い新たなワクチンが承認され、2010年からは再び定期接種として積極的な接種を行っています。

接種時期は、まず1期初回として生後6ヶ月から90ヶ月未満のあいだに、6~28日の間隔で2回の接種、1期追加として初回から1年後に1回。ついで、2期接種として9歳から13歳未満のあいだに1回です。推奨年齢については1期初回3歳、同様に1期追加は4歳、2期は9歳となっています。推奨年齢がある理由は、3歳未満では注射できるワクチンの量が少なくなってしまい効果が弱まるために、充分な量のワクチンを注射できるようにするためです。

日本脳炎ワクチン副作用

注射部位の腫れや痛み、発熱などがあります。発熱は1期初期で3%、1期追加で8%程度です。注射部位の腫れは2~3日でなくなりますが、そのあいだはこすらないように注意します。
ほかには、気分が悪くなったり、意識がなくなったりする可能性もありますので、接種後30分程度は医療機関に待機させています。
死亡例についても2012年に報告されていますが、このケースではすでに児童精神科から処方された薬剤を長期服用しており、さらにその薬剤には突然死の報告があり、しかも併用禁忌と明記されたものをあわせて服用していました。そのため、ワクチンが原因での死亡とは言い切れません。

日本脳炎ワクチン接種後の入浴

日本脳炎ワクチン接種後の入浴については、ほかの予防接種後と同様に基本的には可能です。ただし、注射のあとはこすらないこと、疲れているため早く済ませることを心がけてください。発熱がある場合、疲れが激しい場合は、入浴させずに休ませるようにします。
入浴にかぎらず、基本的にはワクチン接種後でも普段どおりの生活をしても大丈夫ですが、激しい運動は避けてなるべく安静にしてください。

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