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四種混合ワクチンについて詳しく説明しています

公開日: : 最終更新日:2015/12/19 予防接種・ワクチン


四種混合ワクチンとは、2012年に導入されたワクチンでジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオの混合ワクチンです。それまでの三種混合ワクチンに代わり、原則的にこちらを接種することになっています。

四種混合ワクチンが対象としている病気

四種混合ワクチンが対象とする病気は、どれも乳幼児の感染率が非常に高いもので、死亡したり重い後遺症が残ったりといった例も多いのが特徴です。そのため、国が定めた予防接種法により、公衆衛生の観点から新生児に対する予防接種が義務付けられています。

ジフテリア

ジフテリア菌による感染症で、喉の痛みや咳、筋力低下、嘔吐といった症状をおこし、神経麻痺や心筋症を発症することもあります。とくに、心筋症を起こした場合は突然死の危険もあり、予後の安静が必要となります。

百日咳

ときには肋骨を折るほどの強い痙攣性の咳が特徴で、激しく体力を消耗します。乳児の場合は、咳による呼吸困難から肺炎や脳炎に発展することもあります。
子どもだけでなく、大人がワクチンが切れた頃に感染することも多く、全国で散発的な流行が見られるのも特徴です。

破傷風

傷口からの破傷風菌の感染による病気で、筋肉の強烈なけいれんを起こします。その強烈さは身体をエビ反りにして自らの背骨を折るほどで、その痛みと喉が狭まることによる呼吸困難から、大変な苦痛を伴いながら死にいたる恐ろしい病気です。しかも、麻痺は筋肉のみであり、意識は鮮明なままなので苦痛をまともに味わうことになってしまいます。
死亡率は成人で50%、新生児の場合は80~90%に跳ね上がります。

ポリオ

急性灰白髄炎ともいい、5歳以下の小児の罹患率が高いことから、小児麻痺と呼ばれています。こちらの名称のほうが、ピンとくる方が多いのではないでしょうか。
日本では、予防接種の実施によって1980年に野生株による感染が根絶され、経口生ポリオワクチンの副作用でしか発症していません。2012年からはより安全な不活化ワクチンへの切り替えがなされ、そうしたリスクも低くなっています。
症状としては、まずは風邪や急性胃炎に似た発熱や頭痛、嘔吐、下痢などがあらわれ、それらがおさまった頃に手足の弛緩性麻痺へと発展します。このとき横隔膜神経や延髄の麻痺を生ずると呼吸困難により死亡リスクが発生し、5~10人に1人の割合で、麻痺が終生残ります。
治療法はなく、対症療法と麻痺のリハビリテーションを行います。

四種混合ワクチンの特徴と接種時期

四種混合ワクチンでは、ジフテリアと破傷風に対してはトキソイド、百日咳には成分ワクチン、ポリオに対しては前述したとおり安全性の高い不活化ポリオワクチンが用いられています。
こうした混合ワクチンの安全性については、世界的にも認知されているものです。

接種時期は、1期と2期に分けられています。
1期では、生後3ヶ月から全部で4回の接種を行います。3~8週間隔で四種混合ワクチンの接種を3回行い、3回目の接種から半年から1年後に1回接種を行います。
2期では、11歳からジフテリアと破傷風の二種混合ワクチンの接種を1回行います。多くの自治体では、小学校6年生までの接種を行います。またこのとき、年長者の百日咳への対策として、任意接種となりますが三種混合ワクチンの接種も可能です。

また、ポリオ感染リスクのある地域へ長期渡航する場合、ポリオワクチンの追加接種が推奨されています。

四種混合ワクチン接種後の入浴

子どもへの予防接種後の入浴は、どうすればいいのか迷うところです。四種混合ワクチンの場合は、接種後1時間たっていれば入浴しても問題ありません。注射の跡が腫れることがありますが、よほどの大きな腫れでもない限りはとくに心配はいりません。また注射の跡が固くなることがありますが、これも自然消滅します。
ただ、注射は子どもにとっても怖いものですし、ワクチンの影響もあり疲労はありますので、普段通りの生活は可能にしても、なるべく家の中でゆっくりさせるほうがいいでしょう。入浴も疲れているようなら短時間で済ますようにします。また、注射の跡は強くこすらないようにしましょう。

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