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魚、n-3不飽和脂肪酸摂取量と肝がんとの関連について

公開日: : 最終更新日:2016/12/06 DHA・EPA


魚などに含まれるn-3不飽和脂肪の摂取と病気の関連性が、さまざまな機関によって調査されています。
ある調査では魚とn-3不飽和脂肪酸摂取量、そして肝がんとの関係性について調べられています。
その調査では、男女9万人のなかで11年の追跡調査が行われ、398人が肝がんの診断を受けています。
調査によって算出されたn-3不飽和脂肪酸と各自の不飽和脂肪酸摂取量を比べ、5つのグループに分類されています。
そして、1番少ないグループと、ほかのグループの肝がんリスクを調査しています。

その結果、n-3不飽和脂肪酸が豊富な魚、そしてEPA, DPA, DHAなどのさまざまな有効成分が含まれるn-3不飽和脂肪酸をたくさん摂取しているグループのほうが、肝がんの発症リスクが低いということが判明したのです。
くわしい数値は表をご確認ください。

肝がんのほとんどはB型やC型肝炎ウイルスの感染者から発症します。
そのため、肝炎ウイルスで陽性だった人を対象に調べたところ、結果はそれほど大きく変わりませんでした。
特にC型肝炎ウイルスが陽性だった人に限定すると、n-3不飽和脂肪酸摂取量が多いほど肝がんのリスクが低下することがわかったのです。
数値については表をご覧ください。

n-3不飽和脂肪酸には抗炎症作用をもつことがわかっています。肝がんの大半はB型・C型肝炎ウイルスによって起こる慢性肝炎を発症してから起こるので、n-3不飽和脂肪酸は慢性肝炎への抗炎症作用によって発症を抑制している可能性があります。
n-3不飽和脂肪酸はインスリン抵抗性を緩和する働きがあることもわかっています。
最近はたくさんの疫学研究で肥満や糖尿病によって肝がんになりやすくなることが知られています。
そのため、インスリン抵抗性は肝がんのリスクに直結すると推定されています。
肝がんのリスクが低下するのは、抗炎症作用だけでなく、n-3不飽和脂肪酸によるインスリン抵抗性の緩和も理由に含まれていることが示唆されています。

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