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魚を積極的に食べてもらいたいものです

公開日: : 最終更新日:2017/01/13 DHA・EPA


昔から日本の食卓には魚が欠かせず、寿司や刺身など生で魚を食べる日本特有の食文化を築いてきました。
しかし最近は欧米の食文化の影響もあって魚を食べる量が減ってきており、健康への影響が懸念されています。
表の通り、魚の摂取量と生活習慣病による死亡率には密接な関係があり、魚を食べる習慣がない人は食べる人に比較して、死亡率が明らかに高くなっています。
魚の摂取量が減ることで生活習慣病にかかるリスクが高まり、日本人の寿命を縮める可能性があることが、このデータから示唆されているのです。

魚を食べない理由は人それぞれですが、調理方法がわからない、骨を取り除くのが面倒などの理由が挙げられることが多いようです。
しかし、魚に含まれるさまざまな栄養素は、わたしたちの健康を維持するためにはなくてはならないものです。
魚の脂分に含まれるDHAやEPAはいろいろな健康効果があることがわかっており、エキスを抽出したサプリメントもつくられているほどです。

魚に含まれるDHAやEPAは近い性質をもつ物質ですが、分子構造が少しちがいます。
2つとも血流を改善し動脈硬化などの生活習慣病を防ぐことが知られていますが、働きかける部位が異なります。
DHAは血液脳関門、血液網膜関門を通って直接目や脳に入り込むことが可能な物質ですが、EPAはこれらの関門を通ることがむずかしく、脳内ではほとんど見られません。
DHAは脳になくてはならない大切なものですが、体内で合成することはできない物質です。
そのため、積極的に食事から取り入れることが大切となります。

魚がもつさまざまな効果はほかにもあり、現在でも研究が進められています。
今後なんらかの新しい健康効果が発見されることも十分あり得ます。
日頃から魚を食べる機会が少なく、肉が食生活の中心だという人も、魚を少しずつでも取り入れるようにすることが大切です。
魚を積極的に食べて、病気に負けない体作りをしましょう。

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