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胃のトラブルの原因となる要因のまとめ

公開日: : 最終更新日:2016/06/21 胃・食道の病気


こちらでは、胃のトラブルの原因となる様々な要因をご紹介しています。
要因なるものは一つとは限りません。
色々な要因が重なって、色々なトラブルを引き起こします。
胃のトラブルを感じてる方は、このページをご覧になって、改めて思い返して頂いて、該当しそうな事柄を一つずつ軽減していく事がトラブル軽減の早道ではないでしょうか。
参考になれば幸いです。

ストレス

胃のトラブルを引き起こす要因としては、ストレスを挙げることができます。
ストレスが原因で発症するリスクのある胃の病気はいろいろあります。
具体的な病名としては急性胃炎、慢性胃炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、機能性ディスペプシアを挙げることができます。
ストレスが招くこれらの胃の病気にはどのような特徴があるのか、見ていくことにしましょう。

急性胃炎

ストレスが溜まっている状態を放置していると、胃の粘膜が炎症を起こします。
突如として心窩部痛(しんかぶつう)と呼ばれるみぞおちあたりの激しい痛みを感じたり、胃もたれ、吐き気、嘔吐の症状が出ることもあります。

慢性胃炎

継続して胃粘膜が炎症を起こしている状態で、治りにくくなっているのが慢性胃炎の特徴です。
ストレスが原因でこの病気を発症すると、胃の痛み、胃もたれ、食欲不振などの慢性的な症状に悩まされることになるのです。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

ストレスにより胃粘膜を保護する機能が低下し、胃から分泌される塩酸(胃酸)が過剰になり、胃粘膜や十二指腸粘膜に潰瘍が発生します。
心窩部痛のほか、胸やけ、病気が悪化した場合には吐血、下血の症状が起こることもあります。
ひどい場合には穿孔(せんこう)という穴が開いてしまい、胃の内容物が腹腔内に漏れ出た場合には、腹膜炎を引き起こし、すぐに適切な対処をしないと死亡する恐れがあります。

機能性ディスペプシア

病院で診てもらったにもかかわらず、胃の粘膜の炎症や潰瘍のような異常が特に見当たらない、それでも胃の痛み、胃の不快感、胸やけ、膨満感などの症状が続く状態のことを機能性ディスペプシアといいます。
ストレス性胃炎と称されることもあり、治療方法としては胃の病気にもかかわらず抗うつ剤や抗不安剤が選択されることもあります。

胃もたれと胸やけ

ストレスが原因の胃の病気の場合、胃酸の分泌が減る場合と増える場合とがあります。
市販薬には分泌を抑制するもの、促進するものがありますが、選択を誤るとかえって症状を悪化させる心配がありますので、胃の異変を感じたら病院を訪れましょう。

老化

胃のトラブルの原因としては、胃の老化が挙げられます。
この胃の老化とは一体どういう状態を指すのか、何が原因で老化してしまうのか、説明していきます。

胃の老化とは?

胃の老化は胃粘膜が薄くなり、損傷しやすい状態のことをいいます。
老化が進行している場合、胃潰瘍や胃がんといった深刻な胃の病気を招く可能性が非常に高くなります。
いずれも最悪の場合は死亡することもある病気ですので、どうにかして老化を避けたいところです。

年齢の胃の老化の関係

老いといわれるとどうしても加齢により起こると思われがちですが、これは違います。
実年齢より胃の年齢が遥かに若い人もいれば、反対に遥かに高い人もいるのです。
食生活に気をつけたり、適度な運動を取り入れたり、十分な睡眠時間を確保したりと、生活習慣が関係しているのではないかと考える人も少なくないはずです。
ところが胃の年齢は生活習慣には左右されないことが明らかになっているのです。
若い胃を持つ人の中には、これといって生活習慣に注意することなく、好きなものを食べ、特に体を動かす習慣はないという人も珍しくありません。

胃の老化を招く原因

実年齢や生活習慣と関係がない胃の老化ですが、原因としてはヘリコバクター・ピロリの感染といわれています。
ヘリコバクター・ピロリとは、いわゆるピロリ菌のことをいいます。
多くの細菌などは胃の中にとどまり続けることができませんが、ピロリ菌は特別で、胃の中に生息することが可能なのです。
除菌治療を受けることでいなくなりますが、治療しないでいると胃の細胞を破壊し、粘膜を薄くしてしまうのです。
ピロリ菌がとどまり続けていた結果、胃に深い傷ができた場合には、胃潰瘍や胃がんのリスクが増大してしまいます。
自分とは無縁と思っている人もいるでしょうが、ピロリ菌感染者は3人に1人はいる決して珍しくないものなのです。
胃の老化による深刻なトラブルを招く前に、病院で検査を受け除菌治療を受けましょう。
なお、除菌治療は保険適用となりますので、金銭的負担も比較的軽く済むのが特徴です。

ピロリ菌

胃のトラブルを引き起こす原因としては、ピロリ菌が挙げられます。
多くの細菌やウイルス、有害物質は胃に殺菌されますが、ピロリ菌はとどまり続けることが可能で、胃に悪さをします。
さまざまな胃の症状、胃の病気を起こすのですが、どういうものがあるの取り上げていくことにします。

ピロリ菌が原因で起こる胃の症状

ピロリ菌が胃の中にいるだけでは、これといった自覚症状がありません。
症状が引き起こされるのは病気になった場合だけです。
たとえば、代表的な胃の病気である胃炎を発症すると胃もたれを自覚したり、胃潰瘍を発症した場合には胃の痛みを感じるようになるといった具合です。

ピロリ菌が原因で起こる胃の病気

胃・十二指腸潰瘍、胃がん、萎縮性胃炎(いしゅくせいいえん)はピロリ菌感染が主な原因となって発症すると考えられています。
胃・十二指腸潰瘍はみぞおちあたりの痛み、背中の痛み、吐き気、嘔吐、胸やけ、食欲不振、体重減少、吐血、下血、ゲップなどが引き起こされます。
胃がんはみぞおちあたりの痛み、食欲不振、体重減少、貧血、黒色便などの症状があらわれます。
萎縮性胃炎は胃の不快感、胃もたれ、膨満感、ゲップなどの症状が起こります。
胃・十二指腸潰瘍は胃穿孔(いせんこう)が起こり腹膜炎を合併することで死に至る恐れが、胃がんには重症化し死に至る恐れが、萎縮性胃炎には進行して胃がんに発展する恐れがあります。

ピロリ菌の検査と治療

ピロリ菌の検査方法として代表的なものは内視鏡検査ですが、胃カメラは勘弁してほしいという人は少なくありません。
幸いなことに内視鏡を用いない検査法もあり、尿素呼気試験法や抗体測定、糞便中抗原測定を挙げることができます。
こうした検査の結果ピロリ菌感染がわかれば、飲み薬を1週間使用する除菌治療を受けて治すことが可能です。
また、一度の除菌治療で成功しなかった場合には、二次除菌法といって別の薬を使用し除菌する方法を選択することが可能となっているのです。
なお、保険はピロリ菌が原因の胃潰瘍の場合だけ、適応扱いになるというのが現状です。

食事

日頃の食事内容に気を遣っていなければ、胃のトラブルを引き起こす原因になります。
食生活と胃の健康状態は深い関わりがあるのですが、胃に悪影響を及ぼす食事とは一体どういったものなのでしょうか。

食事を抜く

朝、昼、夜のタイミングに関係なく、食事を抜く人が少なくありません。
時間がない、ダイエットのためなど理由はいろいろでしょうが、胃の中が空の状態が長時間続くと、胃が荒れることに繋がります。
一日三食を規則正しい時間帯に摂ることにより、胃の中を長時間空にしておかないことが大切です。
ただし、就寝前の夜食はやめておいたほうがよいでしょう。
いうまでもなく、深夜に食事を摂ると胃に負担がかかってしまうからです。

咀嚼回数が少ない

食べ物を摂るとき、よく噛まずに飲み込む人がいますが、これは胃によくありません。
大食いは胃に負担をかけますが、咀嚼回数の少ない早食いも、胃に多大な負担をかけることになるのです。
腹八分にとどめ、よく噛むことで胃をいたわってあげることが大切です。
また、摂ったものの消化を助けるため、食後30分程度は休憩したほうが良いでしょう。

脂っこい食事

脂肪分の多いものは、糖質などと比較して十二指腸へと送られるまでの時間が長くかかるのが特徴です。
そのぶん胃がはたらかなくてはいけなくなるため、負担が大きくなります。
全く摂ってはいけないということではありませんが、脂物中心の食事ではなく栄養バランスの取れた食事を摂ることが大切です。

刺激物

過度に熱いものや冷たいもの、味の濃いものや辛いものなどを摂ると胃壁がダメージを負います。
香辛料が多く使われているものなど、胃の調子が悪いときには避けるのが賢明といえるでしょう。

お酒

お酒に含まれるアルコールは、胃粘膜に対しダイレクトにダメージを与えます。
さらに胃酸の分泌を促進することで追い討ちをかけてしまうことになるのです。
適量摂取を心がけ、休肝日もしっかり設けることで胃に負担をかけないようにしましょう。

喫煙

喫煙は肺に良くないイメージがありますが、胃とも関わりが深いことはあまり知られていません。
タバコを吸い続けることによりどういう影響を及ぼすことになるのか、解説していきます。

タバコが胃に及ぼす影響

喫煙は血行不良の原因になりますが、これが胃に対しても悪さをすることになります。
胃には粘膜がありますが、粘膜部分には毛細血管が張り巡らされているのです。
ここに十分に血液が行き渡らなければ、十分に酸素が運び込まれないことになり、胃粘膜の抵抗力が失われたり、胃の機能低下に繋がるのです。
また、タバコを吸うことにより胃の防御因子であるプロスタグランジンが減少します。
これも胃の中のバランスを乱すことに繋がり、攻撃因子による影響を受けやすくするのです。

タバコにより起こる胃の症状

喫煙をしている人の中には、胸やけの症状を訴える人が少なくありません。
胸やけはタバコを吸っていることが原因となり、幽門括約筋を支配している自律神経が失調し、十二指腸液や胆汁が胃のほうへと逆流することで引き起こされているのです。
この逆流が胃粘膜にダメージを与えると同時に、胸やけの症状としてあらわれているというわけです。

タバコにより起こる胃の病気

タバコを吸っていることで発症するリスクが増大する病気としては、胃潰瘍や胃がんを挙げることができます。
いずれも重症化した場合には命を落とすことになりかねない、恐ろしい病気です。
前述したように喫煙をしている状態は継続的に胃に負担をかけ、胃の働きを阻害していることになります。
そのため、病気のリスクが増大するだけでなく、タバコを吸い続けているうちはいったん治ったとしても再発する可能性が高くなるのです。
増税によりタバコの値段がどんどん高くなっている中、病気の原因になることをし続けるのは賢明とはいえないでしょう。
重篤な病気になるとタバコをやめるよう医師にいわれますが、そうなる前に禁煙することをおすすめします。

胃の痛みなどの症状を起こす原因としては、薬の副作用があります。
風邪薬などを服用したあと胃の不快症状を起こすこともありますが、大抵は一時的に起こるだけで、特に心配はありません。
しかしながら、中には薬の使用が原因で引き起こされる胃の病気があるのです。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)という薬がそうで、胃潰瘍の原因になるといわれているのです。
ここではこの薬の特徴と、引き起こされる可能性のある病気について取り上げていきます。

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の特徴

この薬は解熱、鎮痛、抗炎症作用があり、風邪、関節炎、リウマチ、腰痛、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞など、いろいろな病気の治療薬として使用されています。
しかしながら、使用することで胃に負担をかけ、防御機能を低下させることにもなるのです。
これにより胃粘膜の損傷を招いてしまい、最悪潰瘍ができるという経過をたどります。

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)により引き起こされる胃の病気

非ステロイド性抗炎症薬の使用で起こる胃の病気としては、胃潰瘍を挙げることができます。
厄介なことに、この薬が原因となる胃潰瘍に関しては、はじめのうちにこれといった症状を自覚することがありません。
ある程度悪化した段階になって、突如として吐血、下血などの症状があらわれるようになることが多いのです。

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が原因となる胃潰瘍の治療

内視鏡検査を受けて胃潰瘍と診断されたら、治療を受けることになります。
基本的には薬の使用をやめ、代わりに胃酸の分泌を抑制するヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)やプロトンポンプ阻害薬(PPI)による薬物療法が開始されます。
なお、胃潰瘍にはいたっていないものの、胃炎の状態になっている場合には、非ステロイド性抗炎症薬の使用をやめず、ヒスタミンH2受容体拮抗薬と組み合わせて使っていく形になるでしょう。
それから、非ステロイド性抗炎症薬の使用を中止することが難しい場合には、維持療法といってヒスタミンH2受容体拮抗薬を継続的に使用する治療方法が選択されます。

アルコール

お酒を飲む人でも飲まない人でも、アルコールが影響を及ぼす部分というと、真っ先に肝臓を挙げる人が多いでしょう。
しかし、胃もアルコールに負担をかけ、胃の病気を招くことがあります。
アルコールの多飲により発症する病気としては、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、マロリーワイス症候群を挙げることができます。
個々にどういう特徴があるのか、説明していくことにします。

慢性胃炎

慢性胃炎はアルコールの多飲により引き起こされるほか、ストレスも原因といわれています。
ストレスを溜め込んでいてお酒に逃げるということを繰り返している人は危険といっていいでしょう。
そのほか、喫煙も原因になるということで、生活習慣と関わりが深いのが特徴です。
慢性胃炎になると胃の痛み、胃もたれ、食欲不振、消化不良などの症状が引き起こされます。
慢性炎が悪化した場合には、胃潰瘍を発症するリスクがあります。

胃・十二指腸潰瘍

慢性胃炎と同様にお酒の飲み過ぎとストレスが関係しているといわれています。
お酒はストレスを解消するどころか余計に溜め込むといわれているため、別の方法により発散することが大切です。
なお、カフェインを多く摂る人も注意が必要でしょう。
改善しないでいると胃酸の増加、胃の防御機能の弱体化を招いて、胃粘膜がダメージを受け潰瘍になります。
悪化すると胃穿孔(いせんこう)といって胃に穴が開き、胃の内容物が腹腔内へと漏れ出すと腹膜炎を合併します。
すぐに適切な処置を施さないと命を落とすことにもなりかねない、非常に恐ろしい病気です。

マロリーワイス症候群

強いお酒を飲んだり、多量のお酒を飲んだりしていると、胃がやられてしまいます。
これにより嘔吐したり、胃壁がやられることにより吐血の症状が引き起こされます。
度重なる吐血により胃と食道の境目の部分に亀裂が走るのですが、これをマロリーワイス症候群といいます。
症状としては前述したもののほか、下痢や下血を引き起こすこともあります。

色々な種類の胃の薬をご紹介しています…

こちらでは色々な症状におススメの胃薬をご紹介しています。
お薬選びの参考にして下さい。

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