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胃の症状と考えられる病気のまとめ

公開日: : 最終更新日:2016/04/13 胃の病気

キリキリと差し込むような痛みがある

キリキリと差し込むような痛みを自覚している場合、引き起こしている疑いがある病気は2種類あります。

胃炎

胃炎を引き起こしている場合には、キリキリとした胃の痛みを感じると症状を訴える人が多いのが特徴です。
ほかにも胃炎には急性胃炎と慢性胃炎がありますが、急性胃炎の場合は強い胃痛、吐き気、嘔吐などが急激に起こります。
一方、慢性胃炎の場合は心窩部痛(しんかぶつう)、状腹部の不快感、膨満感、胃もたれ、食欲不振などの症状が引き起こされます。
キリキリとした痛みを感じる場合、ほかにこれらの症状があらわれていないかチェックしてみてください。

胃けいれん

胃けいれんの場合は、差し込むような痛みを感じると症状が訴える人が多いのが特徴です。
激しい心窩部痛、吐き気、嘔吐、胃もたれ、胸やけ、食欲不振などほかにもいろいろな症状が引き起こされます。
胃炎の場合と同様に、痛みのほかにこうした症状がないか確かめるとよいでしょう。

胃炎と胃けいれんの区別の仕方

キリキリと差し込むような痛みがある場合、胃炎か胃けいれんが疑われるわけですが、引き起こされる症状は似ています。
そのため、区別が難しいのではないかという人がいます。
一つの判断材料としては、痛みの続く時間を挙げることができます。
胃けいれんの場合は数分~数時間に渡り痛みが継続するのが特徴です。
胃痛が長引く場合には胃けいれんを疑い、そうでない場合は胃炎を疑ってみるとよいでしょう。

必ずしも胃炎・胃けいれんではない場合も

痛みの表現の仕方というのは人それぞれ異なりますので、必ずしもキリキリと差し込むような痛みが胃炎か胃けいれんのどちらかに当てはまるわけではありません。
市販の薬で痛みをやり過ごしていたものの、実際にはもっと深刻な病気だったということにもなりかねないのです。
胃の症状である痛みのあらわれ方から病気を推測することは可能ですが、参考程度にとどめ、病院で正確な診断を受けることが肝心です。

空腹時や起床時に痛みがある

お腹が空いているときや、朝目が覚めたときに胃の痛みを感じる場合、病気が潜んでいるかもしれません。

空腹時に痛みを感じる胃の病気

食前やお腹が空いている状態で胃の痛みがある場合には、胃炎や十二指腸潰瘍を引き起こしている疑いがあります。
食事を摂る前や空腹時の痛みは、過剰な胃酸の分泌が原因で起こることが多いです。

胃炎

空腹時に痛みを感じ、その痛みが急激なものであったり、吐き気や嘔吐の症状がある場合は急性胃炎かもしれません。
そのほか、お腹を空いているときの痛みがみぞおちあたりで起こったり、膨満感やもたれ感、食欲不振がある場合は慢性胃炎の疑いがあるでしょう。

十二指腸潰瘍

空腹時の痛みがみぞおちから上腹部右側あたりに起こっていたり、背中の痛み、胸やけ、吐き気、嘔吐、食欲不振、体重減少、吐血、下血、口臭、酸っぱいゲップがある場合には、十二指腸潰瘍の疑いがあります。

起床時に痛みを感じる胃の病気

朝、目が覚めたときに胃の痛みを感じる場合には、十二指腸潰瘍や胃食道逆流症の疑いがあります。
十二指腸潰瘍の特徴は前述の通りですが、胃食道逆流症は下記の通りです。

胃食道逆流症

起床時に痛みを感じるほか、胸やけ、声枯れのことを意味する嗄声(させい)、咳、嚥下(えんげ)困難、つかえ感、吐き気、口の中が酸っぱい・苦いがある場合、胃食道逆流症の可能性があります。

空腹時や起床時の痛みを感じたら

実際に痛みを感じた場合、前述したことを参考にまずは可能性のある病気は何か探りましょう。
どういう病気の疑いがあるのかわかるだけでも不安がやわらぎますが、それだけで満足して終わってはいけません。
しっかりと病院で痛みの原因を調べ、病気だった場合には治療を受けましょう。
胃の病気によっては市販薬で治らないこともありますし、中には完治が難しいもの、重症化すると命に関わるものもあります。
また、必ずしもこれらの病気だとは限りませんので、参考程度にとどめておくとよいでしょう。

痛みがある

痛みがあると胃の症状を訴える人が多いですが、考えられる病気は多数あります。
胃炎(急性胃炎・慢性胃炎)、胃・十二指腸潰瘍が挙げられますが、それぞれの特徴を説明していきます。

胃炎

胃炎のうち急性胃炎の場合、胃粘膜がただれることで、突如として心窩部痛(しんかぶつう)と呼ばれるみぞおちあたりの痛みを感じます。
キリキリとした痛みなのが特徴で、吐き気、嘔吐、下痢、吐血、下血の症状を引き起こします。
暴飲暴食、ストレス、ウイルス感染、食中毒、アレルギーなどにより発症します。
次に胃炎のうち慢性胃炎に関してですが、胃粘膜が弱くなっており、炎症がたびたび起こっているから、回復しにくい状態に陥っています。
急に胃の痛みに襲われるほか、胃もたれ、胸やけ、膨満感、吐き気、ゲップなどが慢性的に引き起こされるのが特徴です。
ヘリコバクター・ピロリの感染、慢性的なストレス、食べ過ぎや飲み過ぎが原因で起こり、悪化すると胃潰瘍へと移行するリスクがあります。

胃・十二指腸潰瘍

まず胃潰瘍の場合ですが、慢性胃炎が悪化することで起こるケースが多いのが特徴です。
胃粘膜や胃壁が欠損しており、場合によっては貫通するリスクもあります。
胃に穴が開くと胃穿孔(いせんこう)といい、耐えがたい痛みに襲われるほか、胃の内容物が腹腔内へと漏れ出すと腹膜炎になり、そのまま放置していると数日のうちに死に至ります。
ズキズキと重苦しい心窩部痛が引き起こされるほか、胃もたれ、胸やけなどもあります。
食事を摂っている最中や食後に痛みを感じる人が多いのが特徴です。
十二指腸潰瘍については、ストレスやヘリコバクター・ピロリの感染などが原因で発症します。
十二指腸の粘膜が局所的に欠損した状態に陥ります。
シクシクとした感じと表現されることが多い心窩部痛、胃もたれ、胸やけ、吐き気などの症状が引き起こされます。
また、痛みがあらわれるタイミングは起床時や空腹時が多いというのが特徴です。

胃がもたれる

胃がもたれるという胃の症状がある場合、引き起こされている可能性がある病気は複数あります。
病名は胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎、胃腸虚弱ですが、どういう特徴があるのでしょうか。

胃・十二指腸潰瘍

胃潰瘍は胃粘膜や胃壁が、十二指腸潰瘍は十二指腸の粘膜が欠損した状態です。
胃潰瘍の原因は慢性胃炎の悪化、ピロリ菌など、十二指腸潰瘍の原因はストレス、ピロリ菌などが挙げられます。
胃もたれのほか、胃の痛みや胸やけの症状がいずれの病気でも引き起こされるのが特徴です。
なお、胃や十二指腸は穴が開くことがあり、これを胃穿孔(せんこう)や十二指腸穿孔といいます。
口にしたものが外に漏れ出すため、激しい痛みに見舞われるほか、嘔吐、出血などの症状が起こります。
穿孔を放置すると腹膜炎を合併し、最悪死亡するリスクがあります。

慢性胃炎

度重なる胃の炎症で胃粘膜が弱体化し、回復しにくくなっている状態です。
原因としてはピロリ菌、食べ過ぎや飲み過ぎ、慢性的なストレスなどを挙げることができます。
胃もたれの症状が引き起こされるほか、胃の痛み、胸やけ、膨満感、吐き気、ゲップなど、さまざまな症状が慢性的に起こるのが特徴です。
なお、前述したように、慢性胃炎が悪化した場合には胃潰瘍に移行する恐れがあります。

胃腸虚弱

胃腸虚弱(いちょうきょじゃく)としては、胃下垂や胃アトニーを挙げることができます。
正常な位置より下に胃がきていると胃下垂と判断されますが、これといって症状が引き起こされないことがあります。
そのため、無症状であれば病気ではなくただ単に胃が垂れ下がっている状態に過ぎません。
しかしながら、下がり具合がひどいと胃の蠕動運動(ぜんどううんどう)の乱れに繋がり、胃が正常にはたらくなってしまいます。
こうなると胃アトニーという病気になり、胃もたれが引き起こされることになります。
胃もたれだけでも十分に不快ですが、ほかにも便秘や吐き気などの症状が引き起こされる場合があります。

胸焼けがする

胸やけとは、胃の上部から食道にかけて締め付けられたり、じりじりと焼けるような感覚がある症状です。
食道が刺激を受けたり、炎症が発生したり、胃酸の逆流が起こることにより引き起こされます。
胸やけの症状を起こす胃の病気としては、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃食道逆流症・逆流性食道炎を挙げることができます。
胸やけの原因になる病気の特徴について、わかりやすく解説していきます。

慢性胃炎

慢性的なストレス、暴飲暴食、ヘリコバクター・ピロリの感染などが原因で起こる胃の病気です。
胃粘膜の弱体化し、たびたび炎症が起こることで回復が困難になっているのが特徴です。
胸やけのほかには胃の痛み、胃もたれ、吐き気、膨満感、ゲップなどの症状が慢性的に起こります。
慢性胃炎が悪化した場合、胃潰瘍になるリスクがあります。

胃・十二指腸潰瘍

胃潰瘍は慢性胃炎が悪化すると起こることが多く、胃粘膜と胃壁が欠損し、場合によっては穿孔(せんこう)ができることもあります。
胃穿孔で胃の中にあるものが腹腔内へと漏れ出すと、腹膜炎を合併し、すぐに処置しないと死亡するリスクがあります。
胸やけのほかには胃もたれ、胃の痛みなどが引き起こされるのが特徴です。
十二指腸潰瘍は、ストレスやヘリコバクター・ピロリの感染が原因で起こる病気です。
胃液(塩酸、消化酵素、粘液)のバランスが悪くなり、十二指腸が消化されてしまい、部分的に粘膜の欠損が起こっています。
主な症状としては胸やけをはじめ、胃もたれ、吐き気、胃の痛みなどが引き起こされます。

胃食道逆流症・逆流性食道炎

食べ過ぎや飲み過ぎを繰り返していたり、肥満体型であったり、年齢が高まったりすると、胃酸の逆流が起こりやすくなります。
胃食道逆流症は食道の炎症が起こらないのに対し、逆流性食道炎は炎症が起こるというのが違いです。
胸やけの症状をはじめ、胸のつかえ感やノドのつかえ感などが引き起こされることになります。

吐き気がする

吐き気とは悪心(おしん)といい、口にしたものを吐き出しそうになる症状のことをいいます。
これに対し、口にしたものを吐き出してしまう症状のことは嘔吐(おうと)といいます。
飲み過ぎや食べ過ぎ、乗り物酔い、妊娠などしばらくすると治まると思われがちですが、深刻な病気が原因で引き起こされている可能性があるため注意しなくてはいけません。
吐き気の症状が引き起こされる胃の病気としては急性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、腹膜炎が挙げられます。
それぞれの病気の特徴について取り上げていきます。

急性胃炎

急性胃炎はヘリコバクター・ピロリの感染、ウイルス、食中毒、アレルギー、ストレス、食べ過ぎや飲み過ぎなどにより発症します。
これらのことが原因で、胃粘膜のただれが起こり、心窩部痛(しんかぶつう)といってみぞおちのあたりが急激に痛むほか、下痢、嘔吐、吐血、下血の症状も吐き気以外に引き起こされるのが特徴です。

胃・十二指腸潰瘍

ストレス、ヘリコバクター・ピロリの感染、非ステロイド性鎮痛剤などにより引き起こされます。
胃や十二指腸には粘膜がありますが、これが塩酸や消化酵素におかされることで、部分的に欠損した状態になる病気のことをいいます。
食事中~食後に心窩部痛を感じるのが胃潰瘍で、十二指腸潰瘍は起床時や空腹時の心窩部痛があり、食後には痛みが解消されるのが特徴です。
吐き気の症状のほかにはこうした痛みがあるだけでなく、胃もたれ、食欲不振といった症状も引き起こされます。

腹膜炎

腹膜が細菌におかされることにより炎症を引き起こす病気のことをいいます。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんなどの病気により穿孔(せんこう)と呼ばれる穴が開いたり、腸閉塞により組織が一部壊死することなどが原因です。
吐き気が主な症状ではなく激しい腹部の痛みですが、ほかにも嘔吐、高熱、呼吸障害などの症状が引き起こされます。
腹膜炎を放置している場合には数日間経過すると死に至るリスクがあるので、すぐに適切な処置を施さなくてはいけません。

膨満感がある

膨満感(ぼうまんかん)とは、胃が膨らむことでお腹の張りを感じ、圧迫感がある胃の症状の一つです。
飲食物の摂り過ぎなどが原因で引き起こされますが、胃の病気によっても起こるのが特徴です。
具体的な病名としては急性胃炎、慢性胃炎、胃下垂や胃腸虚弱を挙げることができます。
これらがどういう病気なのかについて順番に触れていくことにします。

急性胃炎

飲食物の摂り過ぎ、ストレス、食中毒、ウイルスやピロリ菌の感染、アレルギーなどにより胃粘膜がただれを起こし、みぞおちのあたりが痛む心窩部痛(しんかぶつう)などを起こします。
胃が正常に機能しなくなるため、膨満感の症状が起こります。
さらには吐き気や嘔吐、吐血、下血、下痢なども引き起こされることがあります。

慢性胃炎

ヘリコバクター・ピロリ菌の感染、非ステロイド性抗炎症薬、慢性的なストレスなどが主な原因として挙げられます。
急性胃炎は安静にしていると数日で治りますが、慢性胃炎は胃粘膜が弱まっており、度重なる炎症のせいで回復しづらくなっているのが特徴です。
膨満感は慢性胃炎の主な症状の一つではありますが、ほかにも胃の痛み、胃もたれ、胸やけ、吐き気、ゲップなどの症状が慢性的に引き起こされます。
なお、慢性胃炎の悪化により胃潰瘍を招くリスクがあります。
さらに胃潰瘍により胃穿孔(いせんこう)といって穴が開いてしまうと、胃の内容物が腹腔内へと漏出し、放置すると命を落とす恐れがあるのです。

胃下垂・胃腸虚弱

胃が一定の位置まで下がってしまうと胃下垂と判断されます。
胃下垂自体は症状がなければ病気ではありませんが、あまりにも位置が下にくると胃の蠕動運動(ぜんどううんどう)がスムーズに行われなくなります。
蠕動運動に悪影響が及ぶと胃の働きが鈍くなり、胃腸虚弱の状態に陥ります。
胃腸虚弱の状態になった場合には、膨満感の症状が起こるほか、胃もたれ、吐き気、便秘なども引き起こされることになります。

食欲不振

食欲不振(しょくよくふしん)とは、食事を摂りたいという欲求、つまり食欲がわかない症状のことをいいます。
ストレス、過労、薬の副作用などが原因で食欲不振になったり、胃の病気によっても食事を摂りたいという気持ちになれなくなることがあります。
食欲不振が起こる胃の病気としては慢性胃炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃がんを挙げることができます。
これらがそれぞれどういった病気なのかを解説していくことにします。

慢性胃炎

急性胃炎が3日程度安静にしていると症状が落ち着くのに対し、慢性胃炎は文字通り、慢性的な症状に悩まされ続ける治りにくい病気です。
大抵の場合はヘリコバクター・ピロリ菌の感染により起こるといわれていますが、ほかにも非ステロイド性抗炎症薬を使用した場合の副作用、溜め込まれた蓄積などにより慢性胃炎は起こります。
胃の痛み、胃もたれ、胸やけ、膨満感、吐き気、ゲップなどの慢性的な症状が引き起こされることから、食欲不振の状態になります。
それだけならまだしも、病状の悪化によりさらに深刻な胃潰瘍に繋がる心配もあるのです。

胃・十二指腸潰瘍

主な原因としてヘリコバクター・ピロリ菌の感染、非ステロイド性鎮痛剤の使用、蓄積されたストレスなどが挙げられます。
局所的な胃や十二指腸の粘膜欠損が起こりますが、食欲不振をはじめ胃痛、胃もたれ、吐き気などの症状が引き起こされるのが特徴です。

胃がん

発症して間もない頃はこれといった自覚症状がありませんが、進行することで症状が引き起こされるようになります。
食欲不振のほかには心窩部痛(しんかぶつう)、膨満感、吐き気などを挙げることができます。
病状が悪化し粘膜が破壊されてしまった場合には、吐血、下血の症状が引き起こされ、出血による貧血症状を招くケースもあるのです。
胃がんはいろいろながんの中でも多くの日本人が発症している病気です。
主な原因としては塩分量の摂り過ぎ、ヘリコバクターピロリ菌の感染などを挙げることができます。

色々な種類の胃の薬をご紹介しています…

こちらでは色々な症状におススメの胃薬をご紹介しています。
お薬選びの参考にして下さい。

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