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胃潰瘍の原因・症状・検査・治療法など

公開日: : 最終更新日:2016/04/13 胃・食道の病気

胃潰瘍
胃潰瘍はストレスで胃酸と粘液のバランスが崩れることで起こることが多く、胃酸が胃や十二指腸の粘膜を傷付けたり穴を空けたりするのです。
現代社会の代表的な病気の1つです。
以前は男性に起こりやすい病気でしたが、現在では老若男女問わず、多くの方が発症する国民病と言える病気です。
しかし胃潰瘍は、早く治療に取り組むことで簡単に完治させることができる病気です。
症状が出にくい場合もありますが、一般的には病気をうかがわせる様々な症状が出ますので、症状に気がついた時には速やかに病院で治療を受けるようにしましょう。
こちらでは、胃潰瘍に関する色々な情報を詳しく紹介していますので、何らかの異常を感じたら、参考にしていただきなるべく早い対策をお願いいたします。

胃潰瘍とは…

胃粘液が無くなることで、胃壁がただれたり、炎症を起こしたりするなど、現代病の一つとされています。
昔は、男性や50代くらいの更年期の女性に多く見られた病気でしたが、ストレスなどが原因で、若い世代での発症が多くなってきました。
胃潰瘍は、ストレスが大きな要因の一つと言われていますが、睡眠不足や緊張、不安や過労など、現代人が抱える多くのストレスが、胃粘膜を薄くし、胃潰瘍に繋がってしまうのです。
胃潰瘍の原因は、ピロリ菌も関係しています。
ピロリ菌に感染すると、慢性胃炎を発症し、もたれや痛みなどを発症します。
長いことピロリ菌がそのまま胃の中にいると、胃癌を発症する可能性もあります。
必ずしも癌を発症するわけではありませんが、その危険性は高くなります。
ただの胃潰瘍であれば、数日で治る場合もありますが、胃の不快感や痛みなどが酷い場合は、病院で検査を受けることをお勧めします。

原因とは…

胃潰瘍の主な原因は、日々のストレスです。
会社や対人関係での不安やイライラなどが積み重なり、胃潰瘍を起こしてしまいます。
仕事への不安や、同僚や上司などとの関係など、悩む場面も多いと思います。
そういったものが、胃への負担となってしまうのです。
その他にも、暴飲暴食や睡眠不足、過労など、体に過度の負担がかかることによって、胃潰瘍になってしまいます。
暴飲暴食や睡眠不足などがあると感じている方は、まずはそこから見直してみましょう。
過労の場合には、しっかりとした急速が大事です。
1~2日でも良いですので、早く眠り、早く起き、しっかりと食事を取って、ゆっくりと1日を過ごして見ましょう。
疲れているからといって、寝だめをするのはお勧めできません。
規則正しい生活が、一番大切だということを、心に置いてください。
不規則な生活は、体を壊しやすい状況を生み出します。
胃潰瘍にならないためにも、ストレス発散法を見つけたり、しっかり休むなど、体を労わってあげることが大切です。

症状とは…

胃潰瘍の症状には、みぞおち周辺の痛みや不快感、吐き気、食欲不振、背中の痛み、吐血など、現れる症状は様々です。
短期で治る場合もありますし、長い期間、上記のような症状に悩まされる場合もあります。
痛みが酷くなると、食事を取ることもままならなくなりますし、胃に何も入っていない状態での吐き気は、何もはくものがない状態ですので、酷く苦しいものです。
また、さらに状態が悪化すると、吐血までしてしまう可能性も高くなりますから、なるべく早くに症状を緩和する必要があります。
胃潰瘍は、軽度であれば、数日で自然に治る場合や、市販薬で症状が治まる場合もありますが、数日経っても良くならなかったり、市販薬を呑んでも症状が緩和されない場合には、病院での診断が必要になるでしょう。
初めの内は、市販薬などを飲まれるのが良いと思いますが、市販薬を暫く続けてみても、症状が改善しないようであれば、すぐに病院に行って検査をされることをお勧めします。
胃潰瘍の症状を抑えるためにも、痛みや不快感などがある場合には、胃に負担のかからない食事を心がけましょう。
激しくやまない内に、胃への負担を軽減するようにしたいですね。

検査とは…

胃潰瘍の検査は、まずは医師の問診を行い、レントゲン検査、胃カメラ、などの検査を行います。
この他にも、患者さんの状態に合わせて、他の検査をされる場合もあります。
問診では、普段の生活状態や、喫煙、飲酒などについて聞かれるでしょう。
不規則な生活や偏った食事、喫煙、飲酒は、胃潰瘍の原因となり得るからです。
まず、胃カメラでの検査。
胃カメラで、胃潰瘍の状態をチェックしていきます。
口から入れるのがどうしても辛いのであれば、吐き気などが少ない、鼻から入れる内視鏡検査もありますので、医師と相談してみましょう。
次に、レントゲン検査。
レントゲン検査では、胃潰瘍の大きさ、その周りの胃壁の状態などを見ます。
バリウムを飲み、細かくチェックしていきます。
上記のような胃潰瘍の検査を行う際、胃を空にしておかなければいけません。
検査を行う前の晩9時ごろ(病院によって、指定される時間は変わります)からは、食事は元より、水や喫煙も禁止になります。
医師の指示に従い、次の日、スムーズに検査を行える状態にしておきましょう。

治療とは…

様々な治療を行っていきます。
胃潰瘍の薬物療法で使用される主な薬は、H2プロッカーという酸分泌抑制薬を使用します。
大切なのは、自覚症状がなくなったからといって、自己判断で薬の服用を中止してしまわないことです。
医師に言われた期間、しっかりと服用してください。
この他に、ストレスや生活習慣の改善を行うことで、胃潰瘍の治療を行っていきます。
ストレスや生活習慣の乱れが大きな原因の一因となる胃潰瘍は、それらを見直していくことで、改善していくことが出来ます。
また、質の良い睡眠とバランスの取れた食事など、規則正しい生活が大切になります。
アルコールや喫煙、カフェインの取りすぎなどは、胃に負担をかけやすいですので、控えることが必要になります。
食事療法は、香辛料、高脂肪食を避け、暴飲暴食をしないよう心がけます。
一日3回、バランスよく摂取することが大切です。
胃潰瘍は、酷くなると外科的手術が必要となる場合もあります。
そうなる前に病院を訪れ、薬物治療などで改善していきましょう。

胃潰瘍の合併症…

胃潰瘍の合併症として上げられるのは、出血、穿孔、狭窄などです。
出血は、その名の通り、潰瘍部から多量に出血してしまう状態です。
その為、吐血したり、血液の混じった便が出たり、貧血になったり、といった症状があります。
お腹を大きく開くような手術ではなく、内視鏡で行う場合が多いそうですので、体への負担も少ないでしょう。
穿孔は、潰瘍が深くなり、穴が開いてしまった状態です。
穴が開くと、腹膜炎になってしまい、腹痛や吐き気などの症状が現れます。
腹膜炎は、激しい痛みを伴うと言います。
すぐに手術が必要になるでしょう。
胃潰瘍による狭窄は、胃と腸を繋ぐ間にある、幽門という部位にしこりのようなものが出来、狭くなってしまうことによって、食べ物が腸へと行かなくなってしまう状態です。
手術によって、幽門の筋肉を切開し、狭くなってしまった部分を広げます。
胃潰瘍の合併症は、危険な場合が多いですので、変わったことがあれば、すぐに担当医に相談しましょう。

色々な種類の胃の薬をご紹介しています…

こちらでは色々な症状におススメの胃薬をご紹介しています。
お薬選びの参考にして下さい。

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