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食道良性腫瘍の原因・症状・治療

公開日: : 最終更新日:2015/04/07 胃・食道の病気

食道良性腫瘍
食道良性腫瘍とは、この言葉が示すとおり食道に発生した良性の腫瘍のことをいいます。
一口に良性腫瘍といっても、平滑筋(へいかつきん)腫瘍、嚢腫(のうしゅ)、ポリープ、乳頭腫、線維腫、血管腫、脂肪腫など、さまざまな種類を挙げることができます。
なお、この中で割合として高いのは平滑筋腫瘍であり、全体の50%以上にものぼるといわれています。
同じ食道に発生する食道がんと頻度を比較した場合、食道良性腫瘍のほうがかなり低いのが特徴です。

食道良性腫瘍の原因

現状において、食道良性腫瘍の原因は明らかになっていません。

食道良性腫瘍の症状

食道良性腫瘍の症状ですが、これは腫瘍の大きさによって異なります。
小さい状態の腫瘍の場合、特にこれといった症状が起こりません。
無症状のまま悪化していくため病気に気がつかないことも多いのですが、腫瘍が大きくなるにつれて嚥下困難、胸やけ、胸の圧迫感といった症状が引き起こされるようになります。
それから、腫瘍の表面に潰瘍ができるケースもあります。
出血の症状を伴うことがありますが、出血量が非常に多くなることもあるため注意が必要です。

食道良性腫瘍の検査と診断

食道良性腫瘍かどうか調べるためには、食道造影検査、食道内視鏡検査が行われるほか、超音波内視鏡を使用することによる組織検査が選択されることもあります。
診断は内視鏡下生検組織診により診断が確定されることになります。

食道良性腫瘍の治療の方法

小さい良性腫瘍の場合は経過観察だけのことがありますが、症状がある場合には切除します。
また、大きくなりそうな食道良性腫瘍や確定診断ができないものに関しても切除することになるでしょう。
小さい腫瘍は内視鏡的切除術で治療し、大きい腫瘍は胸腔鏡下(きょうくうきょうか)手術や開胸(かいきょう)手術を行います。
出血のリスクがある食道良性腫瘍の場合には、内視鏡的硬化療法、外科的治療が選択される形になるでしょう。

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