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減酸症/無酸症の原因・症状・治療

公開日: : 最終更新日:2015/04/07 胃・食道の病気

減酸症/無酸症
減酸症、無酸症とは、いずれも胃粘膜の塩酸の分泌が減少する胃の病気のことをいいます。
胃粘膜の塩酸は胃酸のことを意味していますが、分泌量が減少する病気を減酸症と呼び、無酸症の場合には、胃酸が一切ない状態で起こる胃の病気のことをいいます。

減酸症/無酸症の原因

減酸症や無酸症の原因は複数あります。
まず、胃の手術を受けたあとに胃酸の分泌低下が起こり病気になるケースがあります。
それから、慢性胃炎の萎縮性胃炎、胃がんが原因となりこれらの胃の病気を引き起こすこともあります。
なお、萎縮性胃炎は悪性貧血をはじめとする貧血の人にも起こるため、これも減酸症や無酸症の原因になります。
そのほか、これは無酸症に限定的ですが、水様性下痢(WDHA症候群)、低カリウム血症が原因となります。

減酸症/無酸症の症状

減酸症や無酸症の人は、消化吸収障害の症状が引き起こされるほか、腸炎にかかりやすくなるのが特徴です。
消化吸収障害になると慢性下痢、脂肪便、体重の減少、腹部膨満感、全身倦怠感、貧血、むくみなどの症状が引き起こされることになるでしょう。
また、腸炎にかかってしまった場合には、腹痛、下痢、血便、嘔吐、吐き気といった症状が起こることになります。

減酸症/無酸症の検査と診断

減酸症や無酸症であるかどうか調べるには、胃液検査が選択されることになります。
この検査はヒスタミンかガストリンの注射を行い、チューブを使用し胃液を採り出す方法です。
採取した胃液を調べることにより、胃酸分泌能の測定を行い診断します。

減酸症/無酸症の治療の方法

治療としては、薬の服用を行うことにより塩酸を補充する方法がとられます。
それから、薬物療法以外では胃酸の分泌を促進する食事療法が選択されるでしょう。
胃酸分泌を促す香辛料、コーヒーなどは多くの病気では制限されがちですが、適量摂取しても構いません。
お酒も適量であれば問題ないといわれています。
しかしながら、動物性脂肪を摂ることは禁じられたり、タバコを吸うことはやめなくてはいけません。

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